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【感想】言語設計者たちが考えること
それぞれの言語について、文法に一通り慣れたぐらいの段階で読むと面白いし、その後の学習にも役立つ本だと思う。逆に、その言語について知っている事が無いと、その言語の章を読んでもあまり学ぶ事は無いだろう。僕に取っては、APL とか ML とかの章がそうだった。

通して読んで印象的だったのは、アインシュタインの「できる限りシンプルに、しかしシンプルにしすぎないように」という言葉が複数の人の口から出てきた事。やはり、シンプルさというのは、分野に限らず重要なことらしい。

それから Eiffel 作者の Bertrand の言葉をちょっと長いけど引用
プログラミングで問題なのは、科学と工学を組み合わせる事です。
(中略)
科学の場合は核心に迫る少数の概念が必要ですが、工学の場合は大量の細事、そのほとんどはあまり複雑ではないもののとにかく数が多いので、この大量にある細事に注意しないといけません。決定的な違いとは、片方が少数精鋭で、もう片方には大して難しくないものが大量に存在する事です。プログラミングには面白い事に、両方とも必要になります。
(p.459)

いままでの自分自身を振り返って考えると、プログラミングの科学的側面に興味が偏りすぎていたかもしれないと、ちと反省。


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というわけで、めちゃくちゃ久しぶりのブログ更新でした。これからは、もう少し頻度をあげて更新するつもりですよ。
by fkmn | 2010-11-14 23:09 | 読書記録
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