幼少期に絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう?――。そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。

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あらすじ

 ノラネコぐんだんは、8匹のノラネコたちです。海の果ての洞窟で見つけた宝物を袋に詰め、手分けして背負い、広い世界を旅していました。

 ノラネコぐんだんの好きなものは、魚です。訪れた先々のレストランで、その国の名物魚料理を食べるのが何より楽しみなのです。あるときいつものようにレストランで食事をしていると、うわさ話が聞こえてきました。「このごろ人喰い鬼が出て、このあたりの国々で、子どもをさらって食べているそうだ」と……。驚くノラネコぐんだんですが、さらに旅を続けます。すると、悲しみに沈むねずみたちや、変な小人、不思議な鍋に出会い……。

 人気の絵本「ノラネコぐんだん」シリーズから誕生した「初めての読み物」にぴったりの本。

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大和田佳世
ライター 大和田佳世

絵本・児童書のライター。出版社勤務を経て2009年よりフリーランスに。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」や朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日(こうしょこうじつ)」などの他、雑誌「MOE」、出版社の各Webメディアで執筆。作家、翻訳家へのインタビュー多数。小中高の3人の子と暮らす。

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