送り迎ふる程もなく
はや大阪に着きにけり
梅田は我を迎えたり
(『鉄道唱歌』第一集「東海道篇」五十六番)
駅データ
所在地 | 大阪府大阪市北区梅田三丁目1-1 |
---|---|
電報略号 | オサ |
開業日 | 1874年(明治7年)5月11日 |
事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
路線 | JR西日本東海道本線(JR京都線・JR神戸線・JR宝塚線)・大阪環状線・おおさか東線 |
駅構造 | 高架駅 |
English | Osaka station |
中文 | 大阪站 |
한글 | 오사카 역 |
備考 | JR東西線については北新地駅、阪急電鉄・阪神電気鉄道・OsakaMetroの各社については梅田駅・東梅田駅・西梅田駅の項目を参照。 |
概要
大阪府大阪市北区にある鉄道駅。1874年5月11日、京都駅~神戸駅間の鉄道開通時に開業。JR西日本の在来線が発着する。
東海道本線を所属線とし、大阪環状線が乗り入れる形となっている。東海道本線の路線愛称は、三ノ宮方面が「JR神戸線」、福知山線宝塚方面が「JR宝塚線」、新大阪・京都方面が「JR京都線」となっている。
なお、隣接する私鉄・地下鉄各線の駅と、かつて存在したJR貨物の貨物駅は地名から梅田駅と称しており、同じJR西日本のJR東西線の北新地駅は基本的には別駅扱いではあるが、乗り換えた場合は同一駅として扱われる。
- 大阪環状線ホーム(1・2番のりば)の発車メロディーは関西出身の芸能人であるやしきたかじん氏の代表曲、「やっぱ好きやねん」が使われている。
- 当駅北部を経由している新大阪駅~西九条駅間の梅田貨物線地下化に併せ、2023年3月18日より当駅の新ホーム(通称「うめきたエリア」)が新設され、同線経由の特急「はるか」・「くろしお」が当駅に停車するようになった他、おおさか東線が乗り入れ開始。同新ホームには、2030年代を目処に関西本線(大和路線)JR難波駅および南海本線新今宮駅から延伸されるなにわ筋線も乗り入れる予定となっている。
駅構造
地上・6面11線(1〜11番のりば)、地下・2面4線(21〜24番のりば)。
大阪環状線のりばは9両編成の有効長となっているが、ホームを伸ばさなくとも10両編成分にすることも可能。東海道線(JR京都線・JR神戸線)・福知山線(JR宝塚線)のりばは12両編成分あり、最大16両編成にも対応するホームもある。
1・2番のりばには3扉8両編成対応の、6・7番のりばには4扉7両編成の普通電車用ホームドアを、5・8番のりばに昇降ロープ式ホーム柵をそれぞれ整備・設置している。2023年開設の地下ホーム・21番のりばには、天井から床まで覆う「フルスクリーン型」(襖タイプ)のホームドアが最初から付いている。
改札口は御堂筋口・南口・中央口・桜橋口・連絡橋口・エキマルシェ大阪口。地下ホーム新設に際し、新たにうめきた地下口・西口の2ヶ所の改札口を整備した。
うめきた地下口には列車の到着状況などを知らせるサイネージや、新大阪駅と同じく試験的に設置されたパナソニックの技術を採用した顔認証ゲートがあり、その姿はまさしく近未来の改札と言っても違和感が無い。
のりば | 線名 | 方向 | 行き先 | 主な列車(大阪止まりの列車は除外) |
---|---|---|---|---|
1 | 大阪環状線 | 内回り | 西九条・弁天町・天王寺方面 | 普通 |
JRゆめ咲線 | ユニバーサルシティ・桜島方面 | 普通 | ||
大和路線 | 王寺・奈良・加茂方面 | 大和路快速・区間快速 | ||
阪和線 | 日根野・和歌山方面 | 紀州路快速 | ||
関西空港線 | 関西空港方面 | 関空快速 | ||
2 | 大阪環状線 | 外回り | 京橋・鶴橋方面 | 全列車各駅に停車 |
3・4 | 福知山線 特急 | 下り | 福知山・城崎温泉方面 | 「こうのとり」 |
智頭急行智頭線 特急 | 鳥取・倉吉方面 | 「スーパーはくと」 | ||
播但線 特急 | 城崎温泉・香住方面 | 「はまかぜ」 | ||
JR神戸線 特急 | 下関・出雲市方面 | 「WESTEXPRESS銀河」(山陽コース・山陰コース) | ||
JR宝塚線・福知山線 | 下り | 宝塚・篠山口・福知山方面 | 大阪発。塚本通過 | |
JR神戸線 | 下り | 尼崎・三ノ宮・姫路方面 | 平日朝と17時以降の新快速・平日朝の快速 | |
5 | JR神戸線 | 下り | 尼崎・三ノ宮・姫路方面 | 新快速・快速 |
6 | JR神戸線 | 下り | 尼崎・立花・甲子園口・三ノ宮方面 | 普通 |
JR宝塚線 | 下り | 塚口・猪名寺・宝塚・三田方面 | JR京都線からの普通 | |
7 | JR京都線 | 上り | 新大阪・吹田・高槻・京都方面 | 普通 |
8 | JR京都線 | 上り | 新大阪・京都・米原・敦賀方面 | 新快速・快速 |
9・10 | JR京都線 | 上り | 新大阪・京都・米原・敦賀方面 | 平日朝と17時以降の新快速・平日朝の快速 |
東海道線 特急 | 上り | 新大阪・京都方面 | 「スーパーはくと」「こうのとり」 | |
10 | 東海道線 特急 | 上り | 草津・米原方面 | 「らくラクびわこ」 |
11 | 東海道線 特急 | 上り | 敦賀方面 | 「サンダーバード」 |
高山方面 | 「ひだ」 | |||
京都方面 | 「WESTEXPRESS銀河」(山陰コース) | |||
静岡・横浜・東京方面 | 「サンライズ出雲・瀬戸」(東京行きのみ停車) | |||
21 | 阪和線・大和路線 特急 | 下り | 和歌山・新宮・関西空港・奈良方面 | 「くろしお」「はるか」「らくラクやまと」 |
22・23 | おおさか東線 | 上り | 放出・久宝寺方面 | |
22 | 阪和線 特急 | 下り | 新宮方面 | 「WESTEXPRESS銀河」(紀南コース) |
24 | 東海道線 特急 | 上り | 新大阪・京都方面 | 「くろしお」「はるか」「らくラクやまと」「WESTEXPRESS銀河」(紀南コース) |
利用状況
年度別
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 422,429人 | 863,086人 |
2009年(平成21年)度 | 401,485人 | 802,970人 |
2010年(平成22年)度 | 394,503人 | 789,006人 |
2011年(平成23年)度 | 406,576人 | 813,152人 |
2012年(平成24年)度 | 413,614人 | 827,228人 |
2013年(平成25年)度 | 429,519人 | 859,038人 |
2014年(平成26年)度 | 423,758人 | 847,516人 |
2015年(平成27年)度 | 431,743人 | 863,486人 |
2016年(平成28年)度 | 431,543人 | 863,486人 |
2017年(平成29年)度 | 436,187人 | 872,374人 |
2018年(平成30年)度 | 433,637人 | 867,274人 |
2019年(令和元年)度 | 422,685人 | 845,370人 |
2020年(令和2年)度 | 290,317人 | 580,634人 |
2021年(令和3年)度 | 294,979人 | 589,958人 |
2022年(令和4年)度 | 347,078人 | 694,156人 |
2023年(令和5年)度 | 367,419人 | 734,838人 |
乗換駅
小ネタ
- 元々地盤が軟弱だった上に、地下水の組み上げの影響もあったことから、地盤沈下が発生し、その都度対応していたため1階通路などに数段程度の階段やスロープが多数ある。
- 現在、1・2番が振られている大阪環状線ホームは大阪環状線全通に先立つ1959年に「0番ホーム」として新設され(それまでは現在の3・4番ホームから発着)、1970年に現在のホームが完成したが、工事中は現在の1番のりばは「マイナス1番のりば」とされていた、実際に使用開始する際には「環状1」「環状2」とされ(ただしマイナス1番として案内されていた時期もあったという説もある)、1982年に「環状内回り」「環状外回り」に変更。そして現在の駅ビル完成に合わせて全面的にリナンバーされ、1・2番となっている。
- 中央改札前のコンコースには、床に色違いのタイルを使用した「迷路」がデザインされている。ただ、場所が場所だけに実際に迷路を楽しめるのは早朝深夜くらいである。
- 「うめきたエリア」の21~24番のりばは、梅田貨物線と通称されるルート上に新設されたホームであるが、現在も安治川口駅発着の貨物列車が運転されているため、地下駅を貨物列車が通過するというレアなシーンを見ることができる。また大阪駅前後の地上に出るまでの区間が急勾配となるため、安治川口駅から吹田貨物ターミナル駅間を走行する貨物の1000t以上の列車には後部補機(EF210型300番台)が使用される。
隣の駅
寝台特急「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」上り停車駅
特急「スーパーはくと」「こうのとり」「サンダーバード」「ひだ」「はまかぜ」「らくラクびわこ」「らくラクはりま」「くろしお」「はるか」「らくラクやまと」停車駅
| ||||
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種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
| 新大阪駅 | 大阪駅 | 尼崎駅 | |
普通 | 新大阪駅 | 大阪駅 | 塚本駅 | |
おおさか東線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
快速 | 新大阪駅 | 大阪駅 | ||
普通 | 新大阪駅 | 大阪駅 | ||
JR宝塚線 | ||||
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
| 大阪駅 | 尼崎駅 | ||
普通 | 大阪駅 | 塚本駅(-尼崎駅) | 一部列車は塚本通過 | |
大阪環状線 | ||||
前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 | |
(普通・快速全列車) | 天満駅 | 大阪駅 | 福島駅 |