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閲覧ページのURLをQRコードで共有 ~デスクトップ版「Vivaldi 3.5」が正式リリース
タブの操作性やストリーミングサービスとの互換性も向上
2020年12月10日 06:45
ノルウェーのVivaldi Technologiesは12月8日(現地時間)、デスクトップ向け「Vivaldi」の最新版v3.5を正式公開した。閲覧ページのURLをアドレスバーのボタンからQRコード化し、モバイルデバイスなどと簡単に共有できる機能が追加されたほか、タブや動画・音声の再生などの機能が強化されている。
QRコードの生成機能は初期状態で無効化されている。利用したい場合は、[設定]ダイアログの[アドレスバー]セクションにある[QRコード生成]オプションを有効化しよう。アドレスバー右側にQRコードを生成するボタンが追加されるはずだ。
タブの管理では、リンクをクリックしてすぐに新しいタブを開くのではなく、バックグラウンドで開いておくオプションが追加されたほか、バックグラウンドでタブを複製する機能が追加された。また、タブスタックのポップアップサムネイルを改善。ページタイトルやサムネイルに加え、ドメインも表示されるようになった。サムネイルも改善されており、タブが大量にスタックされていても快適にサムネイルを一覧できる。
メディア再生では、DRM(デジタル著作権管理)の扱いを改善。“Widevine”の証明書キーを必要とするストリーミングサービスでも動画を再生できるようになった。
そのほかにも、メニューや言語設定が強化された。日本語圏の広告ブロッカーリスト“280blocker”がデフォルトで搭載されなくなったが、代替フィルターが利用できるという。
デスクトップ版「Vivaldi」は、“Presto”エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。
ソフトウェア情報
- 「Vivaldi」
- 【著作権者】
- Vivaldi Technologies AS
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.5.2115.71(20/12/08)