危険物
きけんぶつ
主に、
- ナイフなど人体に危険を冒しかねないもの、武器・爆発物類全般
- 悪用や発火、破裂や漏洩によって安全運行上の重大の支障となりうるもの(航空機持込品など)
- ガソリンや灯油といった可燃性物質など引火の危険があるもの
を指すが、法律においてはもっぱら下の方を指す。(消防法による)
この記事では主に後者について記述する。
何かしらのミスで大規模な火災が発生する危険性があるため、一定以上の量を扱うには危険物取扱者の免状を持っている人が作業を行うかその人に監督をしてもらう必要がある。また、それを沢山載せた車は長いトンネルや地下トンネルを通れない道路法による決まりがある(危険物積載車両通行止め)。
第4類
引火性液体で、発火しやすい液体。恐らく最も身近にあるもの。下記の試験においても人気が高い。
ガソリンや灯油が該当し、イラストの暁美ほむらの下のタンクローリーでガソリンを運ぶのを見た人も多いだろう。(余談だがゲーム版では「危険物第4類」というそのままの技がある)
更に特殊引火物・第1~4石油類・アルコール類・動植物油類に分かれている。
第5類
自己反応性物質で、何かしらのショックで発火・爆発するもの。ラノベ・マンガ・アニメ・ゲームではおなじみ。
トリニトロトルエン(TNT)などのニトロ化合物やニトログリセリンなどの硝酸エステルなどが該当する。
丙種は乙種4類の下位互換資格であるため、問題も甲・乙種よりはやさしいので、ガソリン等を扱う必要があるが勉強する時間がない…という人におすすめ。しかし、セルフスタンドでの立ち会い等乙4資格者に特に求められている技能がないため、タンクローリーの運転など役に立つ場面も限られる。
乙種には上記の6種それぞれについての試験がある。乙種は1種類持っていれば、それ以降法令・物理学及び化学の科目を受けなくてよい。
甲種には乙種までの総まとめのような問題が出される。そのうえ科目の免除は受けられないため、難易度が上がると言える。甲種の受験資格はそれなりに厳しく、化学系の大学卒業、化学に関する授業科目を15単位以上取得、実務経験2年以上、乙種のうち4種類の取得 のうちいずれかが必要である。
年齢制限はないので中学生がガソリンなど危険物を取り扱おうと思うなら乙種第4類の試験を受けることが可能だったりする。中高生が取得すると、都道府県によっては表彰を受けるかもしれない。ちなみに最年少甲種合格者は小学2年生である。すごい。