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孫悟空(最遊記)

そんごくう

孫悟空とは、漫画『最遊記』の登場人物である。
目次 [非表示]

人間とか妖怪だとか、どっちの味方とかそんなんじゃねぇんだ。俺にとって大事なのは何か なんだ。


プロフィール編集

身長  162cm
体重  51kg
誕生日 4月5日
年齢  18歳→19歳(RELOAD)
血液型 O型
声優  岡野浩介(1999年OVA版)→保志総一朗(TVアニメ版)

概要編集


「悟空」────『見えない空を悟る者』


東勝神州傲来国の花果山の頂にある巨岩から生まれた、でもでもでもない異端の存在。古来より吉凶の根源とされる金の瞳を持つ。


戦闘能力は4人の中では一番高く、如意棒(多節棍になる「如意“三節棍”」)を使う。

頭には、市販されている物とは物質からして異なり神の御手によってのみ造り出される妖力制御装置である金鈷を着けているが、悟空の精神状態が混乱や怒りの限界域に達すると増幅した妖力に耐え切れず破壊されてしまい、本来の姿である「斉天大聖」となる。


旅に出る約1年前までは髪は長かったが、運悪く悟浄の錫月杖の鎌により切断して以降短いままにしている。

見た目や性格は歳よりも幼く、「腹減った」が口癖の、食う・寝る・遊ぶに全力を注ぐマスコット系健康優良児。明るく無邪気で裏表のない優しさを持ち、強者との戦いには心躍らせる。

太平楽な性分だが仲間へのこだわりは誰よりも強く、特に名前以外を覚えていない状態で幽閉されていた自分を五行山から解放してくれた玄奘三蔵には特段の思い入れを持つ。


燃費の悪い大食いについては、飲まず食わずの幽閉時代の分を体が取り戻そうとしているのだろうとは三藏の弁。幽閉される以前の記憶は無いが、紗烙三蔵が守護する恒天城にて突如として現れた哪吒太子を見た際は、彼を引き止めようと手を伸ばすも何と呼べばいいのかわからなかったが、懐かしい感じを覚える。再び奇襲を仕掛けてきた哪吒を見た際は、「やっぱり逢ってないよな」と零す。

アニメ版ではそれ以降何も感じなかったが、原作では哪吒に一撃与えた後、悟空の脳裏には幼い頃の自分が哪吒と一緒にいるヴィジョンを掠めた。




斉天大聖編集

最遊記

悟空が金鈷の封印から解き放たれた本来の姿

人でも妖怪でも、ましてや神でもない、天に斉しい力を持つといわれる大地が生み出した伝説の生命体大地の精霊混沌の象徴とも言われている。

その性格は普段の悟空とは違い、血を好む残忍で凶悪な殺戮者と化し、敵味方の区別なく襲い掛かる。

外見もやや変化し、髪が伸び、耳や爪は尖り、瞳孔も縦長になる。腹部には普段は無い特殊な模様が現れる。

妖力制御装置の封印が解かれた悟空の力は"神"に等しいとされる程凄まじく、自身がダメージを負った時には天地から“気”を吸い上げて傷を癒し、ガトの持ってる強力な拳銃(それを使った三蔵が「撃った後腕が痺れてかなわん。」と言わせる威力のある)の弾丸を容易く素手や歯で防ぎ、妖力で天候を狂わせ鎌鼬や雷雨を巻き起こす。その強大な力に、ヘイゼルですら、斉天大聖のことを妖怪ではなく、神と言わしめるほど。


最遊記外伝編集

桜

五行山に封印される前の悟空。

大地が産み落とした異端の存在で、生まれながらに災いの象徴とされる金晴眼を持っていたため、一つ20kgもある枷を両手足に付けられた状態で天界に連れてこられた。

殺生事が御法度な天界での処分を免れ、観世音菩薩の命により、その甥である「太陽みたい」な金の髪を持った金蝉童子の元に預けられる。

そこで、天蓬元帥捲簾大将らとも出会い、悟空はそれぞれ「天ちゃん」「ケン兄」と呼び親交を深める。また偶然迷い込んだ宮殿の中で同い年くらいの少年哪吒と出会い、お互い初めての友人となった。因みに、この時の悟空はまだ名前がなかったので、哪吒に名前を教えることができなかった。その後、金蝉に「俺に名前をつけてよ」と頼み、彼から悟空という名前をもらう。

よく寝てよく遊んでよく食べる、元気でイキイキとした天真爛漫な性格。子供らしい純粋な心と真直ぐな言葉には人を動かす力があり、周囲の大人達は魅せられてゆく。


しかし哪吒の父・李塔天がその地位の維持の為に、哪吒を使って自身を殺そうと目論んでいることを、金蝉と天蓬の会話で偶然知ると、嘘だと願いつつもそれに対する疑心から、天帝と謁見中だった哪吒に真偽を問い質す。共にいた李塔天が哪吒に「(悟空を)殺せ」と命令した様子を見て、哪吒を追い込む李塔天を殴りつけるが、父を「主君」として絶対の忠誠を誓う哪吒によって剣を向けられる。

悟空を守るために乱入した捲簾と天蓬でも哪吒には敵わなかったが、哪吒は対峙した悟空の笑顔を前にして沈黙。非情な父親への忠誠心と悟空との友情で板挟みになった結果、悟空の目の前で自害してしまう。

直後周囲に取り押さえられた悟空の中で悲しみや怒り・混乱など負の感情が爆発した結果、妖力制御装置の金鈷が崩壊。「斉天大聖」として覚醒し、その場に居合わせた天界人達の虐殺という大惨事を引き起こした。

観世音菩薩の制止により斉天大聖の暴走は鎮まったものの、大罪人となった悟空を庇ったことで金蝉、捲簾、天蓬の三人は悟空ともども「謀反人」として天界から追われ、命を狙われる身となる。

そうして四人は「下界の桜の樹の下」で会う事を約束し、下界を目指す。


逃亡の途中で“ナタク”達の囮になった捲簾、天界軍の囮になった天蓬と別行動を取り、悟空は金蝉と共に時空ゲートへ辿り着く。

捲簾と天蓬の戦死を知らされながらも李塔天をどうにか退けた二人は時空ゲートへと走るが、李塔天の最期の抵抗により門扉が閉じられ、悟空に続く形で飛び込もうとした金蝉はゲートに挟まれてしまう。

「次は自分が手を差し伸ばす」と悟空に約束し、金蝉は「太陽みてぇだ」という言葉を遺して圧死。時空の歪みにより、その遺体は灰となった。


────事件から数日後、金蝉と死別した場所から動こうとしない斉天大聖のもとに、天界上層部の命により観世音菩薩が現れた。観世音菩薩は襲い掛かる斉天大聖を抱きしめ、辛い想いをさせた詫びと同時に、金蝉・天蓬・捲簾の代わりに悟空への礼を伝える。──「お前に出逢えて良かった」と。

悟空はただただ慟哭するのだった。


その後悟空は観世音菩薩に金鈷をはめられ、天界での記憶を全て消された上で五行山に五百年間幽閉される。それは天界から下された「五百年の孤独」という罰だった。

しかし金蝉に名付けられた「悟空」という名だけは、観世音菩薩の命令違反により消されなかったという。


備考編集

登録としては本タグより『悟空』と『孫悟空』の方が多いため、検索する際は『最遊記 悟空』で検索する方が多く、検出される。


関連イラスト編集

孫悟空BLAST!!!

らくがきno title

関連タグ編集

最遊記 玄奘三蔵(最遊記) 猪八戒(最遊記) 沙悟浄(最遊記) 白竜(最遊記)

最遊記外伝 金蝉童子 天蓬 捲簾  ナタク太子

孫悟空 悟空:原典、表記ゆれ

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