大垣千明
おおがきちあき
「野外活動サークル」(野クル)を犬山あおいとともに創設し、部長を務めるムードメーカー。明るく快活な性格で、ややオーバー気味なテンションで振る舞うこともある。
各務原なでしこと斉藤恵那は初期は苗字・現在は下の名前で呼ぶ一方、あおいを「イヌ子」、あおいの妹・あかりを「チビ犬子」と呼んでいる。リンのことも最初は「しまりん」と本名をひらがなにしたあだ名で呼んでいたが、後述のとおり現在は「リン」と呼び捨てにしている。また、なでしこの誕生日があおいと同じ3月4日であることを知ったときには「大塩コンビ」と呼んでおちょくっている。
クリスマスキャンプを経てリンと恵那を野クルに勧誘しているが、マイペースな両者からはいまのところ色よい返事をもらえていない。
幼稚園の頃のキャンプ体験が忘れられないことがきっかけ(『へやキャン△』episode0より)でサークルを立ち上げたものの、同好会ゆえに少ない活動予算の範囲内で試行錯誤を繰り返していた。しかし1年の秋になでしこの加入を機に本格的にキャンプを実施することになったため、軍資金のために酒屋でアルバイトを始める。なお、酒屋の常連にはのちに野クルの顧問となる鳥羽美波がおり、彼女が「グビ姉」とあだ名される裏の顔を持っていることをいち早く知っていた。
なでしこに負けず劣らずな行動力の持ち主で、野クルの創設はもちろん、ほかのキャンパーがスキレットを使っていた姿に憧れ、木製の小鉢、ランチョンマット、テーブルの代用に小型の食器棚を購入、テスト間近にもかかわらずシーズニング(鉄鋳物に油を慣らすこと)を始めるなど、よくも悪くも決断が早い。ただしよく調べずに突っ走るために失敗も多い(小鉢は塗料剝がし後の脱臭を忘れ食器として使えなくなったためサボテンの鉢に転用しており、初めて自家製ソーセージを作った際も途中の重要な工程を省いた結果不味くなった)。
高額なものを見聞きすると鼻血が出るという体質の持ち主で、バイト代が入っても3万円の立派な焚火セットを前に鼻血を出してしまい、購入を取りやめたことがあった。ただでさえお金がかかる趣味なので、さすがに金銭が絡むと判断が慎重になる模様。
活発な言動と行動力に反して体力がないのが欠点。原作9巻で達磨山を登り切った際は息を切らしながらも何とか立っていたが、アニメ2期の第12話でこのシーンが映像化した際は悪化しており、同行していたあおいと恵那が登り切った直後に息を切らしながら立っている中、千明だけ倒れていた。ゲーム『Have a nice day!』では、なでしこ・リン・あおいと一緒に自転車で散策していたら一人だけ息切れして三人に置いて行かれるというネタがある。
千明のノリを嫌う志摩リンからは当初苦手意識を抱かれ、「大垣」と距離のある呼び方をされていたが、クリスマスキャンプ以降は距離が縮まったのか「千明」と呼ばれるようになっている(千明も「しまりん」とあだ名ではなく「リン」と呼ぶようになった)。千明のソロキャン中にリンがいたずらで脅かそうとするなど、現在はだいぶ打ち解けている模様。千明の方は当初から先輩キャンパーとしてのリンの知識に感服している。
アニメでは第1期第6話でキャンプ場の下見に行った際に、偶然にもそこでキャンプをしていたリンの祖父と(お互いに孫娘の友達・友達の祖父とは知らずに)出会うオリジナルシーンが描かれている。この時にスキレットで焼いた肉をごちそうになったことが、前述のスキレット購入の動機となっている(8話で言及)。
『映画ゆるキャン△』では地元山梨の観光推進機構で働いており、高校時代の友人4人とともに新たなプロジェクトに携わることになる。前述の決断の早さがいい方向に成長し、4人を束ねるよきリーダーシップを発揮しているため、「リン・なでしこに並ぶ第三の主人公」と評する人も。またその飲みっぷりから二代目グビ姉のあだ名をつけられている。詳細については二代目グビ姉を参照。
幼稚園の頃から眼鏡っ娘で、現在は黒縁の大きめな眼鏡を常用している。
初期は髪を腰の近くまで伸ばしており、普段はツインテールで、おでこを出していた。話が進むにつれて前髪が伸び、おでこと眉毛が隠れる程になった。後ろ髪も原作第54話(アニメ3期第2話)で恵那に散髪してもらい、肩に届くぐらいの長さになっている。劇場版で大人になった際も前髪を伸ばしたままになっている。
メインキャラクター5人の中では比較的髪型の変化が激しく、pixivでも様々な時期の髪型のイラストが投稿されている。
昔はショート寄りに切り揃えていたようで、アニメ1期円盤特典の『へやキャン△』episode0では幼稚園時代の様子を、アニメ1期第8話では中学生時代の様子を、アニメ『へやキャン△』第6話では小学生時代と中学生時代の様子を確認できる。
メインキャラクター5人の中で唯一、現時点(原作16巻時点)で家族の詳細が明かされていない。少なくとも母親の存在は確認されている(ソーセージスタッファーを数年前に母親が購入したことを千明が明かしている)。
制服姿
コート姿
エプロン姿(アルバイト)
原作3巻でなでしこの振りをしてリンとスマホでチャットする場面があるが、そのエピソードがアニメ1期9話で映像化された際、原氏の演技が上手すぎたせいでアフレコ時に「なでしこに似すぎていて千明っぽさが出ていない」という理由でリテイクを食らったらしい(最終回直前ニコ生より)。
実写版を演じた田辺氏は、外見だけでなく大垣のハイテンションぶりを豊富な顔芸と演技で表現。原作から飛び出してきたようなその存在感から、原作ファンからも「大垣役の大垣」や「野生の大垣」などと高く評価された。
コメント
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すべて見るめっちゃかわいいなでしこちゃんとマジカレーメン
La jalousie qui se tait s'accroît dans le silence. (Friedrich Nietzsche) 押し黙るものの嫉妬心は、沈黙のなかで増大する。(フリードリヒ・ニーチェ)2,950文字pixiv小説作品【きんモザ×ゆるキャン△SS】ふじさんと金髪少女
きんいろモザイクとのクロスは初投稿です。テンポよくしたいと思うと台本形式がやりやすいなと。キャラを出し過ぎると収拾がつかないので主要メンバーは絞りました。機会があったら続きが書きたい。8,846文字pixiv小説作品- やはり俺が山梨でゆるキャン△するのはまちがっている。
このように、俺達の日常はいつもキャンプに収束していく。
10年近く前に年賀状バイト(屋内での仕分け)をやったときの給与は12日間で3万7000円ほどでした。5,205文字pixiv小説作品 - やはり俺が山梨でゆるキャン△するのはまちがっている。
やはり俺の山梨あるあるはかたよっている。(前編)
あけおめです。 ゆるキャン△の季節なのでもっと進めたいんですが、いろいろ雑用が立て込んでて遅々として。 座興の話、気楽に書けて書いてて楽しいからついつい長く。原作本編は富士山駅から始まるんで、こういう移動中の話は自由度高いの結構好きです。4,491文字pixiv小説作品 - 大垣千明は走り出す
志摩リンだって叫びたい
リンと千明のお話です。この二人は噛んだらもうちょっと味がしそうな気がしたので「大垣千明は走り出す」の続編にしました。 昨日はにわか雨でたいへんな目に遭いました。6,900文字pixiv小説作品 関東と自販機とラーメン
ゆるキャン△9巻発売&へやキャン△・ドラマ版放送記念に。 畏れ多くもゆるキャン△の二次創作です。申し訳ありませんがエロは無しです。おっぱいも無しです。ゆるキャン△でエロは書けないよ・・・。 もはやゆるキャン△は自分の中で聖域のような作品になっているので、エロ作品初投稿した時以上に「こんな自由に書いていいんだろうか」と悶えながら書きました。時系列はざっくりクリキャン以後のつもりで明確な季節は設定していません。 内容は完全に趣味ですが、リンちゃんこういうの好きそうだよなぁと考えながらストーリーを練ったのでそこは非常に楽しかったです。 興味を持たれた方で行ける範囲内にレトロ自販機がある方は是非。9,620文字pixiv小説作品- やはり俺が山梨でゆるキャン△するのはまちがっている。
あらためて彼は彼女たちとの関係性をかんがえる。
「これなに? マックスコーヒー?」 「比企谷くんからもらったんだよ」 「ああ、あの子から」 「千葉の名物なんだって! お姉ちゃんも飲む?」 「そうね、じゃあひと口もらうわ」 「…………ん」 (これ、どこで買えるのかしら) 【次回 9月上旬】4,006文字pixiv小説作品 - やはり俺が山梨でゆるキャン△するのはまちがっている。
道すがら、大垣千明はふっと未来に思いを馳せる。
大井川キャンプの満足感高かった。瑞牆キャンプもコミカルで変化があってよき。 月末に初めて身延界隈を旅行します。自転車借りて、なでしこの内船から本栖湖行きを実践してみようかなあ。2,938文字pixiv小説作品 なでしこちゃんの気を引きたくて志摩さん誘惑したら失敗してマジ地獄
La fonction du langage n'y est pas d'informer, mais d'évoquer. (Jacques Lacan) 言語の機能とは情報を与えることではなく、想起させることにある。(ジャック・ラカン)4,141文字pixiv小説作品- やはり俺が山梨でゆるキャン△するのはまちがっている。
そして大垣千明は明るい笑みで拳を向ける。
ゆるキャン△の映画見てきました。いろいろと心に来るシーンが多くて最後には涙が……。涙腺がゆるすぎる。 一気にクリキャンに飛ぼうかと思ってたんですが、ここまでだいぶ丁寧に原作の要素を拾って来たんで、やっぱりここも書こうと思いました。次回はクリキャン前の準備回、その次からキャンプにします。6,586文字pixiv小説作品 イヌヤマ春のホラ祭り
前作(調査隊の方)で四月馬鹿はOKかなと思いましたがそれからあっという間に ネタが二つ上がったので速攻で書きました。ついでに同じく前作で記述出来なかった 花見も。原作五巻で二人は久遠寺には行っていませんからな。連れて行かせました。ええ。2,365文字pixiv小説作品- やはり俺が山梨でゆるキャン△するのはまちがっている。
俺の青春ラブコメキャンプはどう考えてもまちがっていない。~さけのみ~
ハレきゃん△(晴れ晴れとした快晴の空の下で行われるきゃんぷの略) (追記)3期決定めっちゃ嬉しい。このシリーズこのまま細々と3期放映まで続けようかなとか思いつつある4,456文字pixiv小説作品 - やはり俺が山梨でゆるキャン△するのはまちがっている。
富士山と眠り姫、ちょこっとだけ進路の話
ゆるキャン△3期、できたら冬クールでやってほしかったなーと思いつつ、4月が楽しみです2,866文字pixiv小説作品 - やはり俺が山梨でゆるキャン△するのはまちがっている。
きっと犬山あおいはいつだって優しい嘘をつく。
ラッキードリンクショップはリアルではハッピードリンクショップだそうで。 【次回 9月下旬】5,160文字pixiv小説作品 私はこの手を離さない。
初投稿です。文章が拙かったり、意味わからなくても大目に見てください。練習します。 6巻、7巻を読んでなでしことリンちゃんの関係がちょっとかわいいと思ってこれを投稿しました。 二人ともすごいかわいいですよね、僕は大好きです。 この二人の関係って「動」と「静」というか、プラスマイナスの関係がしっかりしていて面白いです。 あと、どーでもいいけど大垣の見た目が僕の昔好きだった人にちょっと似てて好きです。 少々6巻のネタバレが入ります。アニメだけの人とか、まだ6巻読んでない人はご注意ください。2,850文字pixiv小説作品私のことを好きになってくれないなら、いっそのこと殺してほしい
C’est dans le mensonge que la vérité commence. 真実は嘘から始まる。3,532文字pixiv小説作品