概要
中華人民共和国のネットスラング「躺平主義(寝そべり主義)」を日本語に意訳したもの。「競争を避け、消費を減らし、資本家に搾取される奴隷となることを拒否する」若者たちの風潮を指す。
具体的には、「不買房、不買車、不談恋愛、不結婚、不生娃、低水平消費」(家を買わない、車を買わない、恋愛をしない、結婚しない、子供を持たない、低レベルの消費)などが挙げられる。
背景としては、中国の企業では朝9時から夜9時まで週6日働く「996工作制」というハードワークが当たり前になっていることや、就職難などがある。
中国の最高指導者である習近平総書記は「共同富裕」という国の政策に反することからこの風潮を問題視しているという。