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序 七月七日の七夕伝説の記述することにあたりはるかとおくの天体に強い力をもった星を見つける。南十字星の隣に位置する天の川が流れている。それを幸せの川と思い、古(いにしえ)の記録をていねいに探して調べてみた。その伝説の記述は悲恋と幸せがまじり合うドラマチックな物語であった。その断片をうつし、写本にした。これを読んだり聞いたりする者に愛の想いの力は、とても美しく人生の成長をうながす現象であることを知るために、この断片を遺すことにした。 悲しくて美しい、それが恋というものかもしれないと思うときょうこのごろ、 陰陽庁 安部晴明 夏彦星_________ わし座 アルタイル 牛飼い主 織姫星_____こと座 一等星ベガ 機織り女 藤原道長____平安時代の貴族 摂政家で左大臣 天帝______神々の長 織姫の父 安部晴明____陰陽師2,465文字pixiv小説作品