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鳥船遺跡

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とりふねいせき

「鳥船遺跡」とは、同人サークル上海アリス幻樂団による音楽CD作品である「ZUN's_Music_Collection」の第六弾である。作中でも、特定の場所の名称として登場する。

窓の外は有害な太陽風吹き荒れる無の世界。

   そこに漂う宇宙船の中は、緑の閉鎖楽園。

(「鳥船遺跡」、フェアリー冒険譚)

概要

同人サークル「上海アリス幻樂団」による「 音樂CD 」のシリーズ作品である「ZUN's Music Collection」の第六弾作品。

正式名称は

ZUN's Music Collection Vol.6

「鳥船遺跡 ~ Trojan Green Asteroid」

となっている。

2012年4月30日に行われたcomic1にて頒布された。

pixivでは多くの場合、このCDに収録されている音楽やブックレットの内容の

イメージイラストや漫画にこのタグが付けられる。

「ZUN's Music Collection」

ZUN's Music Collection」は上海アリス幻樂団主宰のZUN作曲による音楽を収録したものであり、同じく上海アリス幻樂団作品である「東方Project」の各作品(ゲーム・書籍付属CD等)で使用された楽曲またはそのアレンジ(セルフアレンジ)と、各CDのために新たにつくられた楽曲の二種類からなる。

さらに「ZUN's Music Collection」では同梱のシートまたはブックレットにて、それぞれの楽曲の項目に並んでZUNによる独自のストーリーが語られている。

本作は、前作「大空魔術」で宇宙へと想いを馳せた宇佐見蓮子マエリベリー・ハーンの二人が、宇宙ステーションの「 トリフネ 」に挑むストーリーである。

トリフネは生物の宇宙への適応可能性を実験すべく「 色んな動植物 」を乗せて宇宙へと送られたが、数年前に起きた「 原因不明の機械トラブル 」によって人間の制御から離れていた。

一般にはすでに機能しているとは考えられていなかったが、メリーにはこの内部が生きている様子が見えており、ここに秘封倶楽部として共に宇宙や不思議の世界へと想いを馳せる蓮子を誘ったのである。

本作では「蓮台野夜行」以来となる二人の「 不思議 」を冒険する様子が描かれ、これまでの作品で語られた世界観や背景などの積み重ねられたストーリーもベースにしつつ、さらに本格的に二人の冒険譚が描かれている。

宇宙ステーションとしての「トリフネ」等の詳細は「衛星トリフネ」を参照。

うん、最近見えるの、”中”の様子が 」(メリー、「鳥船遺跡」、トロヤ群の密林)

本作のデザインに特徴的なものとして、CDパッケージシート、ブックレット、ブックレットページ背景など、作品全体に植物の意匠が様々な形で表現されている点がある。

植物の様子は作中のストーリーにも表現されており、本作では植物というものが比喩的な意味においても意味のあるものとなっている。

宇宙とZUNの回想

本作のあとがきにてZUNは自身の少年期における宇宙ブーム時のことを振り返っているが、このエピソードの一つに「 ゴムのチューブを買ったり(嘘ですよ?) 」とある。

本作同様にZUN原作である『東方茨歌仙』作中にて、幻想郷上空を流星が走った事で宇宙ブームが到来する様子が描かれており、この中で(ゴム製と思しき)「 チューブ 」が作中にアイテムとして登場している。

これは流星騒動を布教活動の一環として利用している守矢神社風祝東風谷早苗の様子を見た博麗霊夢が、やはり人間の里で信心を集めつつひと儲けをしようと企んだ際に用いた。

企画段階で神社を訪れたことで霊夢の計画を知った茨木華扇曰く、「 浮き輪みたいなもの 」。霊夢による売り文句、以後の経緯などについては『茨歌仙』第二十五話(単行本第五巻)を参照。

蓮子とメリーのデザイン

宇佐見蓮子

赤系統の色合いの混ざった黒髪は長めの前髪と顎・首筋付近ほどの長さの後ろ髪で、蓮子の後方から流れている風にたなびいている。瞳の色は濃い茶色から黒色の系統。

トレードマークの黒帽子には白いリボンが付いている。

白色の長袖の上に前作「大空魔術」でも見られたようなケープを羽織り、襟元には赤色のリボンが飾られている。ケープの内側は赤系統の色合い。ケープには黒色のロングスカートと同様に裾部分に波縫い状の白色の意匠がある。

スカートやケープも風になびいている。

足元は黒の靴と白のソックスで、ソックスは足首付近で折り畳まれている。左足の様子は、それと思しきシルエットはあるものの、背景のデザインの可能性もあるなど、不明瞭である。

両手を互いの腕に触れるように前で合わせ、右手方向を向いた斜めの姿勢で描かれており、眼差しと笑顔とに明るい力強さを印象づける表情となっている。

所持しているアイテムは閉じた本(左脇に抱えている)。

厚めの黒色の装丁の本で、表紙及び背表紙には赤色または紅色系統の装飾がみられる。

立ち位置は向かって左手側(メリーから見て斜め右前)。

マエリベリー・ハーン

蓮子同様に風に髪がたなびいており、メリーの場合は向きの関係で右手側から左手側に向けて風を受けている。背景色と相まって多少緑がかった様子にも見える黄色系統のウェーブのついた髪は胸元より少し上付近までの長さ。前作などでも見られる帽子も被っており、本作では風を受けた動的な演出のためか、フリル部分が大きく描かれている。

薄紫のワンピース様の服には胸元に二つボタンがあり、襟には赤線と同色のドットの意匠がある。

スカート裾にはフリルがあるが、本作ではフリル状のものはスカートと一体のものではなく、ペチコートのような別個の内着のものであるような様子にも見られる。

腰には黒の穴あきベルトをつけている。ロック部分は黄色または金色。

本作では赤茶色のブーツを履き、ソックスはひざ下までの長さとなっている。

ブーツの紐は全面の足関節付近で片方に付き二対のクロス(計四本の紐)がみられる。

穏やかな眼差しと優しい頬笑みを浮かべた表情で、見えない何かに腰かけるように、あるいは浮遊するような姿勢で描かれている。

特に所持しているアイテムは無いが、メリーの右肩後ろ部分に紅い輪郭の蝶がとまっている他、メリーの正面方向にもう一羽、蝶が舞っている。

蝶に関連しては、作中に「 構造色なのか鮮やかな、そして毒々しい色をしたモルフォチョウの一種 」が登場している。

立ち位置は向かって右手側(蓮子の背後。メリーの右手が蓮子のスカートの裾で隠れている)。

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    鳥船遺跡版ハルトマンの妖怪少女。 皆々様、鳥船遺跡、聴きましょう、読みましょう。

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