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【失恋から新しい恋を始めようとしている人へ】【和訳/曲解説】Olivia Rodrigo-deja vu【洋楽2020年代ヒット曲/10代女子おすすめ洋楽】

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Olivia Rodrigoの「deja vu」は、2021年4月1日にリリースされた楽曲で、ポップとインディーポップの要素を取り入れたエモーショナルな曲です。この曲は、過去の恋愛の記憶と新しい恋愛の間で感じるデジャヴの感覚を描いており、リスナーに共感を呼び起こします。歌詞は、元恋人が新しい恋人と同じことを繰り返している様子を描写しており、特に「So when you gonna tell her that we did that too?」というフレーズが印象的です。

この曲のメッセージは、過去の経験が現在の感情にどのように影響を与えるかを探求しています。特に、過去の恋愛に対する複雑な感情を感じている人や、共感を求める人にとって、この曲は心に響くでしょう。Olivia Rodrigoのファンだけでなく、感情豊かな音楽を求める全ての人におすすめです。

この曲を聴いてほしいのは、過去の恋愛に対する複雑な感情を感じている人や、共感を求める人です。特に、感情的なつながりを感じたい時や、過去の思い出に浸りたい時にぴったりの曲です。


www.youtube.com

 

和訳

Car rides to Malibu
Strawberry ice cream, one spoon for two
And trading jackets
Laughing 'bout how small it looks on you
(Ha-ha-ha-ha, ha-ha-ha-ha-ha, ha-ha-ha-ha)

マリブまでのドライブ
いちごアイスクリームを、一つのスプーンで二人で分け合いながら
ジャケットを交換して
君にとってどれだけ小さく見えるか笑い合っている

単語:
Malibu: マリブ。アメリカ、カリフォルニア州にある海沿いの高級住宅地で、ビーチや美しい景観で有名。
strawberry: いちご。ここでは「いちご味の」と形容詞的に使われている。
trading: 交換する、やりとりする。日常会話では「貸し借り」や「交換」の軽い意味でもよく使われる。

イディオム:
one spoon for two: 「二人で一つのスプーンを使う」という表現。親密さや共有する楽しさを表している。
laughing 'bout: "about"のくだけた発音で、「~について笑う」。リラックスした雰囲気を出している。

Watching reruns of Glee
Being annoying, singing in harmony
I bet she's braggin' to all her friends
Saying you're so unique, hm

「Glee」の再放送を見て
わざと一緒にハモりながら歌って、ちょっとおせっかいになってみたりして
きっと彼女は友達みんなに自慢してるんだろうね
「あなたって本当に特別なの!」って言いながら、ふふ

単語:
reruns: 再放送。テレビ番組が最初の放送の後、再び放映されること。
harmony: ハーモニー、調和。ここでは「声を合わせて歌うこと」を指している。
braggin': "bragging"のくだけた形。自慢する、誇らしげに話すという意味。

イディオム:
singing in harmony: 一緒に歌い、音を重ねて調和するという表現。ここでは、気軽で楽しい状況を描いている。
I bet: 「きっと~だと思う」という推測を表すカジュアルな言い回し。
so unique: 「とても特別」。強調する「so」によって、その独特さを特に強調している。

So when you gonna tell her that we did that, too?
She thinks it's special, but it's all reused
That was our place, I found it first, I made the jokes
You tell to her when she's with you

じゃあ、いつ彼女に言うの? 私たちも同じことをしてたって
彼女はそれを特別だと思ってるみたいだけど、全部使いまわしじゃない
あそこは私たちの場所だったのに、最初に見つけたのは私
私が作ったジョークを、彼女と一緒にいるときに君が話してるのよ

単語:
special: 特別な。ここでは「特別だと思われていること」を強調している。
reused: 再利用された、使いまわされた。感情的な文脈では「新しさがない」といった皮肉なニュアンスが含まれる。
place: 場所。物理的な意味だけでなく、思い出や感情が込められた「特別な場所」を指すことがある。
jokes: ジョーク、冗談。親しい間柄で共有される軽い笑いのネタ。

イディオム:
when you gonna: 「いつ~するつもり?」というカジュアルな言い回し。"going to"が縮まっている。
she thinks it's special: 「彼女はそれを特別だと思っている」という形で、相手の誤解をほのめかしている。
I found it first: 「最初に見つけたのは私」というフレーズ。発見や経験に対する所有感を強調している。

Do you get déjà vu when she's with you?
Do you get déjà vu? (Ah) hm
Do you get déjà vu, huh?

彼女と一緒にいるとき、デジャヴを感じる?
デジャヴを感じるの?(ああ)
デジャヴを感じるんでしょ、ねえ?

単語:
déjà vu: 「デジャヴ」。フランス語由来で「以前にもこの状況を経験したような感覚」を指す心理的現象。ここでは「過去の思い出との重なり」を暗示している。

イディオム:
Do you get déjà vu?: 「デジャヴを感じる?」という直接的な問いかけ。ここでは過去の恋愛の記憶が新しい関係に影響を与えていることを暗示している。

Do you call her, and almost say my name?
'Cause let's be honest, we kinda do sound the same
Another actress, I hate to think that
I was just your type

彼女を呼ぶとき、つい私の名前を言いかけたりしてない?
正直に言うと、私たちってちょっと声が似てるよね
また別の女優さんだなんて、考えたくもないけど
結局、私はただの「君の好みのタイプ」に過ぎなかったのかな

単語:
actress: 女優。ここでは具体的な職業というより、主人公のライバル女性を象徴する表現として使われている。
honest: 正直な、率直な。感情や状況を隠さず伝えるニュアンス。
type: 好みのタイプ。恋愛や人間関係において、特定のパターンや特徴を持つ相手を指す。

イディオム:
almost say my name: 「ほとんど私の名前を言いそうになる」という表現。過去と現在が交錯している感覚を伝えている。
let's be honest: 「正直に言うと」。率直な意見や事実を述べる前の前置きとして使われる。
I hate to think that: 「そう考えるのは嫌だ」という表現。心の中で否定したいけれど避けられない思いを表している。

I bet that she knows Billy Joel
'Cause you played her "Uptown Girl"
You're singing it together, now I bet you even tell her
How you love her in between the chorus and the verse (ooh)

彼女もビリー・ジョエルを知ってるんでしょうね
だって君が「Uptown Girl」を彼女に聴かせたんだから
今では一緒にその曲を歌ってるんでしょ? きっと君は歌の合間に
「君を愛してる」なんて彼女にささやいてるんだろうね(ふう)

単語:
Billy Joel: ビリー・ジョエル。アメリカの有名なシンガーソングライターで、「Uptown Girl」は彼の代表曲の一つ。
Uptown Girl: ビリー・ジョエルの1983年のヒット曲で、高級志向の女性(アッパータウンガール)への憧れを歌った楽しいメロディの曲。
chorus: サビ、コーラス部分。歌の中で繰り返される覚えやすい部分。
verse: 曲の節、または歌詞の部分。サビ以外の部分を指す。

イディオム:
I bet: 「きっと~だと思う」。相手の行動や状況を推測するときのカジュアルな言い方。
in between the chorus and the verse: 「サビと歌詞の間で」。歌の間に何かが起きるという描写で、ここではロマンチックな瞬間を想像している。
you're singing it together: 「一緒に歌ってる」という表現で、共有する特別な時間を暗示している。

So when you gonna tell her that we did that, too?
She thinks it's special, but it's all reused
That was the show we talked about, played you the songs
She's singing now when she's with you

じゃあ、いつ彼女に言うの? 私たちも同じことをしてたって
彼女はそれを特別だと思ってるみたいだけど、全部使いまわしじゃない
あの番組だって、私たちが一緒に話してたやつだよね
私が君に聴かせたあの曲を、今は彼女が君と一緒に歌ってるんだ

単語:
reused: 再利用された、使いまわされた。ここでは感情や行動が「過去のコピー」であるという皮肉を含む。
show: 番組、ショー。ここでは二人がかつて一緒に楽しんだテレビ番組を指している。
played: (音楽や曲を)流した、演奏した。親しい間柄で「この曲を聴いて」と勧める行動を示す。

イディオム:
we did that, too: 「私たちもそれをやった」。過去の共通の体験を指し、相手がそれを新しい人と繰り返していることを非難している。
she thinks it's special: 「彼女はそれを特別だと思っている」。ここでは新しい相手の誤解や純粋な感情を暗示しつつ、皮肉を込めている。
singing now when she's with you: 「彼女が君と一緒に歌っている」という表現で、過去の共有した体験が現在に引き継がれている様子を描写している。

Do you get déjà vu when she's with you?
Do you get déjà vu? (Oh)
Do you get déjà vu? (Oh)
彼女と一緒にいるとき、デジャヴを感じる?
デジャヴを感じるの?(ああ)
デジャヴを感じるんでしょ、ねえ?
 
Strawberry ice cream in Malibu
Don't act like we didn't do that shit, too
You're trading jackets like we used to do
(Yeah, everything is all reused)

マリブでのいちごアイスクリーム
私たちも同じことをしてたのに、なかったことみたいにしないでよ
ジャケットを交換してるんでしょ、私たちがよくやってたみたいに
(そう、すべてが使いまわしなんだよ)

単語:
act like: ~のように振る舞う、行動する。ここでは「~じゃないふりをする」という皮肉なニュアンスが込められている。
shit: くだけた表現で「こと」や「もの」を指すが、感情がこもると強い意味を持つ言葉。ここでは状況への怒りや悲しみを強調している。
used to: かつて~していた。ここでは「昔は私たちがしていた行動」を指している。

イディオム:
don't act like we didn't do that shit, too: 「私たちもそれをしてたのに、してなかったみたいなふりをしないで」というニュアンス。過去をなかったことにされたような感情を表している。
everything is all reused: 「すべてが使いまわし」という表現で、過去の思い出が新しい関係に流用されていることへの皮肉を込めている。

Play her piano (oh), but she doesn't know (oh)
That I was the one who taught you Billy Joel (oh)
A different girl now, but there's nothing new
(I know you get déjà vu)
I know you get déjà vu
I know you get déjà vu

彼女のためにピアノを弾いてるんだろうけど(ああ)
彼女は知らないんだよね(ああ)
ビリー・ジョエルを教えたのは私だったってことを(ああ)
違う相手だけど、新しいことなんて何もない
(君がデジャヴを感じてるのは分かってる)

君がデジャヴを感じてるのは分かってる
君がデジャヴを感じてるのは分かってる

単語:
piano: ピアノ。ここでは「彼女のために演奏する」というロマンチックな場面を指している。
taught: teach(教える)の過去形。ここでは「ビリー・ジョエルの曲を教えた」具体的な行動を示している。
different: 違う。ここでは「新しい相手」を指しているが、主人公にとっては過去の繰り返しに感じられることを示唆している。

イディオム:
play her piano: 「彼女のためにピアノを弾く」という意味と、「彼女のピアノを使う」二重のニュアンスが含まれる可能性がある。
I was the one who taught you: 「教えたのは私だった」という表現で、過去の自分が相手に与えた影響を強調している。
there's nothing new: 「新しいことなんて何もない」というフレーズで、関係の繰り返しや変化のなさを批判的に表現している。
I know you get déjà vu: 「君がデジャヴを感じてるのは分かってる」という断定的なフレーズで、主人公が相手の内心を見抜いていることを示している。

曲解説

オリヴィア・ロドリゴの「deja vu」は、2021年にリリースされたセカンドシングルで、デビューアルバム『SOUR』に収録されています。この楽曲は、前作「drivers license」に続き、失恋後の複雑な感情を独特の視点で描いた作品です。「deja vu」は、心に残るメロディと感情豊かな歌詞で、多くのリスナーから共感を集めました。この記事では、その制作背景、メッセージ、そして楽曲の成功の秘密に迫ります。


アルバム情報

「deja vu」は、オリヴィア・ロドリゴのデビューアルバム『SOUR』の2曲目として収録されています。このアルバムは、彼女が若者特有の葛藤や感情を詩的に表現した作品で、2021年5月にリリースされました。「deja vu」は、アルバム全体のテーマである「失恋」「自己発見」「感情の浮き沈み」を象徴する楽曲であり、オリヴィアのソングライティング能力が光る一曲となっています。リリース後すぐにビルボードホット100で初登場8位を記録し、彼女の音楽キャリアにおいて重要なステップとなりました​。

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メッセージと歌詞

「deja vu」の歌詞では、元恋人が新しい相手と同じ思い出を再現していることに対する複雑な感情が描かれています。具体的には、「ストロベリーアイスクリームを一緒に食べる」や「ジャケットを交換する」といった具体的なシーンが繰り返され、デジャヴ感を強調しています。「君は彼女に同じジョークを言って、同じ笑いを共有しているの?」という問いかけは、過去の思い出が上書きされていく感覚を象徴しています。このテーマは、多くの人が経験する感情的なジレンマを呼び起こし、リスナーに共感を与えています。


制作秘話

「deja vu」は、オリヴィア自身がクラレンス・コフィー・ジュニア、スラフコ・アヴセンと共同で作曲し、プロデューサーにはダン・ニグロが参加しました。楽曲はピアノのメロディとギターシンセを組み合わせた、エレクトロポップの影響を受けたポップソングです。制作過程では、シンプルながらも感情を際立たせるサウンド作りに重点が置かれ、オリヴィアのボーカルが楽曲の中心的な要素として際立つよう工夫されています。また、彼女自身が歌詞の細部にまでこだわり、リスナーに強い印象を与える仕上がりとなりました​。


ミュージックビデオ

「deja vu」のミュージックビデオでは、オリヴィアが元恋人の新しい相手と自分を重ね合わせる様子が描かれています。映像には、同じ緑のドレスを着たり、同じ場所を訪れたりするシーンがあり、視覚的にも「デジャヴ」の感覚を強調しています。ビデオの演出は、楽曲のテーマとリンクしながら、視聴者に強い感情的なインパクトを与えるものとなっています。


雑学

「deja vu」は、TikTokやSNSで大きな反響を呼び、多くのリスナーが自身の失恋経験をシェアするきっかけとなりました。また、この楽曲は、オリヴィアが前作「drivers license」で見せた感情表現の豊かさをさらに発展させたものであり、彼女が新世代のシンガーソングライターとしての地位を確立する重要な役割を果たしました。2021年のグラミー賞では、アルバム『SOUR』がノミネートされ、「deja vu」もその評価を高める一因となりました。


「deja vu」は、オリヴィア・ロドリゴの感性と音楽的才能が結実した一曲であり、多くのリスナーにとって共感と癒しをもたらす楽曲です。彼女の繊細な表現力とメロディの魅力が、この楽曲をポップミュージックの名作として印象付けています。