テバ
てば
ブレスオブザワイルドに登場するリト族の戦士。白い鷲のような姿をしている。
一見すると粗野な一匹狼のように思えるが、実際は義理堅く素直な性格。その素直さゆえに当初はぶっきらぼうな面が目立っていた(好意的な選択肢を選んでも「大したお礼なんかできないぞ」とひねくれた回答が返って来る)。
英傑リーバルに憧れており、息子チューリを彼のような素晴らしい戦士にしたいと思い連日特訓に明け暮れている。
だがチューリの方は父親の影響を受けてしまっており、幼いながら言動がアレになってしまっている(テバ曰く悪気はないとのこと)。
リトの村上空を飛び回る神獣ヴァ・メドーを止めるため偵察に向かうも相棒のハーツが負傷してしまった事で復讐に燃えており、一時撤退を訴える周囲の制止を無視し単独で神獣に挑むため訓練場で準備していた。
そこでリンクと出会い、神獣に乗り込みたいというリンクの実力を試すため試練を与える。リンクの実力を認めるとリンクを背に乗せ神獣へと向かい、リンクが砲台を破壊するまでの間囮になってくれる。
見事リンクが砲台を破壊し、神獣内部に乗り込めるようになるが、テバは負傷してしまい後を託し撤退した。
その後はリトの村に戻っており、神獣を解放すると息子を訓練場を連れて行き、訓練に再挑戦できる。
妻子持ちで妻の名前はサキ。二人の名前を合わせると「手羽先」となる。
ちなみに息子の名前のチューリは手羽中・手羽元の調理法およびそこから来た部位の名称である「チューリップ」から。
メインシナリオ5章「ハイラル西部救援戦」にて、『BotW』本編クリア後の時系列から参戦。
白いガーディアンの力で時を超え、風のカースガノンを相手に劣勢となっていたリーバルに加勢。
好転とはいかないまでも戦況が拮抗する状態まで持ち直した事で、援軍がメドーに到着するまでの時間を稼ぐ事に成功する。
カースガノン撤退後にはリーバルと共にメドーに乗り込み、魔物の拠点の制圧、並びにカースガノンの撃破に尽力した。
尚、その際リーバルの口から「僕達にかかればこの程度は軽いよね」といったような言葉が出る辺り、どうやら一連の戦闘を通してテバの実力を認めたようだ。
リーバルに対しては様付けで呼び常に敬語で接している。リンクに対するリーバルの態度には「英傑様にもこんな一面が」とやや意外そうな反応を見せていた。
武器はリーバルと同じく弓だが、空中モード主体のリーバルとは対照的に、他のキャラクター同様に地上戦が主体となる。
使い勝手が特殊で弱攻撃は初撃の出だしが遅いためウィークポイントゲージ削りには向かない。その代わり攻撃範囲が広いのでどちらかというと雑魚攻撃用兼ダメージを与えつつ強攻撃の選択の意味合いが強い。各種強攻撃中にXボタンを連打することで攻撃回数が増加する。
キャラクターアクションのZRボタン長押しでの溜め撃ちは各種行動中も溜めが可能で最大まで溜めると広範囲に高威力のバクダン矢をばら撒き、しばらくバクダン矢が降ってきて周辺に継続的にダメージを与え続ける。
よって移動中キャラクターアクションで溜めておいて拠点や敵の大軍に遭遇したら最初に溜めたバクダン矢を打っ放してから戦闘開始するのがテバの基本戦術となる。溜めは攻撃の最中でもできるので、慣れてくれば強攻撃連打の最中に溜めておいて連打が終わったら追撃として溜めたバクダン矢を放つという運用もできる。
またビタロックは全キャラクター中最も強力で、一度使うと照準が表示され照準に入れた敵がロックオンされもう一度ボタンを押すとロックオンされた全ての敵を止める事ができ、その上停止時間もとても長い。強敵と戦う際にはとても有効でこれを活用しない手はないだろう。
連打する関係上コントローラーと指への負担が重いという無視できない問題もあるが、連射機能付きのコントローラーを使うとなれば話は別。
特に強3は雑魚処理とウィークポイントゲージ削りの両方を同時に優秀な技であり、ビタロックと組み合わせれば敵将のウィークポイントゲージを確実に一回で削りきることが出来る。
終盤のバトルチャレンジでは英傑の子孫たちと協力して4英傑と4対4の戦闘を行うことになる(プレイヤーは子孫側を操作する。4対4と書いたがステージが分断されているので一騎討ちである)。敗れたリーバルだがどこか嬉しそうに敗北を認め、テバの勝利を讃えた。
ブレスオブザワイルドの続編である本作にも登場。
時が経ち、新たな里長になった。作中で披露される機会はないものの戦士としての力量も向上しているようで、ブレワイ時点では「今のリト族には使いこなせる者がいない」と言われていたオオワシの弓を携えている。息子チューリの成長には喜ぶ一方、やや自信過剰な性格を不安視している。
天変地異により里に発生した大寒波の原因を探っている。彼の見立てによれば、里に古くから伝わっているという「天鳥船(アマノトリフネ)の唄」が解決に繋がるのではないかと睨んでいるようだが……。
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