こちらはFP3、逆バンクのカメラマンエリアからの撮影です。最上段にでかい望遠レンズを構えた方から立たないでくれ等と注文をされながら、後ろに居なくなったら立ち上がって、広角レンズを空に構えていました。広角系レンズで、こちらのようにマシンを端っこに置く構図ですと、レンズの構えは空を向けるようになりますので、一見すると「何で空撮ってるんだ」的な滑稽な撮影スタイルになります。ちなみにこちらは1/6秒というシャッター速度でした。曇れば曇るほど、遅いシャッター速度が稼げますね。 さて、こうした頑張る会で撮れるようなスローな写真(広角系)を撮るコツを伝授致しましょう。 カメラの設定が大事ですが、手っ取り早くは以下のようにすると良いでしょう(キャノン系)。 カメラのモードはAv(絞り優先)にして、最大絞り(F22とか)にしておく。 感度のISOを設定出来る最低値にする(100とかLとか)。 ピントはマニュアル(Mモード)にしてあらかじめ路面にピントを合わせておく。 Tv(シャッター速度優先)モードで1/8固定にする手もありますが、それですと、周りが明るくなった時に絞りが追いつけなくなり、露出オーバーになってしまいます。 ISO設定はA(オート)にしていると、感度が上がってしまうことがあるので、最低設定推奨です。 ピントをMにするのには勇気がいるかも知れませんが、AFのままですと、ピントを合わせようとする心理が働いて、どうしても「日の丸構図」になってしまいます。また絞り数値が大きいので、被写界深度が深くなる効果があり、ピント外れはあまり気にならなくなります。 あとは、練習あるのみ!と偉そうに言いたいところですが、練習なんてしなくても良いです。私も練習してません。去年の日本GPから一年間、こういう写真撮っていませんでしたから(笑)ぶっつけ本番でいいので、ただひたすらレンズをマシンに合わせてシンクロさせるように振って下さい。慣れてくるときっと1000枚に一枚位、いや2000枚かも知れませんが、芯の残った写真が偶然撮れると思います。カメラの再生画像を見て、途中で駄目だと思って止めてはいけません。30分でも1時間でも降り続けるのです(笑)帰ってからデータをパソコンで見るのが楽しくなりますよ。 あらかたこんな感じです。では皆さん思い思いのスロー撮影ライフをお楽しみ下さい!
by es-images
| 2016-10-10 18:55
| 2016 日本GP
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