六月透
むつきとおる
クインクス班の一人。褐色肌に眼帯で線の細い容姿をしている。
女性であるが自身の性を嫌悪して男装をしており、同一性障害ではない。
両親と兄を喰種に殺された孤児で、CCG第二アカデミー出身。当時、講師であった佐々木と面識があり名残として“先生”と呼び慕っている。
Qsの中では真面目で比較的従順であるがかなり怖がりな性格。
血に関するものもダメで、料理(肉)も苦手意識を抱いている。更にRc値が低いせいで赫眼のコントロールができず、人間オークション編が終わるまで赫子も出せなかった。
瓜江に性別を知られてからは強気になり、人間オークション編を期に自信をつけ心身ともに向上していく。
実は第二(問題児が集められる)アカデミー時代は教練担当の戸影からは「悪い子」だと評されていた事や、動物虐待疑惑があるなど不穏な噂が流れている。
また、オロチ編を期に同じ目を持つトルソーに変質的な意味で執着されている。
赫眼は右。マスクのデザインは白い眼帯。
オロチ編
佐々木と共に行動する。単独でトルソーのタクシーに乗り合わせてしまい、以降彼に変質的な意味で執心されるようになる。
この戦いでは赫子の発動ができず、佐々木の猛攻を目の当たりにしたときは恐怖を抱いた。
嘘つき
父から虐待を受け続ける悲惨な少女時代。
母は父を恐れて娘を助けようとせず、六月は斧で両親を殺害してしまう。
…喰種が殺した
警察は娘の犯行だと断定したが記憶がない事を理由に六月は第二アカデミーへ移住する。
それからも猟奇的な殺害衝動は収まることはなく、構内に住みつく動物達に矛先を向けて舌を切り取り瓶詰めにして保管していた。偶然現場を目撃した戸影からナイフ裁きを教わり、同時期には一部の犯行を見た同級生達からも忌み嫌われるようになる。
犯行中の記憶は無意識の内に封印し、オークション会場では負傷の際、死亡した捜査官の死体を食らって生き延び(赫子が覚醒したのはRc細胞摂取も一因と思われる)、恋敵であるトーカに殺意を抱いたときは動物で鬱憤を晴らしていた。
そして似た者同士であったトルソーを殺害後、己の正体(少年殺人犯)を自覚した六月は力に溺れ殺人鬼として暴走していく。
流島編
瓜江班を異動し各班の補佐役に回る。半年後は鉢屋班に所属。
流島に潜入調査に赴くがオウルと死堪に発見され班長と二人の捜査官を失いながら穂木と逃亡。途中でトルソーに花嫁として攫われ、四肢を切断される。
彼の過去を聞く内に情が移るも花畑で殺害して肉を食らい、四肢を復活させた後に発狂し…。
その後、オウルに敗れた法寺班の危機に駆け付け戦闘と赫子が凶悪化しながら優位にたつ。喰種擁護に回った真戸を仕留めようとするがフロッピーの介入より断念。救援に現れた瓜江班と連携しフロッピーを倒した。
黒山羊VSピエロ編
鈴屋班に所属。人の血を匂わせ、勘づいた才子に警戒心を抱く。
ピエロ奇襲戦では鈴屋班と共に佐々木に復讐心を向ける安浦に教示しながらピエロを一方的に蹂躙。逃亡したウタ(分身体)を追跡し、佐々木に変装した彼への秘めた恋心が暴走し手籠めた。行為が終わると、現場を目の当たりにした安浦に隻眼の王殺害を提案する。
コウリュウノギ編
旧多局長直命を受け、オッガイ班教習担当就任。
黒磐の婚約者から得た親友の写真を頼りに:reで佐々木と再会。拒まれる前提で捜査官復帰を懇願し安浦と組んで薫香と金木を襲撃。しかしオッガイの特攻で取り逃がし激高する。
黒磐夫婦の結婚式に参加し、瓜江に佐々木への愛を告白。佐々木を手に入れるべく黒山羊にスパイを送り、餌として依子に喰種隠匿罪をかけた。
スパイの信号から黒山羊の基地を特定し、フレームアウトしたオッガイ達と共に喰種を惨殺する。薫香も狙うがヨモと対峙し安浦と仕掛けるも敗北。赫子で一命を取り留め、更に気絶していた事が幸いしカネキの生贄にならずに生存した。
その後、カネキの本体を探すトーカとミザの前に現れ妨害を行い、カネキを目覚めさせる。
トーカと対峙した際には持ち前のナイフ技術と赫子で追い込んでいき、カネキのことを「旦那」と呼んだことに怒りを抱き殺そうとする。
しかし直後にQsが到着したことに気を取られトーカを逃がしてしまい、喰種と協力することを選んだ仲間に怒り瓜江と才子と対峙する。
瓜江と才子と対峙した際に、なんと才子の特技であった模倣(トレース)を使い才子の赫子の拳をそのまま作り返した。
実は六月はRc値が「3」となっており(他の班員は700~900、ただし瓜江はフレームを開放し戦うことが多かったため1000を超えていた。)、このことに関してQs班の担当医の柴は、
「Rc細胞を制御している」と説明している。このことにより様々な赫子を自由自在に作ることができるようになり、元の赫子も禍々しい形状となっていた。
この能力で二人を圧倒するも、「自分を止めたいなら殺せ」と告げたにも拘わらずそれを断り、ひたすらに自分の攻撃を受け止め続ける二人の姿を見たことに加え、才子に「自分たちを傷つけているのが悲しそうだ」と指摘されたことで遂に決意が揺らぐ。
その後「生まれてこなければよかった」と自殺を図るも二人に止められ、再びQsの一員として最後まで戦い続けた。
終戦後は地方に渡り、特等捜査官となり街の平和を守るため戦っていることが明かされた。
初登場から隻眼で攻撃的ではない性質から初期の金木と共通点の多い六月。
しかし、血が苦手な上でクインクス施術を受け、捜査官になったという経緯があまりに不自然で「怪しい」と疑った読者はいただろう。
更に兄がいたと発言しているが、回想では登場しておらず最終回まで明かされる事はなかった。
両親殺害の新聞記事や覚醒後の台詞の中にも兄という単語は一つもなく、虚言癖が両親死後であるのを踏まえると兄は六月の嘘でこの世に存在していない事になる。劣悪な家庭環境の中で守ってくれる人や一緒に居て安心させてくれる人を求めて架空の人間を無意識に作り出したのだろうか。
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