外道の歌 : 特集

2024年12月16日更新

【鑑賞は自己責任で願います】強姦、児童虐待殺人、
一家洗脳殺人…警察が“解決”してくれない事件を、
窪塚洋介×亀梨和也が徹底的に《復讐&拷問》します…
【“ここでしか”見られない地上波絶対NGの狂刺激作】

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安心・安全に飽きたら、ここに来い――。



12月6日からDMM TVで配信されている「外道の歌」(全6話)は、地上波では到底、容認されない過激な描写に満ち、視聴者の予想を当たり前みたいに超えるシーンが画面を覆い尽くす。「ここまでするか」。僕はひたすら圧倒されていた……。

アイドル志望の女性を、“プロデューサー”を名乗る男が強姦する。子どもが衰弱死するまで虐待した男が逮捕されるも、その男は出所後に、あろうことか「子を愛していた」と自伝本を出版する。悪党どもが平凡な一家を洗脳し、乗っ取り、家族同士で殺し合いをさせる……。

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タブーともいえる“胸糞が悪い衝撃事件”をベースに、犯人に惨たらしい復讐・制裁を加える主人公たちの暗躍を通じ、“猛毒を飲みくだす快感”を与える唯一無二の“狂刺激作”

「次に観る作品」を探す“あなた”にぜひオススメしたい渾身の一本だが、いかんせん内容が内容なので、観るかどうかは自己責任でお願いしたい。それでも――刺激を求めてやまない人に向け、本作の魅力をお伝えしていく。

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【予告編】

【観るかどうかは自己責任でお願いします】地上波で
流せない…復讐と拷問。全身に“猛毒の快感”駆け巡る

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[物語]強姦、児童虐待殺人、一家洗脳殺人。“復讐屋”が法で裁けぬ犯人=吐き気を催すクズどもに、いきすぎた拷問・制裁を与える…
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「俺たちは正義の裁判官でも、道徳を説く教師でもない。ただの復讐屋だ」

鴨ノ目武(通称:カモ)と島田虎信(通称:トラ)は、一見何の変哲もない「カモメ古書店」を営んでいる。しかしその裏では、凄惨な事件により、耐え切れない悲痛な思いを背負った被害者や遺族の代わりに、法の裁きから逃れた加害者へ、壮絶な復讐を行っていた。

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登場する事件や加害者たちは、目を覆いたくなる実際の事件をベースに描かれている。誰しも一度は考える「殺してやりたい相手を、死ぬより辛い目にあわせる」を、とことんシビアに、果てしなくドライに描破する極上のクライムサスペンスである。


[何を感じるか]ぬるい世の中で、とにかくエグいものが欲しい?
それなら本作はオススメだ…恐怖と快感を知り尽くす名匠・白石晃士監督×「大脱出」などのDMM TVがおくる、強刺激を超えた異例の“狂刺激作”
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具体的な鑑賞レビュー・感想は記事後半に譲るが、「本作を観て得られるもの」を簡単に解説しておこう。

得られるもの、それは猛毒だ。加害者への拷問・制裁シーンは直視できないほどエグく描出され、日常では絶対に観られない“拷問によって命が潰える過程”を目撃できる。

倫理的に問題がある、と思いながらも、クズどもが因果応報とばかりに成敗される様子に、どうしようもない高揚を感じ、禁忌を犯したような“後ろ暗い快感”がたちまち全身を駆け巡るのだ。

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監督は、「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」「サユリ」などの話題作・傑作ホラーを手がけ、人間の恐怖と快感のスイッチを知り尽くす白石晃士。そして芸人・クロちゃんの首から下が土に埋まったビジュアルで世間を震撼させた「大脱出」シリーズを放ったDMM TVがタッグを組み、“地上波テレビでは絶対に容認されない狂刺激作”を生み出した。

昨今は映画やドラマでも“安全・安心”であることが尊重され、以前と比べると“気軽に観られる作品”が増えているのかもしれない。それはそれでいいことだ。しかしその反動で、強い刺激を求める人々が多くいることもまた確か。

和やかなコンテンツに飽きた人はぜひ摂取すべき。それが本作「外道の歌」である。


[深淵を覗き込むとき、深淵もまたあなたを覗いている]
観てみたい、でも、どうしよう…迷っているなら、第1話無料視聴でご判断を
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興味はあるけど、ちょっと怖い――二の足を踏んでいるなら、以下の動画にご注目。

【「外道の歌」第1話・無料配信】※規約に引っかかるため、過激すぎる描写は削除されています


ただひとつ、Youtubeの規約上、一部の過激描写がカットされていることにご留意を。“本来の刺激”を味わいたい、または続きを観たい人は、DMM TVをのぞいてみるといい――。

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【キャストが尖りまくり】主演は窪塚洋介×亀梨和也!
イメージ覆す“ダークナイト”“氷と炎”コンビが最高

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キャストのハマり具合が半端ではない。初共演の主演2人を軸に、そのセンセーショナルな挑戦にフォーカスする。


[窪塚洋介が狂っている]拷問担当のカモ役
全身から隠せない色気が漏れ出る。レイプ魔のケツに熱した鉄パイプ「もう〇〇〇できないねえ」。ああ、冷酷無比がゾクゾクする――
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復讐屋の拷問担当・カモ役に扮するのは窪塚洋介。短髪にサングラス、影の濃い佇まいやロートーンの発話など、どちらかと言うと“静”のキャラクターだが、窪塚のカリスマ性が隠しきれていない。

全身から“色気”が立ち上っており、一挙手一投足から目が離せない。サングラスの奥はどんな目をしているのだろう? レイプ魔の肛門に、ギャンギャンに熱された鉄パイプを押し当て、眉ひとつ動かさず「もうウ●コできないねえ」と言い放つなど、ここまでの拷問ができるとはどんな過去があるのか? 想像が膨らみに膨らみ、気づけばこの男の虜になっているのだ。

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そして冷酷な一面が目立つトラだが、一方で、悪党を法外で裁く“暗黒の騎士(ダークナイト)”としての役割も見逃せない。法の秩序が乱れた社会において、己の力で悪を裁くバットマンの活躍を描き、世界中で絶大に支持される傑作「ダークナイト」(クリストファー・ノーラン監督)と重なる魅力的なキャラクターと言えるだろう。


[亀梨和也が憤っている]クズを捕獲するトラ役
この男は心の底から烈火のごとく怒る。エネルギッシュでダーティーな新境地に、後ろ暗い高揚感がみなぎる――
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トラの相棒であり、肉体的才能を活かしクズを捕獲するトラ役には亀梨和也。爽やかな印象の強い亀梨だが、30代後半を迎えキャリアの脂が乗り切る今、イメージを覆す“エネルギッシュでダーティーな役どころ”に身を投じた。

「俺はこういうクズ野郎を殺すために生きてるんや」。トラは復讐屋ではあるが根はアツく、クズの行いに対しマグマのような怒りをあらわにする。ここまで本気で怒ってくれるならば、被害者や遺族も浮かばれるだろう、と思うほどに。

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意外なほど常識人の一面もあるため、視聴者は自然と、トラの視点で物語を見つめることに。相棒のカモを知り尽くしていると思いきや、冷酷にすぎる一面を目の当たりにしドン引きするなど、完璧なバディになりきれていない関係性が絶妙だ。

カモが氷なら、トラは炎。大ヒットした「RRR」ばりの“氷と炎”の活躍を、とくと御覧じろ。


●各話に登場のゲストも、皆“善悪のタガが外れている”――観てはいけない世界を観る覚悟は、もう決まったか?
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そのほかのキャストも、映画好きなら「よくぞこの陣容に!」と拳を突き上げたくなる面々ばかり。

両親と従姉妹を殺されたことをきっかけに、トラとカモに依頼を持ちかける奈々子役の南沙良の、聡明な芝居が心地よい。さらに「レディ・プレイヤー・ワン」の森崎ウィンが、夢にまで出てきそうな恐ろしい存在感をみせ、馬場ふみか溝端淳平ら多士済々が窪塚洋介&亀梨和也の前に立ちはだかる。

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ほか、第1話ゲスト出演の赤間麻里子(「検察側の罪人」「ヘルドッグス」のリーゼント姿が異彩を放ち、最近はSNSで2億回再生されたショート動画「年齢確認」で話題に)など、脇の脇まで「そうきたか」と唸るキャスティングで、揃いも揃って善悪の彼岸をさまよう異様な芝居を見せつけている。

画面に刻み込まれるのは、観てはいけない世界――飛び込む覚悟はできただろうか?



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【実際に観た】どこまで過激? 開始5分で予想超えの
本気に大拍手。本作のためにDMM TV加入を推奨する

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特集の最後に、ここまでで触れていない“良さ”をレビューで紹介。映画.comスタッフが実際に鑑賞し、感じたことを忖度なしで綴っていく。


●筆者紹介
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●驚きを通り越し“感動すら覚える”ショッキングな描写だらけ…1話だけで「漫画の実写化の成功例」と予感、2話、3話で確信に変わる
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正直、鑑賞前には「どこまで過激に描ける?」と疑っていた。ところが開始5分で、驚きを通り越して感動するほどのシーンが……実際に観ればわかるが、胃の裏に冷たい汗がツツーッと伝う。

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さらに個人的に「ここ素晴らしい」と拍手した(マジでモニターに向かって拍手した)のが、第1話の制裁。カモが強姦魔の肛門を破壊すると、直後に強姦魔が嘔吐する。耐え難い痛みと、確実な“なぶり殺し”が待っている絶望から、生体反応として“出てしまった”ことが、ありありと描写されていたのだ。

この「細かすぎる」ところにこそ全力を投じる点で、僕は「外道の歌」の本気度に心酔。1話だけで「漫画の実写化の成功例」と予感し、続く2話、3話と観るや確信へと変わっていった――。

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あらゆるショットがバチバチに決まっており、残酷さとスタイリッシュさ、緊張感と“抜けているギャグ”のバランスも優れている。仕事柄、年間でかなりの本数を観るが、1年の最後に「5本の指に確実に入る作品」がやってきたのが嬉しすぎて、勢いあまって同僚に「これはすごいですよ!」と連絡するほどドハマりしていた。


●長年、映画で学んできた倫理観が木っ端みじんに破壊される…しかし不快ではなく快感。そして、残虐の裏にひそむ“愛”に胸を打たれ、まさかの感動も
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古今東西の映画が説いてきた「復讐は何もうまない」というテーゼに「そうだよな」と共感していた自分だが、本作を観て価値観が変わった。

復讐はシンプルにスカッとする。あけすけにそう叫ぶテーマに誠実さすら感じ、これまでの倫理観が木っ端みじんに吹っ飛ぶ音を聞いた。快感だった。だからこそこの感覚は、映画をたくさん観る映画.comユーザーに、強くオススメしたいと思った。

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さらに言うと、復讐の根底には“人の心”がある点もとても好きだ。カモとトラの依頼者は、被害者の母や祖父母など肉親が多い。皆、被害者を心から愛していたからこそ、犯人に死ぬよりもつらい目にあわせたい。そしてその愛にカモとトラも応えるのだ――。

少なくとも僕は、復讐屋と依頼主の共犯関係が、愛でつながっているのだと解釈した。刺激を求めていたのに、いつの間にか目頭がアツくなっている自分に気づき、慌てて目元を拭くハメになった。

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「外道の歌」は猛毒に違いないが、ただ凄惨なだけでない点は、改めて強調しておきたい。DMM TVは「大脱出」を機に加入したが、この「外道の歌」を観るだけでも加入することを推奨するし、本作のような狂刺激作をもっともっと創出してほしい、と応援したくなった。

そうして、僕はまた、窪塚洋介と亀梨和也が演じる復讐屋の拷問シーンを再生するのだった。


「こんなこと、道徳的に許されるはずがない……」

「いいさ、それで。俺は正義の味方でもない、復讐屋だからねえ」

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