概要
九つの頭に巨体のずんぐりした胴体を持つ薄緑色の鱗のヒュドラの魔物。
第二次人魔大戦で巨大陸の大部分が消滅し、中央大陸と魔大陸に別れた際に絶滅したとされている。
戦闘能力
叩きつけられれば軽く皮膚が削げ落ちる鋭さを持つ薄緑色の鱗は「吸魔石」と呼ばれる魔石多頭竜が体内生成する魔石で、魔力を送ると表面側にある送った魔力以下の魔術を分解することができる。
他にも頭を切り落とされてもまたすぐに生えてくる再生能力を持つ。ただし、不死魔族ほどの再生力は無く、傷口を火で炙って炭化すると再生できない。
魔術師にとっては天敵とも言えるが、光の太刀が使えない剣神流上級のパウロでも首を切り落とすことは可能で、物理防御力はそれほど高くなく、首の動きも一本だけなら闘気を纏えないルーデウスでも回避は可能。
総合的に見ると剣神流上級でも切断できない赤喰大蛇や、S級冒険者パーティ7チーム以上で討伐するはぐれ竜とそこまで強さに差は無い。