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金子修介

かねこしゅうすけ

金子修介とは、日本の映画監督である。
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概要編集

1955年東京都渋谷区に生まれる。

小学生時代は石ノ森章太郎の『マンガ家入門』を参考にマンガを描き、雑誌『COM』に投稿していた。また自作の怪獣図鑑を作るほどの怪獣少年でもあった。


東京芸術大学卒業後日活に入社。日活ロマンポルノの製作を手掛ける一方で、大学の先輩にあたる押井守監督していた『うる星やつら』の脚本も手掛けた。


その後はロマンポルノで助監督をつづけた後、1984年のロマンポルノ『宇能鴻一郎の濡れて打つ』で商業監督デビュー。


1990年に入ると東宝での仕事が増えていき、上述した怪獣好きの経験から『ゴジラVSモスラ』で大森一樹が降板した際は自ら新たな監督に立候補するなど怪獣映画に強い関心を寄せていた。


その後は『ウルトラQ』劇場版化の制作頓挫を経験した後に1995年の『ガメラ 大怪獣空中決戦』で平成ガメラシリーズを立ち上げ、怪獣映画デビューを果たすとともに怪獣映画というジャンルに新風を巻き起こした。金子と伊藤和典の怪獣映画でのコラボは、『ウルトラQ』以来の悲願でもあった。


2001年には『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』で、ようやくゴジラシリーズの監督に就任し、ゴジラシリーズとガメラシリーズという2大怪獣映画シリーズの両方で監督を経験した、史上初の人物となった。中山忍前田愛も金子監督の作品に出演したことで両シリーズを制覇している。津田寛治も直接的ではないが、金子や伊藤らと関係のあった面々が関係している『シン・ゴジラ』に出演したことで、やはり制覇した。


さらには2005年の『ウルトラマンマックス』でウルトラシリーズの監督も経験。監督した第11話では多くの特撮ファンが想像したゴジラとガメラの対決を子供の人形遊びという形ではあるが実現させた。だがこのシーンは本放送時は関係各社から許可を得たが、ソフト化に当たってはカットされている。


その一方でアイドルについても造詣が深く、自身の映画では若手女優をメインキャラクター、または主人公として起用することが多い。また佐伯日菜子や矢田亜希子、優香の初主演映画でメガホンをとったのも彼である。


そんな金子の監督作の特徴の1つは完成度の高い映像質で、その作風より平成ガメラシリーズは、特撮史上最高傑作とも呼ばれるようになっている。

また金子は、自身が監督を務める作品では作中でよく何人もの死者を出している。『大怪獣総攻撃』がその例の1つである。ただし金子本人は「死傷者はあまり出したくない」と語っており、『ガメラ2』では仙台が消滅しても犠牲者は最小限にしてそんなに人が死んでいないようにしている。しかし『3』では渋谷でのガメラとギャオスの戦いで1万人以上の犠牲者を出しており、その為か「やっちゃった」とコメントしている。


ちなみに金子は、ゴジラ(1984)以外の平成ゴジラシリーズにて特技監督を務めた故・川北紘一の特撮のファンで、『大怪獣総攻撃』にカメオ出演させている。

当の川北監督の方は「亀のキャラクターは好きではない」と言いながらも、平成ガメラシリーズを高く評価している。

また金子は実際に、川北監督との対談もしている。



主な作品編集

映画編集

ガメラ大怪獣空中決戦』(1995年)

ガメラ2 レギオン襲来』(1996年)

学校の怪談3』(1997年)

ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(1999年)

クロスファイア』(2000年)

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001年)

DEATHNOTE』(2006年)

『DEATHNOTE the Last name』(2006年)

神の左手悪魔の右手』(2006年)

ウルトラマン怪獣伝説40年目の真実』(2006年)

『ジェリーフィッシュ 』(2013年)

『少女は異世界で戦った』(2014年)

『百合の雨音』(2022年)


アニメ編集

うる星やつら』(1981年-1982年)

『おちゃめ神物語コロコロポロン』(1982年)

銀河旋風ブライガー』(1982年)

魔法の天使クリィミーマミ』(1983年-1984年)


テレビドラマ編集

ウルトラQ_darkfantasy』(2004年)

ウルトラマンマックス』(2005年)

ケータイ捜査官7』(2008年)


関連イラスト編集

白目対決モスラ ギドラ バラゴン


余談編集

ガメラで一躍有名になった金子だが、よく言えば品質を追い求める職人気質、悪く言えば自分が認めないものは徹底的に認めない頑固者気質なところがあり、しばしば失礼な物言いをする部分がある。たとえば昭和ガメラを「怪獣として認めていなかった」り、ガメラの担当をする際に引き気味だったことを自叙伝で明かしており、『小さき勇者たち~ガメラ~』を書籍などのいくつかのインタビューでdisってる(ガメラの親である湯浅氏が「ガメラ3」を視聴した際に「子供を置いてきぼりにした」と激怒したエピソードもあるが)。また、GMKで若干否定的な言及をされたエメリッヒ版ゴジラだが、ガメラ3やGMKではエメリッヒ版の影響を受けたと思わしいと指摘されている場面が見受けられる。


なお、「怪獣をロボットにするアイディアを持っていたが『パシフィック・リム』に先を越された。」と述べている(第二作目ではイースター・エッグとしてガメラが登場している)。また、モンスターバースシリーズが平成ガメラシリーズやGMKの影響を受けているだろうことは自他共に認めている。


関連タグ編集

映画監督 押井守 大谷幸

平成ガメラ GMK

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