ミリオタ
みりおた
軍オタ-ピクシブ百科事典ではライトノベル『軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!?』の項目として使われている。
一口に軍事趣味といっても多彩であり、国際情勢や兵器について情報を集めたり、歴史について論じたり、兵器や戦争のイラストを描いたり、プラモデルやジオラマを作ったり、装備品や軍服を収集したりとさまざま。漫画家やアニメーターの男性の間では古くからポピュラーな趣味であるが、部外者にはなかなか理解され難い。また、ひとくちにミリオタといっても興味を持つ時代や分野が様々であるため、ミリオタ同士でも話題が重ならない場合も少なくない。
歴史オタクや(銃や自動車、飛行機、鉄道などの)メカ系オタクと兼任しているケースが多く、シミュレーションゲームやサバイバルゲーム、プラモデルなどからこの道に入った人々も多い。ゲームや歴史や乗り物趣味が主体で、ミリタリーは副次的に嗜んでいるという人々も少なくない。
軍事の本質が"制御された有形力"であり、歴史観や国際政治と関わる以上、何かとセンシティブな趣味である。軍事を面白がる趣味は本質的に不謹慎な一面があり、部外者から快く思われない可能性があることは留意しなければならない。
他の分野と同様、好きなジャンルに推し活感覚で関わる人も少なくないが、こと軍事分野においてはそういった態度は厳に慎むべきである。ソ連・ロシア軍マニアがプーチンの侵略行為を擁護したり、ドイツ国防軍マニアがナチスの戦争犯罪を否定したりなど、趣味の対象を贔屓するあまり現代日本では受け入れられ難い歴史観・価値観に傾倒してしまうミリオタもいる。そこまでいかなくとも自衛隊の不祥事を暴いたメディアを非難したり、内部告発をした元自衛官を誹謗中傷したりするなど、趣味の対象との距離を誤っているミリオタも散見される(逆に自衛隊のお寒い内実を冷笑的に話のネタにするミリオタも多いが)。
基本的に男性ばかりのジャンルだと思って間違いない。女性で軍事分野に関心を持つ人は歴史好き(歴女)の範疇として見られ、現代軍事をメインにしている人以外はミリオタ扱いされにくいが、近年は上坂すみれや本田翼のように軍事趣味やサバイバルゲーム好きを公言する女性芸能人も出てきてはいる。
ちなみに、かつて架空戦記界隈で活躍していた創作集団霧島那智に参加していた瑞納美鳳(みずの みほ)という女性は「架空戦記界のマドンナ」の異名をとっていたが、これはミリオタの女性が「オタサーの姫」的な偏見に晒されがちであったことを示している。女性が軍事趣味界隈に近づこうとは思わなかったのも当然であろう。
「ピクシブ百科事典」という場の性質上、記事のあるミリオタ諸氏は何らかのクリエイターであることが多い。
軍事評論家、元軍人・自衛官など専門家は除くが、「元祖ミリオタ」と言われるフリードリヒ・エンゲルスは軍事評論家扱いされることもある他、現代日本のミリオタの代表格である石破茂は、防衛族の顔も持ち過去に防衛大臣も務めるなど専門家に片足を突っ込んだ存在ではある。
また、趣味が高じてミリタリー専門模型メーカーの企画部長を務めていた大塚康生や、軍事・航空史研究家としても第一線で活躍する片渕須直のようなクリエイターも存在する。
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