バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。・当サイトには広告が含まれます。


【ドルコスト平均法は下降トレンド中はやめていい?】

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https://beikokukabu-etf-matome.com/archives/13959279.html

スゥー、ええ

実に味わい深いコメントですね。

「ハハハハハ、実におもしろい(福山〇治風)」

今回は、米国株ETF まとめ速報さんのまとめ「【なんJ投資部】米国株インデックス投資してたやつwww」の中の一つのコメントがおもしろかったので、

そのコメントについての感想と、そこから学ぶべきことをまとめてみました。

「復習」ドルコスト平均法とは

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ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法です。

この手法で金融商品を購入し続けた場合、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。

AXA 人生100年の歩き方より


【ポイント】

過去記事で何度か解説した通り、ドルコスト平均法は一括投資と比較すると、特段有利とは言えない戦略です。

また、購入単価が上がってくる資産形成後期にはそのリスクを抑える効果は薄れてきます。

個人的には一括投資派で、理屈的には一括の方が合理的だと思います(今回の論点とはズレますので過去記事参照)

しかしながら、ドルコスト平均法は、一般的なサラリーマンの給与体系にすごく合いますし、

投資を続ける習慣作りや株価や市場に左右されずに投資を継続するための方法としては良いと思っています。

そして、ポイントとしては、

画像のような上下を繰り返す横ばい相場や、下落相場の中では、ドルコスト平均法の方が「結果的に」一括投資よりも良い成績となる場合があります。

寧ろ、そういう時にこそドルコスト平均法は光るわけです。

今一括投資できる現金があるのに、あえてドルコスト平均法を採用する方は、

意識しているかどうかは別として、暗に市場が今より下がるという方に賭けている、今よりも後で投資する方がよいと市場タイミングを計っているとも言えます。


【さっぱりわからない(福山風)】

ドルコスト平均法を採用する方は、後で下がる可能性があるからその時に備えて投資タイミングを先送りにし、その時買おうといういう意思決定を(暗に)しており、

ドルコスト平均法は、下降トレンドでこそ威力を発揮するにも拘わらず、

なぜ、下降トレンドで止めてしまうのでしょうか?

これが「底まで待て、タイミングはわかる」というのであれば、(タイミングがわかるという意見にはあまり賛同できませんが)まだ話の筋が通りますし理解できます。

「底値で買えなくても、今より安値で買えれば意味がある」という一説からはタイミングが計れないと言っているようにも感じます。

「タイミングがわからないけれど、将来、下降トレンド中の安値のどこかで買えればいい」であれば、ドルコスト平均法でよくないですか?

と、私は思います。

個人的には最初の一文(2行)と、次の「底値から~」の一文が、矛盾しているようにおもうのですが、よくわかりません。


【イーマクシススリムS&P500のチャート】

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今年4月からのイーマクシススリムS&P500のチャートです。

このコメントがされたのが5月14日、

果たして「明らかな下落トレンド」だったでしょうか。私には横ばいのようにも見えます。

短期の話ならわかりますが、元のコメントがドルコスト平均法の話と今年(2022年)の話なので、2022年で評価をすべきでしょう。

また、ドルコスト平均法をやめようと言ったその直後~1カ月半後の6月後半あたりが買い時だったとも言えます。


【まとめ】

ドルコスト平均法をやめて、預金しておいたのであれば、

もしかしたら、5月~6月の下落など本来ドルコスト平均法なら買えてたはず安値を逃したり、

7月以降はコメント時の価格より高値で投資をすることになってしまったかもしれません。

12月中旬以降まで待てれば安く買えましたが、

ここら辺は結果論的な要素もあるので、まあ後付けでは何とも言えるでしょう。

ただ、過去の研究などを見る限り、多くの方の場合、多少気持ち的に苦しくても、市場タイミングを計らずに、一括投資やコンスタントに投資を継続した方が良い結果になる可能性が高いと思われますし、

そもそもは、無理しなくていい範囲で投資をすることが大切だと思います。

そして、個人的により重要だと思うのは、

このコメントがされた翌営業日から2022年末までのイーマクシススリムS&P500指数のリターンは‐1.21%に過ぎないことです。

約7カ月で‐1.2%の下落を耐えれないのであれば、ドルコスト平均法ではなく、リスク資産への投資はやめて、預金や貯金をした方が良いでしょう。

約7カ月で₋1.2%の下落に騒ぐ必要がどこにあるのでしょうか?

そんな時期にドルコスト平均法の計画を放棄して投資をやめる必要があるのでしょうか?

「明らかな下降トレンド」「無理に投資をしなくても」「一旦、預金」という言葉が飛び交っていても、それは全くあてにはならないということです。

私にも、あなたにも相場は読めません。そしてあなた以外の他人にも相場を完璧に読むことはできないということを覚えておきましょう。

そして、長期投資を続けていれば、どこかで大暴落や景気後退には遭遇するのが当たり前です。

一時的な下落や市場の混乱、長期的な停滞など、せめて過去起きたことくらいのことは(できればそれ以上の危機が)起こり得るのが普通だと、

「予め」十分に想定と覚悟したうえで投資をすることが大切だと思います。

山師さん、とても興味深く、勉強になるコメントありがとうございました。

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