モバゲー潜入。『25歳以上♂禁止』とかにへこむ28歳。モバゲーのゲームはおまけだったのか。
先日、K氏という高校生からの情報で『今はみなモバゲー』という言葉を聞き、とりあえずモバゲータウンをやってみようと、今更ながらはじめてみた。
ところが『その世界』では、28歳ともなれば、もうおっさんとか、おやじとかいうレベルじゃない。
モバゲータウンの彼ら彼女らから見ればもう私は長老とか、最長老とかそういうレベルだった。
今回はそんな長老が見てきた大人気モバイルサイト、モバゲータウンのレポートを書き残しておきます。
・モバゴールドの価値はかなり高い。
・モバゲーはゲームよりコミュニティー。
・GPS機能をつかったタウンサービス。
詳細は以下に。
まず、アバターに対して愛着をわかせる方法がうまい
まずはログインすると、とりあえず裸に近いアバター(私の分身とも言えるキャラクター)の、服を500モバゴールドあげるから買いなさい見たいな雰囲気でスタートすることになる。
モバゴールドはこのモバゲータウンの中の通貨であることは説明する必要はなさそうだけど、この通貨には、結構大きな価値がある事に気がついた。
とりあえずアバターの『見た目』を変える事が出来るアイテム数が、はんぱじゃない。
長老はひとまず服を選ぶだけで、実に2時間くらいかかった。
服のほかにも、メガネやらアクセサリーやらカツラやら、整形やら盛りだくさんだった。
さらには、背景までもがアバターの一部であるため、全アイテム数をすべてみる為には、1日掛かるのではないかと思う。
そもそも、アバターが最初に着ている服装があまりにもひどいため、恐らくモバゲーをはじめたならば、まずは最初にもらう500モバゴールドを使い、服を買ってあげるだろう。
これがアバターへの投資意欲を掻き立てる。
投資意欲を掻き立てるという戦略は、モバゲータウンの一番の肝となると感じる。
投資意欲がわいてくれば、次はこの服、次は背景という具合に、モバゴールドを使っていく事になるからだ。
そう、モバゲータウンは、モバゴールドを使ってもらうために様々な努力をし、最終的にモバゴールドという目に見えないお金に対する価値を植えつけることが全てに感じたのです。
これはMMOオンラインゲームに似ている感じですね。
モバゴールドの価値は異常に高い
これも世代の違いなんだろうか。
パソコンをしている人から見てこの通貨は高いとかんじるはず。
まず、もっとも楽な稼ぎ方としては、広告をクリック。
いわゆる『踏む』ですが、これが1回たったの2モバG。
最初にもらった500モバGがどれだけ高いのかがわかる。
さらに増やすためには、次のどちらかが絶対条件になります。
・友達を紹介(500モバG)
・スポンサーサイトに登録(ピンきり)
友達紹介の意味はわかると思いますが、スポンサーサイトに登録というのがモバゲーの肝だろう。
例えば、『ゲーム』というカテゴリ内に、牧場物語モバイルというアプリゲームがあるのですが、これをはじめるためのユーザー登録をすれば320モバGあげるよ、というもの。
そのほか、出会い系サイトの会員登録や、音楽サイトの会員登録など、様々ある。
今流行の小説サイトなんかも、モバゲータウンを通して登録することで、モバゴールドがもらえる仕組みとなっている。
よく見ると、モバゲータウンは一切お金を支払うことなく巨大化していっているのがわかる。
モバゴールドを荒稼ぎするには現金が必要
会員登録などは、無料のところもあるけど、そのほとんどが、月額100円~300円かかるサイトばかりだ。
荒稼ぎするにはこれらのスポンサーサイトにお金を払うという事になる。
逆に考えれば、広告を出したい企業にとっては最高の環境が揃っているといえますね。
モバゲータウンのイメージはゲームだと思っていた
モバイルゲームの略がモバゲータウンだと思っていた私は、もちろんゲームがメインだとばかり思っていた。
ところがゲームなんていうのは、本当におまけに過ぎないサービスの一つだった。
モバゲータウンの本当にすごいところはコミュニケーション機能だ。
あらゆるユーザー同士が互いにコミュニケーションを図りやすい環境に仕上がっている事に驚いた。
サークル等が充実している事はもちろんだけど、タウンと呼ばれるGPSを使ったサービスも、モバイルでしか表現できない一つだろう。
そもそも、アバターの服装を変えたりするという行為は、コミュニケーションが充実している環境だからこそ需要がある。ゲームをひたすらするだけなら、アバターの服などどうでも良いのだから、ゲームがおまけというのもうなずける。
GPSを使ったタウンについて
タウンは、パソコンユーザーである私にしてみればすごいコミュニティーだった。
まず今の現在地を表示とすると、その周辺地図が出てきます。
そして、その周りに存在するコンビニや、おいしい居酒屋、学校など、様々な掲示板が立っている。
中には、このお店の店員はよくサボる、等のコメントもある。
私が良く行くマクドナルドも調べれば出てくるのですが、そこでバイトをしているという高校1年の人の書き込みが、マクドナルド掲示板に書き込まれているのだ。
なんともすごい機能だと思ってしまった。
そこからもちろんコミュニケーションが発展しているケースも多い。
『あ、近所だねー』や『今度行ってみる』など、気軽に書き込みがされている。
GPS地図に、自分の家を建てる機能
さらに、GPS表示内に、自分の家を建てる機能まで備わっているから驚いた。
見ていくと、本当に自宅周辺を選んですむ人も多い。
逆に、これから引っ越す人は、引越し先の周辺にスレッドを立てて、聞く人も多い。
これもモバゲーの一つの魅力だろう。
ほとんどのユーザーが『いわゆる』若者
個人的にみて、『何を言っているかわかる』人は、18歳以上だろうか。
それ以下になると、絵文字が何らかの意味を持っており、さらにその組み合わせでも意味を持っているようで、『何を言っているかわからない』。
文章の末尾に絵文字があるならまだわかるけど、文章そのものが絵文字の場合、全く別世界にでも入り込んだ気分に陥る。
自分が長老なんだとその時わかった。
さらにサークルには、23歳以上禁止や、25歳以上♂禁止などの年齢制限がある事に気がついた。
『無視なんて無しよ!バン②友希OK。友希の人なら誰でも参加できるよ!でも20歳以上禁止なのでヨロシク』
むむむぅ・・・。
誰でもOKと言っているかと思えば禁止といってみたり、文章がおかしいとか突っ込みたくなるものが結構多いけど、多いということは、モバゲーの中ではそれが当たり前なんだろうと思った。
ちなみに『友希OK』とは、友達希望を出したら誰でもOKだよという意味らしい。
また、ログインして15分で、なぜか女性のハンドルネームの方から友達希望要請のメールが4通届いた。
いずれの人も、掲示板に書き込み無し、日記無しという人だったので恐かった為、まだOKは出していない。
もしかしてモバゲーにも、何らかの業者が入り込んでいるのかな。
それでは、今日はこの辺で。