ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

艦砲射撃

かんぽうしゃげき

艦砲による砲撃。目標は問わない。

軍艦が搭載する大砲艦砲)による砲撃。陸上の目標を海上から攻撃するニュアンスを含んでいることが多いが、本来の意味としては目標が艦船であるか、地上であるか、あるいは航空機であるかは問わない。恐らく第二次大戦中に米英からのこれを陸で喰らったおじいちゃん・おばあちゃん世代の経験そのものや、彼/彼女らから経験談を聞いたイメージが強いためと思われる。


かつては魚雷による雷撃と並んで海戦の花形であったが、近年はミサイルの発達により、第二線に退いている。特に戦艦クラスともなるとその爆風は凄まじく、甲板に残っている人間は爆風で圧死するか、吹き飛ばされることは確実。


艦娘・長門による実演。編集

艦×パン!1「射程が違います」

艦砲は強烈な破壊力から、浮かぶ砲兵として陸地への砲撃へも用いられ、「戦艦の主砲は4個師団に匹敵する」と言われるほどの大きな効果があった。


砲撃の直撃を浴びた土地には大穴が空き、地下浅いところにある防空壕や地下陣地を破壊することも可能である。到底、戦車で立ち向かえるものでは無い。提督諸氏ならば、様々な陸上型基地を常日頃から相手にしているため、その威力はよくご存じだろう。「三式弾」の記事も参照。


第二次世界大戦中には沖縄戦で大々的に実施されたほか、室蘭市、釜石市などにも大規模な艦砲射撃が行われ、民間人も含めて多くの死傷者を出した。砲弾の炸裂を近くで浴びた人間は、砲弾の破片に切り裂かれる。艦砲射撃の後はバラバラになった肉片、焼け焦げた死体が散乱し、皮がはがれて木に引っかかるなど、飛行機が墜落した後のような凄惨な有り様になった。

釜石市では多くの市民が防空壕に逃れたものの壕の崩壊で圧死する者が相次ぎ、600人以上が死亡した。


さらに時代が下ると、核弾頭を仕込んだ1発が広島型原子爆弾レベルの威力を持つ艦砲用の砲弾が現れ、アメリカ海軍アイオワ級戦艦は10発程度(3~4斉射分)を第2砲塔に積んでいた時期がある。


現代でも艦砲射撃はミサイルより安価で有効な対地攻撃手段として用いられており、12.7cm砲といった小口径砲が主流となった現代艦の艦砲でも対地攻撃用のGPS誘導弾や射程を延伸するロケット推進弾が搭載されている。


関連タグ編集

戦艦 艦砲

第三次ソロモン海戦

関連記事

親記事

艦砲 かんほう

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 381069

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました