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福田純

ふくだじゅん

福田純は、日本の映画監督。
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概要編集

1960年代から70年代にかけて東宝で活動した職人監督。

若大将』シリーズ・『暗黒街』シリーズ・『独立愚連隊』シリーズ・『国際秘密警察』シリーズ・『100発100中』シリーズなど、多くの娯楽映画を手がける。特に田中友幸プロデュースのハードボイルド・アクションものに定評があった。

本多猪四郎監督同様に特撮ものが出来る監督の養成からか『空の大怪獣ラドン』にチーフ助監督(本作には福田以下の助監督に山本廸夫監督【『血を吸う』シリーズで有名】や坪島孝監督【古澤憲吾監督と並ぶ『東宝クレージー映画』の職人監督】らもいた)で参加し、デビュー2作目の『電送人間』や昭和ゴジラ後期など東宝特撮を支えた功労者の1人でもある。

助監督時代から交流があった中島春雄は監督昇進後も「助監督が演出をやっている」印象が強かったと語っている。

テレビドラマも手がけており、堺正章主演のドラマ版『西遊記』が特に有名。


経歴編集

1923年2月17日生まれ。中国吉林省長春県出身。満州育ち。

1946年、東宝に入社。稲垣浩や本多猪四郎の助監督を務める。

1959年、『恐るべき火遊び』で監督デビュー。

1977年、『惑星大戦争』を最後に東宝との専属契約を解除。映画プロダクション青雲社を設立。

2000年12月3日、肺癌により死去。77歳没。


作品編集

映画編集

「※」は、自選等を含めた代表作。


『恐るべき火遊び』1959年

電送人間』1960年

『情無用の罠』1960年※

『守屋浩の三度笠シリーズ 泣きとうござんす』1961年

『守屋浩の三度笠シリーズ 有難や三度笠』1961年

『暗黒街撃滅命令』1961年※

『吼えろ脱獄囚』1962年

『女性自身』1962年

『日本一の若大将』1962年

『暗黒街の牙』1962年

『にっぽん実話時代』1963年

『ハワイの若大将』1963年

『のら犬作戦』1963年

『国際秘密警察 虎の牙』1964年

『血とダイヤモンド』1964年※

『暗黒街全滅作戦』1965年

『香港の白い薔薇』1965年

『100発100中』1965年

『怒涛一万浬』1966年

『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』1966年

『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』1967年

『100発100中 黄金の眼』1968年

『フレッシュマン若大将』1969年

『ニュージーランドの若大将』1969年

コント55号 人類の大弱点』1969年

『コント55号 俺は忍者の孫の孫』1969年

『大日本スリ集団』1969年※

『コント55号 宇宙大冒険』1969年

『野獣都市』1970年※

『喜劇 ソレが男の生きる道』1970年

『3000キロの罠』1971年

『西のペテン師 東のサギ師』1971年

『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』1972年

ゴジラ対メガロ』1973年 - 兼脚本

ゴジラ対メカゴジラ』1974年

『喜劇 だましの仁義』1974年

『エスパイ』1974年

惑星大戦争』1977年


ドラマ編集

『泣いてたまるか』1967年 - 監督

『平四郎危機一発』1967年 - 脚本、監督

怪奇大作戦』1968年 - 脚本、監督

『オレとシャム猫』1969年 - 監督

流星人間ゾーン』1973年 - 脚本、監督

日本沈没』1974年 - 1975年 - 監督

『はぐれ刑事』1975年 - 脚本

西遊記シリーズ』1978年 - 監督

『春のかがり火~箕輪城・戦国の日々~』1993年 - 監督


関連タグ編集

映画監督

東宝 / 本多猪四郎 /湯浅憲明

鶴田浩二:東宝移籍以来縁があり、『恐るべき火遊び』で特別出演した。

外部リンク編集

福田純 - Wikipedia

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