マクラーレンF1代表 「ホンダとのどん底からほぼ一周してチャンピオン獲得」
アンドレア・ステラは、マクラーレンが2015年にペースから5秒遅れだった状態から、2024年にF1コンストラクターズチャンピオンに輝くまでに完全に軌道修正したと説明した。

ランド・ノリスがアブダビGPで優勝したことにより、マクラーレンは1998年以来となるコンストラクターズタイトルを獲得した。

この勝利は、グリッド後方で最も暗い時代にレースオペレーション部門のトップとしてアンドレア・ステラがチームに加わった2015年のホンダ時代のマクラーレンとは対照的である。

マクラーレンがどのようにして状況を好転させたのかと尋ねられると、ステラ氏は、マクラーレンがどれだけ進歩したかを強調するために、同僚たちに2015年のことをよく話すと語った。

「私がマクラーレンに加わってから今までの2024年シーズン終了時に、チャンピオンシップを祝うということは、ほぼ一周したということだ」とメディアに対してステラは語った。

「2015年のオーストラリアでの初戦では、Q1のラップとポールポジションの間に5秒、Q1のベストラップまで3秒の差があったという事実をチームによく話している」

「我々は全力を尽くした。そして、素晴らしい回復力と信念のおかげで、全力を尽くすことができた」

マクラーレン F1マクラーレンは2015年にグリッドの最後尾にいたときから長い道のりを歩んできた。

タイトル獲得の喜びをマクラーレン経営陣に感謝
また、アンドレア・ステラはマクラーレンのCEOであるザク・ブラウンをはじめ、マクラーレンのタイトル獲得を支える体制を整えた人々にも感謝の意を表した。

「特にザク・ブラウン、ポール・ウォルシュ、そして変化を信じてくれた株主の皆さんに感謝したい」とステラは述べた。

「彼らが徐々に実施してきた変化への信頼が、経営の観点からマクラーレンを非常に堅固な立場に置いた」

「経営の観点から堅固であり、信頼され、必要な投資を実行できるようになったとき、競争が可能になる」

マクラーレンの急速な進歩がチャンピオンシップでの成功を導いた
最後に、ステラは26年ぶりのコンストラクターズチャンピオンシップ獲得というチームの目標を達成するために「非常に高いレベルで」働いた1000人のマクラーレン社員に敬意を表した。

「この輪の最後のピースは、人々によって完成したのだと思う」とステラは説明した。

「人々を解き放つこと。これは私が何度も言ってきたことだ」

「それが何かはわからないが、1000人の人々の目覚ましい進歩を目の当たりにしていない人には、その意味を理解できないかもしれない」

「しかし、1000人の全員が非常に高いレベルで働かなければ、こうした基準、パフォーマンス、業務、信頼性を達成することはできない」

「これが、マクラーレンでこの10年間私たちが経験してきたことだ。しかし、これが最終地点ではなく、これから先にあるさらなる出発点であることを願っている」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム