「ただ、もし貴方が道を誤っているのであれば、 魔界に有りてなお輝き続けるこの法の光──この毘沙門天の宝塔の前にひれ伏す事になるでしょう!」
概要
種族 | 妖怪 |
---|---|
出演作品 | 東方星蓮船 Stage5ボス ダブルスポイラー LEVEL7ターゲット |
二つ名 | 毘沙門天の弟子(星蓮船) 妖獣の成り上がり(ダブルスポイラー) |
能力 | 財宝が集まる程度の能力 |
危険度 | 低 |
人間友好度 | 中 |
主な活動場所 | 命蓮寺等 |
テーマ曲 | 虎柄の毘沙門天 |
※ただし危険度や人間友好度等の評価は作中登場人物の稗田阿求による。
東方Projectの第12作目にあたる「東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.」の5面ボス。
毘沙門天の弟子で、代理人も勤める。
もともとは白蓮の住む山の妖怪であったが、白蓮より推薦を受け、黙認という形ではあるが毘沙門天の代理となる。非常に優秀な妖怪で、毘沙門天の代理としての業務も問題なくこなしていたため、人間からも妖怪からも信仰を一身に受けていた。代理となった際、毘沙門天は念のため監視役としてナズーリンをつけているが、それすら必要ないほど非の打ち所がない働きを見せていたという。
その役目と人間からの信仰を受けていたために、魔界に封印される白蓮を結果的に見殺しにした過去がある。星はそのことを後悔しており、ムラサや一輪が地底から開放された際、白蓮の復活に協力をしている。
いきさつは不明だが、その際に封印を解くのに必要となる宝塔をなくしており、ナズーリンに探させていた。
白蓮復活後は、仲間達と共に命蓮寺で暮らしている。
命蓮寺内では白蓮に次いで偉い僧侶である。白蓮が忙しい時は、代わりに命蓮寺を守っている。
現在は白蓮の弟子という風に見えるが、事情はもっと複雑。白蓮は毘沙門天を信仰しており、星は毘沙門天の化身、命蓮寺には毘沙門天が祀られている。つまり白蓮は弟子である星を祀り、信仰している事になる。
タグの間違いが多いが、姓名は「虎丸」ではなく、「寅丸」である。
また、寅丸星のイラスト目的で「東方 星」で検索すると『星蓮船』のタイトルや星熊勇儀など寅丸星以外のキャラや絵が数多くかかるため、タグを入れる際はフルネームで入れるのをお勧めする。
種族
財宝の妖怪、元妖獣、毘沙門天の化身
かつては人間達の、日本にはいない虎への想像から生まれた、虎の姿をした妖獣だった。
いまでは過去の姿を覚えている者はいないし、本人もかつて人間を喰っていた昔の姿には戻れない。
現在では先述のとおり毘沙門天の化身である。『東方求聞口授』の対談における白蓮の発言によれば、「信仰を集める存在そのもの」になっており「強いて言えば神奈子さんと同類」である。これを受けて信仰に敏感な神奈子は星について他の妖怪に比べて「商売敵っぽい匂い」を感じていたことを告白した。
また豊聡耳神子は「大昔は毘沙門天を信仰していた」(稗田阿求による注釈より)こともあり、「ずいぶんと変化したもんねぇ」と、彼女が信仰していたころの毘沙門天との違いに想いを馳せている。
性格
温厚、冷静で威厳を保とうとしている。
しかし仲間内に時折見せる地の性格は感情的で、時には激昂することもある。
またお寺にいるのだが、蟒蛇(うわばみ、常習的な大酒飲み)で大虎(態度がでかくなる)だとか。
能力
財宝が集まる程度の能力
おそらくは財宝神である毘沙門天の力(借りているのか身に付けたのかは不明)だと思われる。
妖怪ばかりの命蓮寺なのに人間にも人気があるのも、この能力のおかげである。
少しでもあやかろうとする人間に、白蓮が有難いお話で抑えようとするのが命蓮寺の日常となっている。
手に持っている謎の物体は、毘沙門天の宝塔(別名、レーザー宝塔)と呼ばれ、あらゆる物を焼き尽くす光線を放つ。宝石を集めて、その輝きをレーザーにして放つ宝塔で、レーザーに当たった場所は宝石となり、その宝石の輝きに当たった場所も宝石になる。永琳曰く、ガンマ線レーザーによって土の性質が変わっているらしい。
財宝の妖怪である彼女は余り体術を得意とせず、強さの八割は宝塔によるものである。
但し、宝塔を使わない素の状態でも相当の実力者である事は変わり無いらしく、『東方智霊奇伝』にて鉾を駆使した体術だけでフランドール・スカーレットと太刀打ちした場面が描かれていた。
……得意とせずと書かれているのは、比較対象がアレなだけという理由かもしれない。
容姿
虎の体色のような金と黒の混ざった髪を持ち、頭上に花(蓮?)を模した飾りを乗せている。虎柄の腰巻きをつけ、背中には白い輪を背負っている。また左手には背丈よりも長い鉾(槍)を、右手には宝塔を持っている。この鉾は威厳を保つ為の飾りで、杖代わりに使っている。
『求聞口授』によれば、この格好は偶像の毘沙門天を真似たものらしい。
神奈子からは、「仏像っぽい奴」と評されている。
スペルカード
名称 | 登場作品 |
---|---|
宝塔「レイディアントトレジャー」 | 東方星蓮船 |
宝塔「レイディアントトレジャーガン」 | 東方星蓮船 |
光符「アブソリュートジャスティス」 | 東方星蓮船 |
光符「正義の威光」 | 東方星蓮船 |
法力「至宝の独鈷杵」 | 東方星蓮船 |
法灯「隙間無い法の独鈷杵」 | 東方星蓮船 |
光符「浄化の魔」 | 東方星蓮船 |
「コンプリートクラリフィケイション」 | 東方星蓮船 |
寅符「ハングリータイガー」 | ダブルスポイラー |
天符「焦土曼荼羅」 | ダブルスポイラー |
宝符「黄金の震眩」 | ダブルスポイラー |
※東方wikiより引用
「寅」の元ネタ
奈良県生駒市に実在する朝護孫子寺は毘沙門天を奉っている。その歴史はかなり古く、飛鳥時代にまで遡る。
当時、仏教の受け入れをめぐって蘇我氏と物部氏が対立、やがて蘇我馬子は物部守屋を一族ごと潰すべく(と言ってしまえばそれっぽい理由付けにはなるが、実際のところ蘇我馬子の妻で物部守屋の妹に当たるとされる太媛が、兄を亡き者とするため馬子に開戦するよう手引きしていたとする説がある)聖徳太子ら皇子と組んで守屋と対峙することとなった【丁未の乱】。
そんなある時、聖徳太子はとある山を訪れ、戦勝祈願を行っていた。すると目の前に四天王の一角である毘沙門天が姿を見せ、太子に戦勝の策を授けたという。結果、蘇我馬子と聖徳太子は見事に物部守屋に勝利し、これを倒す事ができた。
聖徳太子はお礼として587年毘沙門天の像を刻んで本尊とし寺を建立、祈願した山を「信ずべし貴ぶべき山」『信貴山』と名付けた。そして、聖徳太子が毘沙門天に出会ったのは寅年、寅日、寅の刻。以来、信貴山では寅が毘沙門天と関連付けられるに至った(そのため某プロ野球球団のファンはよくこの寺に参拝に来る)。
その後910年には命蓮上人が病気の醍醐天皇を祈祷により治したことで、朝廟安穏・守護国土・子孫長久の祈願所として「朝護孫子寺」の勅号を獲得したという。
(信貴山縁起)
二次設定
白蓮を復活させるのに必要な宝塔をなくしてしまったことから、宝塔を何度も失くす描写がされたり、「何でもすぐになくす」キャラとされることがある(ドジッ虎)。
恐らく初期の頃に非常に優秀という点をすっ飛ばしてドジ属性があるかも、というファンの声が浸透した為だと思われる。また、物を失くしてナズーリンに助けを求める描写も多々見られる(なお、公式でドジ属性があるのは封獣ぬえの方である)。
頭に付けている花はしばしば「みかんの皮」扱いされ、代わりにみかんそのものが乗せられることも良くある。ひどいものだと橙(だいだい)を乗せられ彼女自身が鏡餅扱いされる。命蓮寺住人の中でも白蓮と並んで屈指の善人の為、ぬえや村紗に振り回されることもしばしば。『ダブルスポイラー』以降は、はらぺこキャラが定着しているようだ。→ハングリータイガー
人間関係
命蓮寺の中では、白蓮やナズーリンとの関係が描かれる事が多い。白蓮とは毘沙門天の代理として信仰し合い、ナズーリンとは主従関係にある。→星白、ナズ星
東方キャラの日
二次創作イベントタグ「東方キャラの日」では次のふたつが提案されている。
⇒木曜日を指す英語「Thursday」を「星's day」と読み換えたもの。
⇒「10(とお→と)ら 0(まる) 4(し)ょう」の語呂合わせ。
また、上記のカップリング「ナズ星」に関する「7月24日はナズ星の日」や、2月22日の「東方猫の日(猫の日)」に合わせて投稿された作品も見られる。
関連イラスト
関連タグ
東方Project 東方星蓮船 毘沙門天の弟子 虎柄の毘沙門天 宝塔
イラスト・二次創作タグ
ドジッ虎 とらぱい イケトラ キュートラ びしゃびしゃ門天 長髪な星ちゃん
ナズトラマンガ 東方印度娘 5ボス 星水こころ 東方妖獣組 毎週木曜は寅丸星の日 10月4日は寅丸星の日 東方猫の日