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NASA、3D地球儀アプリ「NASA World Wind」のWeb版をリリース ~オープンソースで公開

欧州宇宙機関の協力を得て「Node.js」で開発、サンプルのフロントエンドも体験可能

「World Wind Explorer」

 アメリカ航空宇宙局(NASA)は5日(現地時間)、「Web WorldWind」v0.9.0を“GitHub”で無償公開した。NASAが公開している3D地球儀アプリ「NASA World Wind」のWeb版で、今回が初めてのリリースとなる。

 「Web WorldWind」は、NASAが欧州宇宙機関(ESA)の協力を得て開発したオープンソースのJavaScript API。ライセンスは“Apache License, Version 2.0”となっている。高解像度な地形イメージを含むさまざまな地理情報を提供し、3Dの仮想地球儀または2Dのデジタルマップを作成するのに役立てることができる。ESAの「Copernicus Sentinel」アプリ(iOS/Android)のバックボーンとしても利用されているという。

 「Web WorldWind」は「Node.js」で開発されており(LTS版v6.9.2で動作)、導入にはパッケージ管理システム「npm」が利用可能。サンプルとなるフロントエンドアプリ「World Wind Explorer」のソースコードも含まれており、以下のブラウザーでテストされているという。

  • Google Chrome 61.0(Android版を含む)
  • Mozilla Firefox 56.0
  • Apple Safari 11.0(iOS版を含む)
  • Microsoft Edge 40.0
  • Microsoft Internet Explorer 11

 「World Wind Explorer」は“explorer.worldwind.earth”で実際に体験することも可能だ。

フロントエンドアプリ「World Wind Explorer」を体験