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走行モードから飛行モードに変形する、トランスフォーマーのようなラジコン模型

Michael Rechtin/YouTube

YouTuberのMichael Rechtin氏は2024年11月19日、地上走行だけでなくドローンとして飛行もするラジコン模型を製作し、その過程を自身のチャンネルに投稿した。4輪で自走し、クワッドコプターに変形する様子は、映画「トランスフォーマー」のメカを連想させる。

組立に必要な100点の部品は、強度と形状を確保すべくCADで設計し、その大部分はカーボンファイバーナイロン樹脂による3Dプリントで製作した。各部品は、ベアリング、ボルト、接着剤などを使って組み立てており、制御用の電子回路やソフトウェアも自作だ。

4輪を持つシャシーは、中央に制御システムを搭載する。走行状態からクワッドコプターに変形する際は、4輪が90度上を向くように変形して回転する。ホイールの回転軸に回転翼を装着しているため、水平になった回転翼によって浮力が発生する。

各種の動きは、6個のブラシレスモーター、2個のサーボモーター、2個のリニアアクチュエータを、自作の制御基板で駆動している。最初の試作機では、3.3kgの重量に耐えられなかった部品が破損したが、部品を再設計して約600gの軽量化に成功した。

最終テストでは、走行形態からクワッドコプターに変形し、空中に飛び上がることに成功している。動画のラストシーンは、川の手前まで自走したトランスフォーマーがクワッドコプターに変形し、川を飛び越えて対岸に着陸する様子で締めくくられている。

fabcross for エンジニアより転載)

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