甲府市は子どもの権利を尊重し、いじめや虐待、体罰といった権利侵害からの救済に取り組むと規定した「子ども未来応援条例」案を26日開会の市議会に提出する。国連の条約で認められた「子どもの権利」を明記し、それを守ることを目指す山梨県内初の条例となる。

　条例案は前文で、「私たちは（中略）子どもの権利を尊重し、互いに連携・協働しながら（中略）子ども自身の成長を応援してまいります」とうたう。

　市の施策として、子どもの居場所整備や貧困問題に取り組み、子どもが意見を表明する仕組みを設けるとする。権利侵害を訴える当事者からの相談体制を充実させ、調査や是正要請をする権利擁護委員を設置すると規定する。

　市が条例作りに着手したのは…