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作品解説

日本アニメーション制作の世界名作劇場シリーズ4作目。

放映期間

1978年1月1日12月31日(全53話)

元日でも大晦日でも放送された上、特番による休止もなかったので、シリーズ最多話数である。

原作

エクトル・マロ作「家なき娘

あらすじ

旅の途中のボスニアで父を亡くしたペリーヌと母のマリは、家馬車で写真屋を営みながらフランスの祖父ビルフランの元へ急ぐのだが、母も無理がたたりパリで帰らぬ人となる。

ペリーヌの父は昔父親の反対を押し切って家を出て結婚したため、行ってもビルフランに歓迎されないかもしれないと亡くなる前に母に聞いたペリーヌは、一人でマロクールに着いた時「オーレリー」と偽名を名乗り、素性を隠して祖父の営む織物工場の従業員として働き始める。

英語が話せるオーレリー(ペリーヌ)は社長であるビルフランに秘書に抜擢され、時期社長の地位を狙う甥のテオドールと工場長のタルエルの陰謀に巻き込まれながらも、孫と名乗れないまま頑なな祖父の心を次第にほぐしていく。

工場の跡取りとして家を出た息子を探していたビルフランは、息子の死と孫娘ペリーヌの存在を知り、自分の側にいる知性と教養のある賢い娘が息子の忘れ形見であるのではないかと思い始める。そして調査の報告の日、オーレリーと名乗っていたペリーヌは、初めて孫として祖父の腕に飛び込むのだった・・・。

登場人物

CV:靏ひろみ(現・鶴ひろみ

主人公。13歳。いつも変な顔の飼い犬バロン」を連れている。

CV:池田昌子

ペリーヌの母

  • マルセル

CV:岡村悦明

旅の途中で知り合うサーカス団の少年

CV:巌金四郎

パンダボアヌ工場の社長。ペリーヌの祖父

  • ロザリー

CV:黒須燕

マロクールで初めて知り合ったペリーヌの友だち

  • ファブリ

CV:村山明

パンダボアヌ工場の技師

  • タルエル

CV:丸山詠ニ

パンダボアヌ工場の工場長

  • テオドール

CV:田中崇(現・銀河万丈

ビルフランの甥

裏話

実は当初の予定では高畑勲氏が監督を担当する予定だったのだが、原作に否定的な立場を見せて拒否したため、前作『あらいぐまラスカル』を制作中だった斎藤博氏が引き続き担当した。高畑氏の監督拒否に伴い当初参加を見込んでいた小田部羊一氏、宮崎駿氏なども不参加となり、スタッフィングもやり直しを余儀なくされる。これにより海外ロケができなくなり、フランスにいるはずがドイツハイデルベルクの風景になっている等、劇中の風景の描写に一部矛盾が生じている。

関連作品

家なき子:アニメ家なき子レミは世界名作劇場でのそれを原作とした作品。

レ・ミゼラブル:アニメ第28話でファブリがペリーヌとロザリーにあらすじを聞かせる話がある。作品自体は29年たってシリーズ第24作目に。

関連タグ

あらいぐまラスカルペリーヌ物語赤毛のアン

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  • Qui paie ses dettes s'enrichit.-借金を返す者は金持ちになるー

    時系列は「おじいさんの目」の少し前辺りです。ペリーヌを秘書にする際に「月給90フラン」と、ビルフラン氏は言ってます。孫だと判明後、秘書のお給金90フラン、ペリーヌはどうしたのか?、の疑問から、この話は生まれました。重箱の隅突きのような話ですけど気になったんですよねf^_^;  題名の「Qui paie ses dettes s’enrichit.」は 「借金を返す者は金持ちになる」 ということわざだそうです。この話での「金持ち」は「心が金持ち」という意味としてとらえています。 表紙は、ボスニアの、エドモン達が向かおうとしたトラブニクです。3D画像にすると本当に山の中です。 恒例の通りペリーヌの声は当時の鶴ひろみさんの声で再生してくださいm(_ _)m
  • 夢みる令嬢じゃいられない

    今回は思いのほか長いお話になりました。読んでくださったかたには、ひたすら感謝いたします。時系列としては最終回後「パンダヴォワーヌ家お嬢様の1日」より前の話です。お金持ちの令嬢でいることに収まる気がないペリーヌが、セバスチャンだけでなくその他周りの人たちにも納得するまでになるには一悶着あったんじゃないかなーと、はっきりと考えたわけではありませんものの、アイデア自体は「パンダヴォワーヌ家お嬢様の1日」と同じ時期に思いつきました(2017年7月…汗)。再三のお願いですけれどペリーヌやテオドールの声は当時の鶴さんや銀河さんの声で再生してください(*・ω・)*_ _)ペコリ 表紙は、また原作のアン・ファミーユの一場面です(49話…!)
    17,946文字pixiv小説作品
  • おじいさんの冷たい(過ぎる)策

    す、すいません。誘惑に負けて、お盆中こっちを先に書きあげてしまいました。YouTubeの配信もせっかく「おじいさんの冷たい顔」が配信されたことですし投稿するなら今かなと思いまして😅 天国の原作者・マロさんから天罰がくだりそうですm(*_ _)m (マロさんはキリスト教徒でしょうから、お盆は関係無いかもしれませんけど)。 ご存知の方もいらっしゃいますでしょうが、ペリーヌのキャラクターデザインをされた関氏は「忍風カムイ外伝」のキャラクターデザインもされています。それとのクロスオーバーです(なのにカムイは登場しません😅)。テオドールの出ない、ペリーヌメインのクロスオーバーは、これが初めてかも?(・∀・;) テオドールものと同じノリで書きましたから表紙はテケトーです。 こんな話でも、書き始めたのは昨年の11月からなんですよ…💦
  • 私本『ペリーヌ物語』のあとの話。

    Cendrillon Rhapsody -灰かぶり狂詩曲−

    ほぼ完全にロザリー主役の話になってしまいました。ページ数が無駄に長くなっているのは、フランス語版の「アン・ファミーユ」と同様、文章と誰かの発言文の間に一行開いているからです。また会話文も、誰かの1人の発言と、別の人の発言の間も、一行空いているからです。このシリーズではフランス語版の文章の並べ方にならって作っています。表紙は彼女が重たいじゃがいもの籠を持って歩いて行った「おじいさんの冷たい顔」のパンダボアヌ邸の門の前、または、今回の話の中で、ロザリーが邸の門を横目に見ながら通って行った光景はこんなものではなかったかと(この門の向こうが「ペリーヌ物語」の原作「アン・ファミーユ」のパンダボアヌ邸のモデルになったと思われるナヴェット城です)、イメージしたものです。画像は現代のものですけど(ピエール・ルグラン通りっていうんですね)。Google Earthさんから。何回も確認はしましたものの、多分誤字脱字あると思います。どうぞ大目に見てください。 時系列は最終回以降です。初夏にしてますが舞台の北フランスに「初夏」はあるのでしょうか?(いい加減で、すみませんm(*_ _)m)
    18,959文字pixiv小説作品
  • Here Today-Dans le cas de "Wall Flower" Perrine

    前作「ウォール・フラワー」のペリーヌ・バージョンです。
ペリーヌが病んでます。
ペリーヌの幸せなお話が読みたいかたは回れ右をお勧めします。
 毎回気をつけてはいますけれど誤字脱字があるあった場合は生ぬるい目で見てやって下さい。 追記2022.12.18 別個ハッシュダグを作っても「AI生成」表示されるため、最初の投稿時に付けた表紙のAIイラストを変更しました。
  • エドモンの怪(2)

    クロスオーバーです。今まで散々ファーストガンダムとテオドールのクロスオーバー、他、名作劇場やカムイ外伝でもやってきました。その方面で慣れている人向けです。そうでないかたは回れ右してください。それと、アニメ版または原作版で、ペリーヌが完結していると思われている方にも向かないお話です。ご注意ください。 事務所のどこにあるか知らないテオドールの事務室はム○ゾのギ○ンさんの私室につながっているようです(嘘)。 ガンダム色が薄いからタグは付けません。
  • My sweet lord-僕の心優しい女神-

    今回の題名はジョージ・ハリスンの歌です。今回の中心人物はファブリさん(ここの二次創作では不穏人物)。だから別に英語のタイトルでも構わないか?(ファブリさんも英語解るし)と。あるかたの描いたタルエルのイラストを拝見するうちにイメージがわきました。それまでタルエルは、テオドールメインのクロスオーバーもので狂言回しみたいな存在以外、これといった案は浮かんでいませんでした。先述のかたのタルエルの作品には、孤高さ、計算高さ、冷徹さを感じさせる力ありました。感銘を受けました。タルエルを絡ませる話を作ってみたいと思いました。タルエルのイラストからイメージを得た事を、描き主様に相談し、承諾をいただいています(どうもありがとうございます)。 『ペリーヌ物語』はアニメ、もしくは原作で完結していると思われているかた、またペリーヌとファブリは将来一緒になるとお考えのかたも、まわれ右してください。ご注意ください。 表紙は、Google Earthからのパンダボアヌ工場のモデルになったといわれてるサン=フレール工場全景です(現在の)。3Dにしてスクショしたらぺしゃんこになってしまいました(汗)。アニメはその他にサン・ピポワ工場があり、原作には更にもう3つほど工場があります。ビルフラン氏は、まさに大工場主です。 時系列は拙作『よき理解者』のあとです。 題名についての疑問の回答など裏話的なことはこちらです→https://kiosk.fanbox.cc/posts/3579182 気をつけたものの誤字脱字がございましたらお許しください。 拝読してくださった方々に感謝いたします。 追記 この話において、ペリーヌとファブリはほとんど接触してません。よって「閲覧注意」の名称は取りました。ただ読まれるかどうかは自己責任ですよ。
  • 共存共栄・pixiv支局

    スポンサー獲得計画・福岡クローネの「福岡バイ!運動」

    スポンサー獲得企画第三弾。アビスパやギラヴァンツやライジングの関係者方は是非見てほしい。
  • 『ペリーヌ物語』私本続編集

    パンダヴォワーヌ家「お嬢様」の1日(前編)

    アニメ「ペリーヌ物語」(1978年放送)終了後、ペリーヌの「お嬢様」としての、とある1日(あまり、お嬢様お嬢様は、していません)。鶴さんの声はこの作品の声で脳内再生してください。さもないと他の作品の声で脳内再生したらドン引きしますよ(某ドラゴ◯ボールとかアンパ◯マンとか)(^_^;) アニメ準拠ではありますが、所々原作のエピソードも入れてます。例えば、時代背景は原作が出版された1893年と同じにしています。ビルフランも「ビルフラン氏」としました。 アニメでは出てきてありませんけれども、このお話の中では原作通り温室があることになっています。アニメでは、厩舎と思われる建物を納屋と呼んでいましたけれど、この話ではアニメに出てくるほうの建物は厩舎で、納屋は近いところに別にあるという設定にしています この話ではアンリエットが出張っていますけど、次のお話はロザリーです。ちょっとだけファブリが出てきます。大体の話はできてますがまだ書き込みが足りません。全部いっぺんに投稿しようと思いましたが、力つきまして、前半分だけ投稿することにしました。 食事の場面は悩みました。結構食の描写が出る原作やアニメですけども、朝昼晩きちっと食べているといった場面となるとなかなか難しい。アニメ版のペリーヌでマリと旅してた頃がちゃんと三食とってたような気も…(うーむ)。パリからマロクールまでの食(飢え)の描写は、これでもか!と強烈に描かれているのに、原作やアニメを見る限り、朝食にパンやスープを食べている描写は、工場で働いていた人達にはあるんですけど、邸に入ってからのペリーヌや、ビルフランは、朝食とってるのか?というくらい描写の無い疑問。一応この時代のフランスの食生活も検索してみましたけれど、19世紀の末ぐらいにはパンダボワヌ工場の人達やお百姓さんといった、労働者階級は3食、食べていたようですね。ただブルジョワ階級や貴族になると2食だったところもあったみたいで。一応ブルジョワ階級であろうビルフランは朝食を食べているかどうか謎です。もっとも1代で財を成した人ですから、昔のことを忘れずにちゃんと3食、食べている可能性はあります。なのでこの話には入りました。時代背景が近い、イギリスの「小公女」だと、ミンチン先生が、セイラに、朝も昼も夜も食事は抜き、の台詞があります。これによって少なくともセイラは朝昼晩は食べさせてもらえていたことがわかります。どのくらい食べさせてもらえたか分かりませんが(しょっちゅう食事抜きにされている様子だし)。 水道の箇所は、蛇口がついてたり、ポンプ式だったり、時には水道もしくは井戸自体がなかったりと、アニメ、結構大らかだなぁと思いながら見てました。 パリカール専用のシャレット型二輪馬車を検索したら、荷馬車だったんですね。アニメの最終回に出てくる2人乗りの洗練された馬車ではなく、新訳のほうの原作下巻のカバーの裏にある馬車の絵の方が、おそらく近いのではないかと。 個人的なことですけれど、身内の不幸がありました。そのせいか、しばらく二次創作に関わるのが、後ろめたい気分になってしまい、離れてもいました。
    11,428文字pixiv小説作品
  • 『ペリーヌ物語』私本続編集

    「パンダヴォワーヌのお嬢様」の裏話

    「パンダヴォワーヌ家お嬢様の1日」の裏話です。
  • 「ペリーヌ物語」よりテオドールもの(^ω^;)笑

    クロスオーバー、ペリーヌは…………

    ペリーヌの2次創作を作ると、どうしても反動的にギ◯ン総帥をコケにした話をかきたくなるのはなぜでしょう?(^ω^;)笑 文字通り、某作品とのクロスオーバーです。 まだあと1本はネタあるんですよね( ̄▽ ̄;)
  • 「ペリーヌ物語」よりテオドールもの(^ω^;)笑

    クルティザンヌ・アイリーン

    テオドールの、居たかもしれない(笑)パリのガールフレンドの名前を、ギレン の秘書兼愛人の名前と一緒にしました。ギレン から拝借したのはこのこれぐらいで、後テオドールの性格などは、アニメ版オリジンのガルマやドズルの性格を参考にしました。これぐらいの関わりなので、今回はタグにガンダム系のキャラは入れてません。そして珍しくビルフラン氏は登場しません(毎回だけどペリーヌも出番少なめ)!
  • Tu l’aimeras, tu l’aimeras.〜小さな願い〜 

    だいぶ以前に投稿した拙作「ウォールフラワー」のペリーヌ・ヴァージョン(「Here Today」)の、更に別バージョンです。 ビルフラン氏版の「ウォールフラワー」とは違い、ペリーヌはおじいさんと末長く幸せに暮らしました。と思われている方には読まれないことをお勧めします。 表紙はパンダボワヌ邸のモデルといわれているサン・フレール屋敷の敷地内にある建物(家?)です。Google earthとストリートビューを使っています。問題がありましたら削除します。
  • 私本『ペリーヌ物語』のあとの話。

    灰かぶり狂詩曲~サンドリヨン・ラプソディ~/あとがき・裏話編(;・ω・)ドキドキ

    本編に目を通してくださった、かたがたには、誠に感謝しています(*・ω・)*_ _)ペコリ 今回は、今までの中で最も長い文章になってしまいました(そんな予定は全くなかったのですが)。 そのため、本編と雑記・いいわけというか裏話みたいな文章を、分離しました(両方とも長くて…f^_^;)。 今回は、箇条書きに裏話めいた文章にしました。 本編は長くはなりましたけれど、結構楽しんで作っていました。ディティールというのですか? そういうのを調べるのは面白いものですね。スローペースにはなりますけれど(汗。「近況」のエッセイは、ひとまず非公開にいたしました。話が完成いたしましたので(*・ω・)*_ _)ペコリ
    10,246文字pixiv小説作品
  • もしもビルフラン氏が、キャラクターデザインワンダーランド「ペリーヌ物語」82頁を見たら

    ファブリさんとペリーヌの話を入力しているときに、気晴らし&資料としてキャラクターデザインワンダーランドを眺めていたら、ふと思いついた話です。「サンドリヨン狂詩曲」の裏話で次回作はファブリさんとペリーヌの話の予定の筈が、し、しょうもなー💦
  • 八月の雨は

    死ネタ、というか死後ネタです。 気になるかたは読まれないことをおすすめします。 36話で、ペリーヌはマリさんは「8月に亡くなりました」と言ってます。 ほのぼの作品の予定が…どうしてこんなことに?(自問) 短いですけれども発案は一年以上前のものです。 2024年の投稿は以上で終わると思います。2024年12月13日
  • Mi figue- mi raisin

    1978年に放送されたアニメ「ペリーヌ物語」の二次小説です。最終回直後の話。 投稿にあたり、色々とご教示してくださったリエ香様に、深く感謝いたします。

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