悪路王(大神伝)
おおかみでんのあくじおう
『大神』から9か月後のナカツクニを再び混沌に陥れようとしている元凶。
当初は怨霊王ことミスター菅原に憑依しており、チビテラスとクロウが怨霊王を倒したことで菅原の墓にて本性を現す。
その後は充分な力を発揮するための器を求め、様々な時代のナカツクニを訪れて暗躍し、ついに100年前の十六夜の祠にて完全復活を果たす。
第1形態(意識体)
器になってしまったクニヌシが悪路王の支配に抵抗したことで一時的に剝がされた魂だけの状態。
巨大な紫色のアメーバのような姿をした形態であり、真ん中に巨大な目が、左右に前作のラスボスである「常闇ノ皇」を彷彿させる手がある。
炎属性・氷属性・雷属性の攻撃を溜めて打ってくるが、対応する筆しらべを使うことで打ち消すことができる。
また時々、溜めを挟んだ強力な闇の波動攻撃を放ちつつ体力を回復してくるため、注意。
第2形態(完全復活体)
チビテラスを異空間に飛ばした後に鏡の中から出現した完全復活状態。
目元が陰で覆われたクニヌシが黒い体に赤縁で白の隈取をしているチビテラスに跨ったような姿をしており、まるで「ゲーム序盤の一人と一柱」を彷彿させる。
神器「森羅万晶」で攻撃してくる他、赤の墨を用いて筆しらべを使用してくる。
チビテラスの筆しらべの妨害も行なってくるが、逆にこちらも相手が筆しらべを使用してくる際に余計な部分を描き加えることで妨害することができる。
ちなみに筆しらべ「光明」は太陽を呼び出すのではなく、闇で包む筆しらべに変わっている。
最終決戦
第2形態を撃破後、悪路王は最後の悪あがきとして尚も諦めずに別の器を探す。
クロウの誘いもあって彼に憑依するが、真の力を発揮したクロウによって行動不能になる。
いよいよ決着の時がくるのだが…なんとクロウが悪路王を封じている間にチビテラスが彼ごと「一閃」をお見舞いするという展開になる(この一閃はプレイヤーが筆しらべを行うことで発動するため、便宜上こちらに記載する)。
ストーリーの展開上、クロウはチビテラスと冒険をした期間が一番長い相棒なため、涙ながらに拒否するチヒテラスと一部のプレイヤーの心境がリンクしたとか。
その正体は実態の無い「闇の集合体」。
そして、「常闇ノ皇」の基であるため、本来は前作でアマテラスが常闇ノ皇を撃破した際に悪路王も一緒にバラバラになっていた。
ところがその後、バラバラになっていた欠片たちは密かに力を蓄えており、次第に強力な妖怪(各ボス)に変化していた。
この強力な妖怪というのが、チビテラス達が各地で退治したボス妖怪達であり、悪路王はチビテラス達が無意識に自身の欠片を集めるように仕向けていた。
また、悪路王が完全復活を果たすにはヤマタノオロチの血と、光属性の器が必要である。
タイムスリップをすることでヤマタノオロチの血を確保し、そして光属性の器としてクニヌシに目をつけ、最終的に「ヤマタノオロチの血で清めたクニヌシ」を器に仕上げたことで完全復活を果たした。
装飾品「移身の業 漆黒の太陽」と神器「森羅万晶」を貰うことができる。
これらを装備すると、チビテラスが悪路王の第2形態下部分と同じ姿になることが出来る。
神器「森羅万晶」はチャージによって威力の向上も出来るが、攻撃に炎や雷、冷気をまとわせての攻撃も出来る。