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「響鬼、装甲!」

概要

仮面ライダー響鬼』の主役ライダーである仮面ライダー響鬼音撃増幅剣「装甲声刃(アームドセイバー)」によって武装強化した姿。所謂最強フォームに位置する形態。

『劇場版 仮面ライダー響鬼7人の戦鬼』で『響鬼』本編に先駆けて登場し、本編では三十三之巻『装甲う刃』で初登場。

真紅と金色を基調とした鎧武者のような風貌となり、更に重厚感溢れる屈強な戦士となった。

全国の鬼の中でも最強の能力を誇り、より強力な音撃を放つ事が可能となる。

巻之三十七以外の話では、初登場から最終回まで毎話変身している。平成一期では珍しく出番の多い最終フォームである。

スペック

身長233cm
体重168kg
パンチ力40t
キック力80t
ジャンプ力100m
走力1秒(100m)
腕力800人力(8tを持ち上げる)

歴代主役ライダーの中ではぶっちぎりの体格の持ち主。

あらゆるスペックが大幅に跳ね上がっている。走力に至っては専用バイクよりも速い。ただでさえ普段からバイクの凱火に乗らないのに、とうとうバイクの存在意義がなくなってしまった。

平成一期の主役ライダーの最強フォームではアルティメットフォームに次ぐ第二位のスペックであり、平成二期と比べてもほとんど遜色がない。平成以降の全てのライダーと比較して、未だに高い水準を維持している。

これも歴代最年長主人公であるヒビキが果てしない鍛錬で辿り着いた極地である。

鍛えてますから

音撃刃 鬼神覚声(おんげきは きしんかくせい)

装甲声刃によって、響鬼のと気を増幅させて強力な音撃に変える。

名前は鬼神覚醒と拡声器のシャレ。

  • 巨大な波動を連続で飛ばす
    • 音撃モードの装甲声刃をマイク代わりにして発動。TVCMで使用したのはこちら。
  • 長大なの剣に変えて豪快に切り裂く
  • 三日月状の斬撃を飛ばして一刀両断にする
    • 音撃モードで使用。東筑波のヨブコに使用したタイプであり、装甲声刃のスピーカー部分に鬼の字が浮かび上がる。
  • 増幅した声を放つ
    • 音撃モードで使用。港区のウワン(幼虫)戦でのタイプ。

といった具合に、同じ技名でも攻撃手段はバリエーション豊か。あらゆる魔化魍を一撃のもとに粉砕する威力に加え、状況に合わせて柔軟に対応できることも強み。

なお、テレビ本編と劇場版では設定が異なっている。

音読みで「刃(じん)」と読むのが自然のように思えるが、こちらは使用武器に合わせて、また「波(は)」とかけて「刃(は)」となっている。音読みで「音撃刃(おんげきじん)」と記載する資料もあるが、誤りである。ガンバライジングでもこちらの誤字が使われていた時期もある。

その他

この形態でも太鼓による音撃技は使用可能で、港区のウワンに音撃鼓を投げつけて動きを封じ、音撃打で倒している。

この際、技名を叫んでいないので何の音撃打を使用したのかは不明であるが、2013年刊行の「仮面ライダーSUMMER」には「灼熱真紅の型」と記載されていた。しかし灼熱真紅の型は音撃鼓を使用しない技である為、「爆裂真紅の型」の誤植である可能性が高い。

一部の客演作品では名称不明のライダーキックを使用している。

テレビ本編では猛士の小暮耕之助が開発した武器と言う設定だが、劇場版では戦国時代の明日夢の兄・猛士の遺した「響鬼」と彫られた刀が変化した物となっている。詳細は該当項目参照。

変身プロセス

  • テレビ本編

「響鬼、装甲!」の掛け声と共に赤い炎が全身を包んで響鬼紅の様な姿となり、多数のディスクアニマルが全身に纏わり文字通り装甲となる。

ハイパーバトルビデオで明日夢が変身した際もこれに近い。

最終話では、変身音叉 音角を用いて直接、装甲響鬼に変身した。

  • 劇場版

オロチとの戦いの最中、安達明日夢が見つけた猛士の刀を響鬼が手にしたとき、突如それが装甲声刃に変化し、響鬼も炎に包まれて装甲響鬼となった。

鍛え上げられた鬼の力!音撃の紅き装甲!装甲響鬼!

音撃装甲!装甲響鬼!

プレバン限定「DXライドウォッチセット vol.2」の一つとして発売。

必殺技は「鬼神覚声」。

余談

S.I.C HEROSAGA』では黒塗りの鎧に身を包んだ戦国武者風の装甲響鬼が登場。装甲声刃は日本刀のように長大化している。

ガンバライジングでは装甲声刃と音撃棒・烈火の二刀流のカードが登場している。

最強フォームなのだが仮面ライダーディケイド以外での客演は必殺技を使わせてもらえない不遇なフォームとなっている。

響鬼の当初の強化フォーム案には、襷状のパーツが取り払われ、体色が模様状になるというものがあった。これはPLEXのデザイナー・小林大祐が以前より「引き算型」の強化フォームをやりたがっていたのと、奇しくも響鬼が鍛えることを信条とするヒーローであることから提案したという。しかし、子供たちのヒーロー像に対する認識は保守的だったため、結局は従来の「上乗せ型」にせざるを得なくなったとのこと。

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