名古屋大学大学院血管外科
2023 年 63 巻 4 号 p. 45-49
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われわれは以前より胸部大動脈瘤(TAA)に対するTEVAR後脊髄障害(SCI)は脆弱な壁在血栓による微小塞栓症である可能性を報告してきた。逆に壁在血栓の少ない大動脈解離(AD)に対するTEVARではSCI,塞栓症の発症が少ない傾向にあり,それを裏付ける結果の一つと言える。ADに対するTEVAR時SCI予防には側副血行,圧抜けなど脊髄への血流に留意する必要があると考えられる。
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