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デス・スター

ですすたー

STARWARSに登場する架空兵器。直径120kmの大きさを誇る人工天体である。

遠い昔、遙か彼方の銀河で…


概要編集

銀河帝国によって作られた宇宙要塞兵器。直径120km。

表面のクレーター状の主砲に取り付けられたスーパーレーザーと呼ばれる巨大なレーザー砲が最大の特徴である。これは出力を半分以下に落とした状態でも1度の砲撃で半径数百キロにも及ぶ範囲を瞬時に焦土と化し、最大出力では惑星1つをこなごなに打ち砕く威力を持つ。

一方で公式設定で広大な規模に比して常駐兵が少なすぎるため話の都合抜きで潜り込んだ敵を察知するのに時間がかかってしまい主人公たちが潜入して意外に好き放題動き回られるという意外な泣き所もある。


反乱を企てる者があれば惑星ごと破壊してでも阻止するという銀河帝国の恐怖による支配の完成形にして、その象徴である。パルパティーンはこの兵器の完成をもって、自らの統治への不満抑制のため形式上存続させてきた銀河元老院を完全に不要の長物とし、永久解散を宣言。これにより、初代デス・スターの司令官にして帝国初のグランド・モフ(複数の宙域の統治を総括する、帝国軍の総督職における最高階級。そのため日本語媒体では大総督とも訳される)でもあるウィルハフ・ターキンの主導により以前から推し進められてきた、帝国軍により各地に任命された総督が戦力投射による恐怖を以て人々を支配する武断政治体制への移行が完成した。


その起源はシーヴ・パルパティーン皇帝ことダース・シディアスが共和国最高議長を務めていた時代に遡り、ターキンの主導によって極秘に計画が進められていた。


ダース・シディアスは兵器製造を行っている種族で当時共和国からの離脱を画策していた勢力の1つでもあったジオノーシアンに対して、来るべき共和国との全面戦争で使用する最終兵器として極秘裏にこの宇宙ステーションの設計を命じる。

そして、エピソード2でクローン大戦が勃発すると設計図は当時シディアスの弟子であったドゥークー伯爵を通じてシディアスの手に回収され、大戦が終盤を迎えた頃に建造を開始。デス・スターの建造に無理やり加担させられていた科学者達が逃亡するなど建造は難航したが、19年もの月日を経てようやく完成され、ターキンがその指揮に就くこととなった。


しかし、上記の出来事で逃亡した後連れ戻された科学者の1人:ゲイレン・アーソは、デス・スターのリアクターモジュールに細工を施し、ここを破壊されると連鎖反応によりデス・スターそのものが爆発するという重大な欠陥を作り出していた。そして、彼はその情報を帝国軍のパイロット:ボーディー・ルックを通じて娘のジン・アーソへと伝えた。

その結果、完成とほぼ同時期に設計図が帝国における最大の反乱勢力である反乱同盟軍のスパイ組織にして、ジン・アーソらの率いる「ローグ・ワン」によって盗み出されるという事件が起きてしまう。デス・スターの設計図を受け取った反乱軍指導者のレイア・オーガナダース・ベイダーによって捕らえられたものの、設計図を記録したアストロメク・ドロイドR2-D2を取り逃がしてしまう。

ターキンはレイアに反乱軍基地の場所を吐かせるための見せしめとして彼女の故郷オルデランを破壊し、レイアが逃げ出した際に反乱軍基地がヤヴィン第4衛星にある事を突き止めたためこの衛星も破壊しようとした。しかし、反乱軍はデス・スターの設計図を分析し、上記の構造上の欠陥を暴き出していた。またデス・スターには勿論シールドが張られているがそれは大型艦の攻撃を想定したもので小型艇による攻撃は考慮されておらず、機動力は落ちるもののシールドを抜けれる事が判明し、XウィングYウィングを使用した作戦により、デス・スターは直前でXウィングを駆るルーク・スカイウォーカーの手によって破壊されてしまう。


帝国による圧政のシンボルが完成後短期間で打ち砕かれ、内部でその指令に就いていたターキン総督を含む帝国軍上層部の重要人物達が揃って戦死して軍部に混乱が生じた事から、ターキンが生前打ち立てた武断政治体制は早くも綻びが生じ始め、その後帝国各地で燻っていた反乱の火の手が一気に拡大することとなる。


一方、デス・スターを守るためにTIEアドヴァンストx1で出撃していたダース・ベイダーはそれが理由でデス・スターの爆発から生還する結果となる。


その後ベイダーは皇帝の不興を買い、一時はレイアの嘘の自白に基づいて惑星ダントゥイーンへ反乱軍基地捜索のために派遣されていた事で同じくデス・スターの爆発による死を免れていたカシオ・タッグ将軍が大将軍へと昇格した際にその配下へと降格させられるが、やがて失地を挽回すると帝国軍上層部の穴を埋めて拡大した反乱を鎮圧するためという名目で最高司令官として正式に任命され、強大な軍事力を手に入れることとなった。


そして1基目の破壊から3年後に2基目がエンドア星系で建造されるが、建造中に敢えてその情報を反乱軍に漏らして誘い込み待ち伏せしていた帝国艦隊で一網打尽にするという作戦に使用される。しかしこの戦いでシールド発生装置を破壊されてしまい、建設途中であったために直接内部に侵入してジェネレーターを破壊されて宇宙の塵となった。


ディズニーランドアトラクションスター・ツアーズ」では3基目が建造されていたという設定になっている。


エピソード7ではデス・スターの技術を流用したと見られる発展型であるスターキラー要塞が、銀河帝国軍の残党:ファーストオーダーにより建造されている。


スピンオフ映画『ローグ・ワン』は、デス・スターの設計図を強奪した反乱同盟軍の兵士たちの活躍を描いたストーリーになっている。


そのインパクト故、後続のSF作品でこれをモチーフにした兵器もしばしば登場している。


なお、土星の第1衛星ミマスはデス・スターにそっくりであるが、ミマスの姿が初めてボイジャー1号によって詳細に撮影されたのは第1作公開の3年後であるため、ミマスがデス・スターにそっくりなのは単なる偶然である。



関連タグ編集

STARWARS 銀河帝国(STARWARS) 宇宙要塞

ウィルハフ・ターキン

1/2700000バンダイビークルモデル(メカコレクションサイズ)のデス・スターⅡの縮尺。


イゼルローン要塞 スターラスター ソルディオス・オービットあんなもの) デスラー艦 アンドアジェネシス

コンゴウ(蒼き鋼のアルペジオ) … 暴走形態の容姿がソックリ(上記のソルディオス・オービット以外にも別世界モチーフが同じキャラの口癖にひっかけて「デース・スター」なんて呼ばれることもある)

デスエッグソニックシリーズに登場する巨大な宇宙要塞。明らかにデス・スターにエッグマンの顔を付けたようなものであり、『ソニックフォース』ではEPISODEⅣのパロディが行われている。

新キューティーハニー:第一話にデス・スターという名称のキャラクターが登場する。

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