フランスの知識人−−新世代の登場(2)
www.ideesdefrance.com から昨日の記事で紹介したのは Intellectuels français : une nouvelle génération / French Intellectuals : The New Generation の特集の総説の部分だが、右上のメニューから他の細目記事に行ける。タイトルの中の小見出しは以下のような感じ。最後の2つの記事なんかはリンク集として便利。リンク先も含めてフランス現代思想ニューウェーブ半日ツアーメニュー。
- "Fresh Theory"
- The two founders
- From The Matrix to Jeanne Mass
- Reversed generation
- An old story
- Bohemia and literary circles
- Surreal-/Situation-ists
- The last avantgardes
- Three Currents
- The Politics of Theory
- Minor struggles
- Multitudes and Vacarme
- From Arlix to Renault
- A Return to "French Theory"
- Theory "Re-Imported"
- Lectures politiques
- Theorizing Pop Culture
- Marketing and avant-garde
- Up with indies!
- Activist publishers
- Niche journals
- A digital avantgarde
リンク先などいろいろ見ながら、思わずの比較で、日本の左翼運動や政治的なオルタナティヴ運動のウェッブサイトってなぜ、あんなに美的感覚や機能的デザインに無頓着なところが多いのだろうかと思った。デザインの不統一なスタティックなページに画面いっぱいにでかい字が並んでいるのばかりだと、よほどのことがなければあまり行く気にならない。サーチエンジンで行き着いても、サイト内のリンクがないので上位ページに行けなかったり。あるいは装飾、バナー過多。時代遅れのフレーム。サイト内サーフの心地よさに惹かれて再訪したくなるようなのを作るくらいでないとだめだと思う。思わずプチ署名してしまうくらいの甘い罠を差し出す入力フォームがあるとか。美的な左翼の志向も80年代あたりはまあまああったように思うが、あれは皆サブカルチュアのほうにいってしまったのだろうか。その辺に無感覚でない個人サイトや、はからずも知ったジジェク人気などを見ていると、そういうものを欲する潜在的需要はかなりあるに違いないと思うが。