こんにちは。Developer Contentチームの矢崎です。LINE株式会社でテクニカルライターとして働いています。LINE社内で大評判のテクニカルライティング講座をブログにまとめてみたシリーズも第3弾になりました。(第1弾、第2弾もぜひ読んでください!) 今回の記事では、以下のようにトピックが多く集まったときに「自分が書いたトピックを(その情報が不要な人に)読ませないためのコツ」を説明します。具体的には、順番に気を配ったり、情報の分類を気をつけたり、タイトルを工夫したり、という話をします。 ※図のカード1個が1トピックです。この図ではトピックが6個あります。 全部読んでもらおうとしていませんか? おそらくほとんどの人は、ほかの人の文章を読むときに、必要そうな文だけピックアップして読んだり、タイトルだけで内容を判断したつもりになったりすると思います。検索エンジンで検索したときに、表示された内容だけで、文章の内容を推測して読むか読まないか決めますよね。そういう感じです。 一方、自分が書いた文章は、ほかの人に1文字も逃さずに読んでもらえることを期待していないで しょうか? みなさ
こんにちは、Developer Contentチームの矢崎です。LINE株式会社でテクニカルライターとして働いています。先日、このLINE Engineering Blogで「LINE社内で大評判のテクニカルライティング講座で説明した内容をあらためてブログにまとめてみた」というタイトルで、1文を書くときに気をつけていることや手法について紹介しました。 前回の記事を簡単にまとめると「たくさんの文案を書いて、一番良さそうなものを選択することがとても大切です」という話を多くの例文を使って説明しました。まだ読んでいない方はぜひ読んでみてください。 今回の記事は、第2弾です。次のステップとして「1文では説明が終わらない文章をどのように組み立てていくとわかりやすいか」という話を、以下のような文章を例に説明していきます。 ここでは、このくらいの情報量の文章を「トピック」と呼びます。 第2弾を最後まで読むと、「トピック」を書くときにどのような点に注意すると、わかりやすくなるかと いうことが理解できます。 早速、タイトルの話から始めましょう! タイトルを付ける まず、適切なタイトルを付けることの重要
こんにちは、Developer Contentチームの矢崎です。LINE株式会社でテクニカルライターとして働いています。今日は、私が1文を書くときに気をつけていることや手法についてお話しします。 そして、この書き出しは、6月にmochikoさんが書いた「LINEの社内には「テクニカルライティング」の専門チームがあります」という記事のオマージュになっています。mochikoさんが書いた記事ですごいpvをたたき出したそうなので、人のふんどしで相撲を取ってみようという作戦で始めてみました。 この記事ではLINE社内で私が講師を務めた「LINE社内で大評判のテクニカルライティング講座」に沿って、わかりやすい1文を書くコツを紹介しています。 どれくらい大評判だったかというと、2日間4セッションでしたが、エントリー数はのべ1000人を超え、実際の参加人数はのべ約900人。アンケート の回答は以下のとおり、のべ454人。そして、アンケートに答えてくれた全員が「期待以上に面白かった」または「面白かった」と答えてくれました。正直、「面白くなかった」「期待外れだった」が0だったことに驚きました。 ※ 1