新札(ピン札)とは、まだ1度も使われていないお札のこと。結婚式のご祝儀や出産祝い、入学祝い、お年玉などをあげるときには、新札を用意するのがマナーです。
ただ普段は新札ってほとんど使いません。そのため、いざ必要になったとき、新札の入手に苦労することも多いですよね。そこで新札を入手する7つの方法をまとめました。
目次
1.銀行で両替してもらう
新札を入手する最も確実な方法は、銀行で両替してもらうことです。銀行に行くと両替用紙があるので、備考欄に「新札」と記入して窓口に出しましょう。用紙を出すときに「新札に両替してください」と言ってもOKです。
ただ基本的に銀行の窓口が開いているのは、平日の15時までです。結婚式の直前などになって「新札がない」と気づいても、銀行の窓口は閉まっていることが多いので注意しましょう。
また、数十枚程度までの両替であれば手数料はかかりませんが、あまりに多いと手数料がかかることがあります。
2.両替用ATMを利用する
急いでいるのに銀行の窓口が混んでいる…。こんなときにおすすめなのが銀行に設置されている両替用ATMです。
基本的に飲食店などが業務用に利用する機械なのですが、ここでも確実に新札を入手することができます。銀行によって両替ATMの仕様は違いますが、基本的に新札指定をすることができるので、手持ちの旧札を新札に両替することができますよ。
ただ小さな支店ではそもそも両替用ATMを置いていないことも…。その点には注意しましょう。近隣でできるだけ大きな銀行に行くとよいでしょう。
3.郵便局で両替してもらう
以前はできなかったのですが、最近は郵便局でも新札に両替してもらえるようになりました。郵政民営化による変化なのかもしれませんね。窓口で「新札に両替してもらえますか?」とたずねれば、普通に両替してくれます。
ただ調べていると、場所によって郵便局のサービスは異なるようです。結婚式などのお祝いごとに備えて、あらかじめ近くの郵便局で新札を入手できるかを確認しておくとよいしょう。
郵便局の営業時間は各局の事業によって異なるそうですが、集配局であれば基本的に19時まで営業しています。銀行の営業時間に間に合わないという方は、郵便局で新札に両替してもらうとよいかもしれませんね。
4.ホテルのフロントで両替してもらう
結婚式などの場合、ホテルのフロントで新札の両替をお願いしてみるのも1つの手です。
結婚式がある日には新札の需要が高くなるので、ホテルのフロントでは新札を用意してくれていることが多いです。サービス業の鏡だなぁ、と思います。しかも調べてみると、最近では結婚式場やホテルでは新札の両替サービスをしているところがほとんどなんだとか。
新札を事前に入手しておくに越したことはありません。ただ「友人の結婚式なのに、寝坊して新札を準備するどころじゃなかった…」こんなときはホテルのフロントを頼ってみるとよいですね。もちろん、ご祝儀袋は行く途中にコンビニやスーパーなどで買っておきましょう。
5.スーパーなどのお店で両替してもらう
決して確実な方法ではありませんが、ピンチのときにはスーパーなどのお店で新札の両替をお願いしてみましょう。レジが何台もあるようなスーパーなどであれば、そのなかに新札がある可能性も…。
ただ両替NGのお店などもありますし、あまり期待しすぎないようにしましょう。また、両替は本来のサービスではないわけですから、丁寧にお願いをします。できれば数百円程度でも何かを買うという配慮もしたいところですね。
6.コンビニATMで頑張ってみる
「何とか土日にある程度の新札を入手しなければならない!」という方もいますよね。そんな追い込まれた方におすすめなのは、「コンビニATMで預金を限度額まで引き出す」という方法です。
コンビニに設置されているATMは、他のATMよりもコンパクトに設計されています。そのため、できるだけたくさんのお札を入れられるように、しわの少ない新札を使っているそうです。預入れする人もいることを考えると、絶対に新札が入手できるとは限りません。ただ他のATMよりも新札が入手できる可能性は高いんですね。
わたしも1度試してみたことがあるのですが、そのときは20万円引き出したうち、11万円がほぼ新札でした。どうしても新札を入手しないといけないというときには、試してみる価値のある方法だと思います。ATMの手数料には注意してくださいね。
7.会社の経理にたずねてみる
「新札を用意しないといけないんだった!」あなたが勤務中にこう気づいたときは、会社の経理部・総務部に相談してみるという方法もあります。
会社の経理部・総務部はある程度の現金が必ずありますし、急なお祝いごとように新札をストックしていることもあります。あったらラッキーくらいのつもりで、たずねてみましょう。
番外編.旧札をアイロンで伸ばす
どうしても新札を入手できなかった場合の裏技です。手持ちの旧札をアイロンで伸ばすと、それなりに新札のように見えるようになります。
できるだけしわの少ないキレイなお札を用意しましょう。濡らしたタオルや霧吹きなどで軽くお札を湿らせます。あとはさらしやハンカチなど薄い布をあてて、低温でアイロンをかけていくだけです。しわ伸ばしスプレーやアイロンスプレーを使うと、さらに効果がアップしますよ。
お祝いごとでは気持ちを込めて新札を用意します。どうしても新札を準備できないときにだけ、この裏技を使ってみてくださいね。
最後に
いかがでしたか?新札を入手する方法をお伝えしてきました。いざ必要になったときに困らないように、新札の入手方法を覚えておきましょう。また、自宅に何枚か新札をストックしておくのもおすすめです。
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