全長50cmから60cmまでのモデル。主にリアル寄りのSD(スーパードルフィー)とアニメ寄りのDD(ドルフィードリーム)に分かれる。サイズが大きいので場所を大きくとり、人形本体や服やウィッグといったアイテムにも予算がかかるというデメリットはあるが、圧倒的な存在感がデメリットを帳消しにする。大きなお友達界隈ではこちらが主流。

全長40cmまでのを1/4といい、こちらも主流。主なメーカーはボークスとアゾンに分かれるが、ボークスはMSD、MDDといってSD、MDDの妹分、小学生ぐらいのキャラとして扱われるのに対し、アゾンは単純にダウンサイジングしたもの、つまり女子高生としてぐらいのキャラクターとして売っていることに注意。

主なキャラクターメーカー

タカラトミー(旧タカラ)

リカちゃんやジェニーといった女子向け相手の人形を販売するメーカー。一般的な大手

ボークス

京都市ら本拠を置くホビーメーカー。フル可動の1/6ボディを出したことで人形業界に殴り込みをかけ、今ではSD、DDといった1/3モデルで覇権を握っている。なお、DDの販売後に1/6業界から撤退した。

アゾン・インターナショナル

藤沢市に本拠、秋葉原、池袋、名古屋、大阪に直営店を設ける人形メーカー。業界においてはボークスと並ぶ大手だが、1/12から1/4まで幅広いモデルを出している。ただし、1/4においてはボディはオビツ製の物を使用している。

1/4においてはキャラクターモデルしか出さず、無塗装のヘッドを出していないのが難点。

オビツ製作所

東京都葛飾区金町に本拠を置くメーカー。主にボディを生産しているメーカーで1/12から等身大まで幅が広い。特に1/6モデルはアゾンのよりも可動範囲が広いのでボークスが1/6素体の販売を終了した現在となっては貴重なものになっている。

アゾンなどのメーカーに素体を供給するのがメインだが、オリジナルキャラクターモデルも出している。

PARABOX

川崎市に本店、中野と京都に実店舗を持つメーカー。アイテムメーカーであるが、オビツ素体を使用してオリジナルキャラモデルを製作、販売している。

スマートドール

ダニー・チュー率いるMIRAI（株）の1/3モデル。外国人が企画していることもあってか、多様性を追求して黒人モデルや火傷痕が残るモデル、更には肥満体型のモデルも出している。

主なアイテムメーカー

DOLCE

秋葉原と京都に店を持つメーカーで、主にドールウィッグを販売している。秋葉原の店舗は、多店舗とは違って、頻繁に転居をしている印象があるので注意。

Doll Heart

香港のドール服ブランド。DOLKやDOLCEのサイトや実店舗で購入するのがメインになっている。

まんだらけ

いわずとした中古販売業者であるが「ひめかずら」というドールウィッグブランドを展開しているのが、他の中古業者と一線を画している。

主な販売サイト

人形の服やウィッグの場合、企業で作っている場合とサークルなどの個人で作っている場合がある。個人のケースでは売り切れても再販しない事も多いので見極めが重要。

服やウィッグのメーカーは中韓や東南アジアが主流になっている。このためメーカー直販や海外通販サイトで購入すると送料と納期が大きくかかる。

BOOTH

BOOTHでも人形系アイテムを購入可能。メーカーによっては最安値をつけることもある。海外と国内混成で、海外産だと納期が大きくかかる。

DOLK

秋葉原と名古屋と大阪に実店舗、サイトを持つショップ。海外製のドールや服、ウィッグなどを販売する他、メーカーとのタイアップでキャラクタードールも制作、販売している。他サイトと比べると料金は高いが前述の通り、海外通販では送料が大きくかかるので在庫商品を買う場合には値段がさほど変わらなくなる。少しでも納期を速めたいのならDOLK。送料無料の時期があるので、購入するならこの時期がねらい目。

秋葉原に店舗、我孫子市に撮影スタジオ、通販サイトを持つショップ。値段も安め、即納品という在庫がある商品については速攻で手に入るのが利点。