895: 2010/06/10(木) 02:42:52.31 ID:7KaQ0cDO
初春「天使、ですか?」
佐天「そうなんだよ初春! 白いおっきな翼がバッてビュンでさ!」
初春「落ち着いて下さい佐天さん。私にはなにがなにやら……」
佐天「一言で言うと、天使さんマジ天使だったんだよ!」
初春「うぅ、余計に分かんないです」
佐天「天使ってホントにいるんだねー」
初春「……あの、佐天はその天使さんとはどこで出会ったんですか?」
佐天「えーっと、××ビルの脇道だったかな?」
初春「なんでそんな危ない所に居たんですか佐天さん!?」
佐天「いやはや急いでてさ。危ないのは分かってたんだけど、昼間だったしこっちは自転車だったから急いで突っ切れば大丈夫かなって……」
初春「それでなにがあったんでしか?」
佐天「襲われたとかじゃないんだけど、運悪く能力者同士が喧嘩してる所に出会しちゃったんだよ」
初春「あそこはジャッジメントじゃなくアンチスキルもあんまり手を出したくない場所みたいですし、もうそんな危ない所通っちゃ駄目ですよ佐天さん」
佐天「分かってるよぅ。それで私は知らんぷりして通り過ぎようと思ったら、周りの野次馬みたいな人達に見物料だせとか言われて困ってたら」
初春「例の天使さんが現れたんですね?」
佐天「そうなんだよ初春! 白いおっきな翼がバッてビュンでさ!」
初春「落ち着いて下さい佐天さん。私にはなにがなにやら……」
佐天「一言で言うと、天使さんマジ天使だったんだよ!」
初春「うぅ、余計に分かんないです」
佐天「天使ってホントにいるんだねー」
初春「……あの、佐天はその天使さんとはどこで出会ったんですか?」
佐天「えーっと、××ビルの脇道だったかな?」
初春「なんでそんな危ない所に居たんですか佐天さん!?」
佐天「いやはや急いでてさ。危ないのは分かってたんだけど、昼間だったしこっちは自転車だったから急いで突っ切れば大丈夫かなって……」
初春「それでなにがあったんでしか?」
佐天「襲われたとかじゃないんだけど、運悪く能力者同士が喧嘩してる所に出会しちゃったんだよ」
初春「あそこはジャッジメントじゃなくアンチスキルもあんまり手を出したくない場所みたいですし、もうそんな危ない所通っちゃ駄目ですよ佐天さん」
佐天「分かってるよぅ。それで私は知らんぷりして通り過ぎようと思ったら、周りの野次馬みたいな人達に見物料だせとか言われて困ってたら」
初春「例の天使さんが現れたんですね?」
896: 2010/06/10(木) 02:43:18.77 ID:7KaQ0cDO
佐天「なんでそこで言っちゃうかなぁ!?」
初春「へ? あ、すいません……」
佐天「こうなったら初春から春を奪って初飾利って正月っぽくしてやろうか!?」
初春「ひゃーっ! せめて初にして春飾利って花見の季節に合いそうなのにして下さい!」
佐天「なにをぅ!? ええぃ、ならば春と飾を抜いて初利にしてやる!」
初利「WRYYYYY!!」
――――
佐天「ふぅ、なにをやってんだろう」
初春「さぁ、なんだったんでしょう」
佐天「私達って意外とアホなのかな」
初春「そうだったみたいですね」
佐天「話、戻そっか」
初春「そうですね」
佐天「んと、見物料だせとか言われて困ってたら天使さんが間に入ってきてこう言ったんだぁ」
佐天「『止めとけ、関係ねぇお嬢ちゃんを巻き込もうとするのは三流のやることだ』ってね!」
初春「うわーっ、なんか格好いいですね!」
初春「へ? あ、すいません……」
佐天「こうなったら初春から春を奪って初飾利って正月っぽくしてやろうか!?」
初春「ひゃーっ! せめて初にして春飾利って花見の季節に合いそうなのにして下さい!」
佐天「なにをぅ!? ええぃ、ならば春と飾を抜いて初利にしてやる!」
初利「WRYYYYY!!」
――――
佐天「ふぅ、なにをやってんだろう」
初春「さぁ、なんだったんでしょう」
佐天「私達って意外とアホなのかな」
初春「そうだったみたいですね」
佐天「話、戻そっか」
初春「そうですね」
佐天「んと、見物料だせとか言われて困ってたら天使さんが間に入ってきてこう言ったんだぁ」
佐天「『止めとけ、関係ねぇお嬢ちゃんを巻き込もうとするのは三流のやることだ』ってね!」
初春「うわーっ、なんか格好いいですね!」
897: 2010/06/10(木) 02:43:52.05 ID:7KaQ0cDO
――――
佐天「あの、急いでるんで……」
不良「だから金置いてったら通してやるよ」
垣根「止めとけ、関係ねぇお嬢ちゃんを巻き込もうとするのは三流のやることだ」
不良「三流だぁ!? ん、誰だお前? ここら辺じゃ見ねぇ顔だな」
垣根「普段はこんな所通らないからな」
不良「じゃあなんでここに居んだよ?」
垣根「ただ近道だよ。仕事帰りでこっちの道を通った方が早いんでな」
不良「そうかそうか。おーい、そこの喧嘩してるあんた達! このホスト崩れが用あるってよ!」
垣根「あ? なんだと?」
能力者1「おいおいせっかく熱くなってきた所に水指すなよ。で、なんなんだこいつは?」
能力者2「お、乱入か? いいねいいね大歓迎だ!」
不良「こいつ俺らを三流扱いしやがってよ、おまけにここをただの近道とぬかしやがったんだよ」
能力者1「ほぅ。是非詳しく話を聞きたいもんだな」
垣根「てめぇと話す舌なんか持ち合わせてねぇよ」
能力者1「なにぃ?」
佐天「あの、急いでるんで……」
不良「だから金置いてったら通してやるよ」
垣根「止めとけ、関係ねぇお嬢ちゃんを巻き込もうとするのは三流のやることだ」
不良「三流だぁ!? ん、誰だお前? ここら辺じゃ見ねぇ顔だな」
垣根「普段はこんな所通らないからな」
不良「じゃあなんでここに居んだよ?」
垣根「ただ近道だよ。仕事帰りでこっちの道を通った方が早いんでな」
不良「そうかそうか。おーい、そこの喧嘩してるあんた達! このホスト崩れが用あるってよ!」
垣根「あ? なんだと?」
能力者1「おいおいせっかく熱くなってきた所に水指すなよ。で、なんなんだこいつは?」
能力者2「お、乱入か? いいねいいね大歓迎だ!」
不良「こいつ俺らを三流扱いしやがってよ、おまけにここをただの近道とぬかしやがったんだよ」
能力者1「ほぅ。是非詳しく話を聞きたいもんだな」
垣根「てめぇと話す舌なんか持ち合わせてねぇよ」
能力者1「なにぃ?」
898: 2010/06/10(木) 02:44:24.90 ID:7KaQ0cDO
能力者2「俺らが三流ってならお前は五流くらいじゃねーの? はっははは!」
垣根「……あぁ、格付け必要だよな。そうだな……強いて言えば全てが我流になる、だな」
不良「なに意味分かんねぇこと言ってんだ。そんなに自信あるんならとっととその2人と戦ってこいよ」
垣根「あー、面倒だから無理だ」
能力者1「おいおいこっちはわざわざ中断して話を聞いてやったんだ、その態度はあんまりじゃないか?」
垣根「知らねぇよ。そこの不良が勝手に言い出した事だろ」
能力者2「そういやそうだったな。おいお前、余計な横槍入れやがってただで済むと思うなよ!?」ブンッ
不良「ちょ、待てぐあっ!!」
佐天「きゃあっ!!」
垣根「……てめぇらは三流でもなんでもねぇただのクズだな」
能力者1「ほざけ! さぁ次はあんたの番だよ!」ビリッ
――ブワッ!
能力者1「っ!?」
垣根「全てを我流に、俺の未元物質に常識は通用しねぇ」
能力者2「な、なんだこのメルヘン野郎!」ブンッ
垣根「効かねぇんだよ! ちっ、さっきから人の心をチクチク刺しやがって。……おい野次馬共もかかって来いよ! じゃねぇとただ氏にすんぞ!」
野次馬「う、うおおぉぉぉ!!」
垣根「俺がお前らに『非常識』を見せてやる。感謝しろよ?」
垣根「……あぁ、格付け必要だよな。そうだな……強いて言えば全てが我流になる、だな」
不良「なに意味分かんねぇこと言ってんだ。そんなに自信あるんならとっととその2人と戦ってこいよ」
垣根「あー、面倒だから無理だ」
能力者1「おいおいこっちはわざわざ中断して話を聞いてやったんだ、その態度はあんまりじゃないか?」
垣根「知らねぇよ。そこの不良が勝手に言い出した事だろ」
能力者2「そういやそうだったな。おいお前、余計な横槍入れやがってただで済むと思うなよ!?」ブンッ
不良「ちょ、待てぐあっ!!」
佐天「きゃあっ!!」
垣根「……てめぇらは三流でもなんでもねぇただのクズだな」
能力者1「ほざけ! さぁ次はあんたの番だよ!」ビリッ
――ブワッ!
能力者1「っ!?」
垣根「全てを我流に、俺の未元物質に常識は通用しねぇ」
能力者2「な、なんだこのメルヘン野郎!」ブンッ
垣根「効かねぇんだよ! ちっ、さっきから人の心をチクチク刺しやがって。……おい野次馬共もかかって来いよ! じゃねぇとただ氏にすんぞ!」
野次馬「う、うおおぉぉぉ!!」
垣根「俺がお前らに『非常識』を見せてやる。感謝しろよ?」
899: 2010/06/10(木) 02:44:56.91 ID:7KaQ0cDO
――――
初春「その後はどうなったんですか?」
佐天「翼の羽が沢山舞ってたのと煙でよく見えなかったんだけど、多分天使さんの圧勝だったと思う。そしたら呆けてた私に天使さんが」
佐天「『お嬢ちゃんには関係のない光景だ。羽と煙がなくなる前に早く行きな』って抱き抱えられて自転車に乗せられちゃって、気がついたらその場から離れてた」
初春「ほぇー。その天使さんは悪人なのかそうでないのかどっちなんでしょうね?」
佐天「んー分かんない。でも間接的にとはいえ助けてくれたし、少なくとも私には天使に見えたよ」
初春「その天使さんは能力者なんですよね? だとしたらどんな能力なんでしょう」
佐天「無能力者の私には難しい質問だなぁ。あ、でも格好いいお兄さんだったよ」
初春「お兄さんって男の人だったんですか!?」
佐天「そうだけど、どうしたの初春?」
初春「男の人に天使の翼って……」
佐天「あー言われてみれば……でも助けてくれたし、格好いいし私はそれでもオーケーさ!」
初春「オーケーってそんな簡単にオーケーしちゃ駄目ですよ佐天さん!」
垣根「へっくし! あー風邪か? 未元物質で適当に抗体作っておくか」
おわり
初春「その後はどうなったんですか?」
佐天「翼の羽が沢山舞ってたのと煙でよく見えなかったんだけど、多分天使さんの圧勝だったと思う。そしたら呆けてた私に天使さんが」
佐天「『お嬢ちゃんには関係のない光景だ。羽と煙がなくなる前に早く行きな』って抱き抱えられて自転車に乗せられちゃって、気がついたらその場から離れてた」
初春「ほぇー。その天使さんは悪人なのかそうでないのかどっちなんでしょうね?」
佐天「んー分かんない。でも間接的にとはいえ助けてくれたし、少なくとも私には天使に見えたよ」
初春「その天使さんは能力者なんですよね? だとしたらどんな能力なんでしょう」
佐天「無能力者の私には難しい質問だなぁ。あ、でも格好いいお兄さんだったよ」
初春「お兄さんって男の人だったんですか!?」
佐天「そうだけど、どうしたの初春?」
初春「男の人に天使の翼って……」
佐天「あー言われてみれば……でも助けてくれたし、格好いいし私はそれでもオーケーさ!」
初春「オーケーってそんな簡単にオーケーしちゃ駄目ですよ佐天さん!」
垣根「へっくし! あー風邪か? 未元物質で適当に抗体作っておくか」
おわり
900: 2010/06/10(木) 02:46:21.15 ID:7KaQ0cDO
垣根×佐天を目指したらこんな無難な形になってしまった。いつも通り誤字脱字は脳内補完でお願いします
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります