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【感想】ザ・ゴール
話の舞台は製造業なんだけど、他の分野でも十分通じる内容の本。

組織が大きくなってくると、「この部分は他の部署への依頼が必要で〜」みたいな感じで、知らず知らずのうちに "依存的事象" が発生して、それがボトルネックになってしまうんだけど、中にいるとそれに気づかず、いつの間にか組織のスピードが遅くなってしまう。なんてことはどこでも起きることだと思う。

システム開発では、PERT図なんかはよく意識するけど、それをもう少し広い範囲で考えて、組織のスループットを挙げないといかんよなぁ、ということをあらためて考えた。


以下、読書メモ。

* 金を儲ける事を示す3つの指標
1. 純利益
2. 投資収益率
3. キャッシュフロー

* 3つの指標
お金を儲けるという目標を完璧な形で表すことができ、
なおかつ工場を動かすための作業ルールの設定を可能にする指標

1. スループット
販売を通じてお金を作り出す割合
2. 在庫
販売しようとするものを購入するために投資した全てのお金
3. 作業経費
在庫をスループットに変えるために費やすお金

* 「依存的事象」と「統計的変動」

* 継続的改善プロセス
ステップ1. 制約条件を「見つける」。
ステップ2. 制約条件をどう「活用する」か決める。
ステップ3. 他の全てを [ステップ2] の決定に「従わせる」。
ステップ4. 制約条件の能力を高める。
ステップ5. 「警告!!」 ここまでのステップでボトルネックが解消したら、[ステップ1] にもどる。
ただし、「惰性」を原因とする制約条件を発生させてはならない。



ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
(Amazon)(楽天ブックス)
エリヤフ・ゴールドラット
ダイヤモンド社
発売日:2001-05-18


by fkmn | 2010-12-26 23:36 | 読書記録
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