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田沢湖線

たざわこせん

盛岡駅から大曲駅までを結ぶJR東日本の標準軌路線。秋田新幹線こまち号が当路線を経由する。
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概要編集

奥羽本線大曲駅(秋田県大仙市)から東北本線盛岡駅岩手県盛岡市)までの75.6kmを結ぶ地方交通線(ローカル線)で、JR東日本秋田・盛岡支社が管轄する。


全区間単線ではあるが、1982年東北新幹線開業と同時に交流電化を行い、盛岡-秋田駅間の特急たざわ」が設定された。

さらに奥羽本線一部区間と同様に軌間を標準軌に改軌したのち、秋田新幹線が当路線を経由して1997年3月22日に開業した。


なお、この路線案は大正時代からあったものの、当時は奥羽山脈を越える日数や資金が無かったため、盛岡側は橋場線(盛岡から現在の赤渕駅周辺まで)、秋田側は生保内線(大曲から現在の田沢湖駅)として開業していたが、戦争が激化する中、橋場線は不要不急線に認定され、線路は太平洋側と繋がる山田線の交換用として剥がされ、運行不可となり休止扱いになった。

戦後になり、再び橋場線と生保内線を結ぶ工事が始まると当時のルートではなく現在のルートである赤渕から分岐する案が採用され、今日に至る。

しかし、橋場線自体は正式な廃止手続きを取っていないため、現在も休止扱いとなっている。

また、田沢湖から赤渕間は奥羽山脈を越えるため、区間利用者が少なく、こまちは何本もあるが、普通列車は2往復しかない。通りたければこまちを使いなさい。

路線名の由来は沿線にあり、日本で最も水深の深いである田沢湖から。


使用車両編集

701系(5000番台)編集

1997年3月22日に改軌された際から運行中。

秋田総合車両センター南秋田センター所属。


過去の使用車両編集

全て狭軌時代に使用されたもの。

485系(特急たざわ用)

キハ58系(急行たざわ、普通列車用)

キハ52系(普通列車用)

キハ40系(普通列車用)


駅一覧編集

全線で秋田新幹線こまち」が乗り入れる。

●:停車駅 ◆:上り始発・下り最終のみ通過 ▲:上下4本のみ停車



今後の予定編集

赤渕~田沢湖間は約18km離れているが、この区間は曲線が多く、最高速度がせいぜい60km~70kmしか出せない。また橋梁設備も老朽化しており、架け替え費用も膨大で、架け替える場合は当区間が長期運休となってしまう。

そこでこの区間に新たに新仙岩トンネルを建設する計画が持ち上がっている。完成すれば、秋田~盛岡間が最大7分程短縮される予定。最高速度も現行の130kmから160kmに引き上げられる。

余談だが、本路線も電車でGO!2の3000番台収録路線の1つで、「こまち」だと赤渕~田沢湖間では130km/h近く走らなければ定刻通りに走れない(急カーブの速度制限も無い)。



関連タグ編集

仙山線 陸羽東線 北上線 秋田内陸縦貫鉄道

たざわ こまち(列車) スーパーこまち

キハ58系 701系 485系 E3系 E6系

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