ビジネスブログで失敗する7つの理由
最近相談を受けるケースの多いビジネスブログですが、なにかと失敗しているブログを良く目にします。
何が駄目なのといわれるとそれはもう全部だめですねといっても良いくらいダメなブログになってしまっているケースも少なくありません。あなたのビジネスブログは大丈夫でしょうか?
ここに書いた7つの失敗は、これまでの経験から『改善する事で固定ファンが増えたリスト』です。
もしもドキッとしたら改革のチャンスかもしれませんね。
はじめに『ビジネスブログは見える化の場であれ』
ブログによって得られる効果は様々ありますが、ビジネスブログの基本は、3つの理念によって支えられています。
- 『情報の共有化』
- 『仕事の見える化』
- 『販売の促進』
この3つを念頭に、ブログの『記事』を『作り上げる』必要があります。
つまりこの3つのバランスが取れていなかったり、押し売りスタイルのみの記事では、ユーザーの心を捉えるどころか、『会社の信頼』すら失墜させかねないツールとなっていくのです。
もっとわかり易くく言い換えると、ビジネスブログというものを知らないならブログを書かないほうが会社の利益になる、ということに繋がります。
ブログが良いから導入するのではなく、ビジネスブログとは何なのかというところから考えてみてください。
失敗理由1『押し売り、押し付け、宣伝ばかりすれば良い』
ブログをホームページと勘違いしてはいけない。
ビジネスブログの活用の仕方としてもっともタブーな事は、自社の宣伝しかしない事です。
『当社ではこんな事してます』『当社ではこんなサービスを始めました』『当社はこんな会社です』なんていうのは、ホームページを持ってやってください。これはビジネスブログではなく、会社の新着情報案内です。
こりかたまった宣伝ほど見る気がうせます。
考えてく見てください。想像してみてください。
あなたはテレビのCMが24時間流れ続けるチャンネルを見たいと思いますか?
失敗理由2『誰が書いているのか知らせない』
ブログは誰が書いているか知らないと、それだけで損をします。
かなり大事です。
ハンドルネームでも別に構いません。
複数で書いているなら余計まず名乗ってください。
あの人の記事は気分が悪くなるけどあの人の記事なら見たいという人はいるのです。
名乗らないばかりに、ブログ全てがダメになるのです。
失敗理由3『日記でもいいから書けばみんな見てくれる』
見ません。興味のある人の日記は見ますが、知らない人は本当に見ません。
ビジネスブログは、二つの目的が基本としてあります。
1.知らない人にも見てもらい、販売の促進に繋げる事
2.知っている人に見てもらい、情報を共有したり、楽しんでもらう事
つまり『日記』も大切ではりますが『日記』だけでは勝負になりません。多くの人が見れる情報も盛り込みましょう。
役に立つサイト、役に立った記事などを発見したら、積極的に紹介しましょう。
失敗理由4『おお!トラックバック最高だ!』
トラックバックには節度が必要です。
上記で紹介したブログなどの記事にトラックバックをうつのはとても良い交流となります。感想や、紹介に使用した文字数が1000文字を超えているならトラックバックを活用しましょう。
1000文字以下なら逆にスパム(迷惑)と思われて、嫌われる可能性があります。特にビジネスブログはそうした行為は嫌われる確率が高いので、1000文字以上書くように努力しましょう。
また、大きなサイトにトラックバックをする事で得られるアクセス数に惑わされないようにしましょう。
例えばあなたは毎日のようにアクセス解析を見て、どんなところからリンクされているか興味をもっていませんか?
相手も同じです。
たとえ有名ではないブログであっても、リンクを貼られることで喜び、それはあなたのブログへの好感度に繋がるのです。決して『大勢』をみるのではなく『個人』であったり『1つの情報』を見るように心がけましょう。
以下の記事も参考にどうぞ。
トラックバックのあり方について、間違ったトラックバックとは何か?
失敗理由5『会社の出来事は語らない』
逆です。会社の中での出来事や、イベントは積極的アップしてきましょう。
新年会、忘年会など、普段びしっとしているイメージ以外のフレンドリーなものが時として好まれます。また、なにかのセミナーに参加した時の情報なども興味を引きます。さらに、ブログを見て『こんな会社に入社したいな』と思ってもらえるように書く事が大切です。
ただし。
ハメをはずしすぎている写真などアップしてはいけませんし、見ている人は友達でもなんでもありません。毎日毎日残業している事をさも自慢げに書いているビジネスブログは失格です。
失敗理由6『この字はもっと目立たせなきゃだめだ、ああこれは違う色で!』
文字のサイズや色のルールを決めましょう。そしてそれを守りましょう。
素人臭さがいい!というなら止めません。が、ビジネスブログでは基本的にダメな象徴です。
フォントの色をこんな風に変えたり、突然一部だけ大きい字にしてみたりするのは、現実でいうと友達にメールを打っているのとなんら変わりません。
大事な事なので2回言いますが、相手は友達でも何でもありません。
また、色の使い方によっては、非常に見づらい薄い色を使う人もいます。しかもいろんな色を多様しているブログもあります。これは相手にとってあまりメリットがありません。
また絶対にやってはいけない事として、『リンクの色』と同じ色を使ってしまう事です。
もしも、色をつけたり、目立たせたり、文字の大きさを変えたいと思うような強調する言葉があるなら、必ず改行してその部分のみの行にしましょう。
そしてその色は、1つの記事の約束事として、統一しましょう。
一般的に、青系、紫系はリンクとして使われているため、この二つの色は避けた方がいいです。
失敗理由7『ブログは良いと言われているから書いている』
ビジネスブログの本当の恐ろしいところは『ビジネスブログで現在失敗している』ということが見えないことです。
もしも会社が、これは失敗しているという事がわかれば、いくらでも改善する事ができます。
しかし、ダメだという事に気がつかないままブログは進行し続けます。
まず第一に必要なのは、ブログを分析する力です。アクセス解析などから、アクセス数を見て一喜一憂しているだけでは話になりません。
必ず自身のブログを一度第三者に客観的に見てもらい、評価してもらいましょう。この時以下のチェック項目を使い、採点してもらうと効果的です。
- お気に入りに追加しようと思いましたか?
- 字は小さくないですか?
- 字の色などごちゃごちゃして読みにくかったですか?
- なにか役に立った気分になりましたか?
- 嫌な気分にならなかったですか?
- 他にも読んでみたい記事がありましたか?
- トップページの時点で読む気をうせませんでしたか?
- どこをクリックすればよいのかわかりにくかったですか?
これらを正直に返答してくれるような知り合いに頼んでみましょう。トップページを開き『さぁどうぞ』の時点で見る気をうせた人が居たならば、既にビジネスブログ失格という事になります。
また、字の大きさ、見易さなどは細心の注意が必要です。わざわざ相手に字の大きさを変更させる必要がない様に、あらかじめ大き目の文字サイズを使っておく等の配慮が重要です。
こちらの記事も参考にどうぞ。
ブログ記事を見やすくする為の代表的な3つの手法
まとめると
ビジネスブログを効果的に活用すると、より多くの集客を集めるだけでなく、商談をスムーズにする事ができたり、有用な情報を得る事が出来たりします。
冒頭でも述べたとおり、ここに書いた失敗は、リピーターを増やす効果があります。
次の記事では、ビジネスブログに人を呼ぶ『ポストタイトル7対1の法則』についてを解説します。
その前に、まずは基礎を固める事が大切です。今一度この失敗を踏まえて見直してみてください。
それでは。また。