ニュース

あの無料API「ExcelAPI」が「Google スプレッドシート」に正式対応

Web上のさまざまなデータをインポート、日時・数値の計算や文字列加工なども

「ExcelAPI」のWebサイト

 「Microsoft Excel」と組み合わせて利用できるフリーのWeb API「ExcelAPI」が12月18日にアップデートされ、「Google スプレッドシート」に正式対応した。

 「ExcelAPI」は、さまざまなデータをインターネット経由で「Excel」へ手軽にインポートできるようにしたWebサービス。たとえば郵便番号から住所を引いて取り込んだり、法人の名前から番号や基本情報を取得するといったことが可能。日時や数値の計算、日本語を含む文字列の加工、辞書や翻訳サービスへの問い合わせも行える。利用は無料だ。

 これらのデータやサービスは一般に公開されているものや、作者が自動生成したデータをもとにしているため、著作権上の問題はなさそうだ。また、JSON形式のレスポンスを「Excel」で扱いやすいデータへ変換することもできるので、アイデア次第で幅広いWebサービスを「Excel」と連携させられるのも魅力といえるだろう。

 「ExcelAPI」は名前のごとく「Excel」を対象としており、「Google スプレッドシート」で利用するには工夫が必要だったが、今回のアップデートで正式な対応がアナウンスされた。「Excel」の場合は「Excel 2013」以降で利用できる「WEBSERVICE」関数で「ExcelAPI」を呼び出すが、「Google スプレッドシート」では「IMPORTXML」関数を用いることになる。また、XPathには「.」を指定する必要がある。

「Google スプレッドシート」で「ExcelAPI」を利用した様子