チャデス
ちゃです
全国図鑑 | No.1012 |
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キタカミ図鑑 | No.076 |
ぶんるい | まっちゃポケモン |
タイプ | くさ / ゴースト |
高さ | 0.1m |
重さ | 1.1kg |
せいべつ | 不明 |
とくせい | おもてなし/たいねつ(隠れ特性) |
タマゴグループ | こうぶつ/ふていけい |
おとしもの | チャデスのこな |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | チャデス | 茶+抹茶+です+death(英語で死) |
英語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Poltchageist | poltergeist(ポルターガイスト)+ポットデス(英語でPolteageist)+抹茶 |
ドイツ語 | Mortcha | mors(ドイツ語で死)+抹茶 |
韓国語 | 차데스 | 日本語名の音写 |
中国語 | 斯魔茶 | 魔(mó、魔物・妖怪)+茶(chá) |
初登場はスカーレット・バイオレットのDLC『ゼロの秘宝・碧の仮面』。
ひび割れた茶入れに詰まった抹茶のポケモンで、顔がある壺の左右から粉でできた手を出し、その手には1本の茶杓を携えている。
周囲を窺う時には上部のフタが開いて、ヤバチャに似た渦巻模様の本体が現れる。
キタカミの里の言い伝えによれば、茶道を追求するあまり作法に煩くなりすぎて客を失った老茶人の無念と逆恨みが、使っていた茶入れに宿りポケモンとなった姿であるという。
そんな成り立ちゆえ上品な振る舞いを欠かさない一方、マナーに厳しい短気な気質。
食器を雑に扱ったり食べ物を粗末にすると、行儀を正しに怒ったチャデスがやってきて、肌つやを良くする抹茶の粉を振りかけたあとに、根こそぎ生気を吸われてしまうと語られている。
その為、チャデスの生息が信じられている地域では、抹茶を使った食べ物を避けて警戒する習わしがある模様。
大抵は古い民家に好んで棲みつき、日中は冷暗所でじっとしているが、日が暮れると街中や郊外を彷徨い始める。
そしてひび割れ・欠け・穴などがある物体を、硬化する抹茶で塞いで修理しようとする習性があり、棲みついている民家の食器などを勝手に金継ぎしていることもしばしば。
なお、左目の上には三つの点が三角形に並んだ模様があり、これは茶畑を意味する地図記号を意図したデザインであると考えられる。
ヤバチャとはタイプや姿、成り立ち、生態に至るまでリージョンフォームと言ってよい位に似ているが、渦巻き模様の部位が弱点ではないこと等から、一応は独立した別種として定義されている。
だがウミディグダやノノクラゲと違って容姿以外でも共通点が非常に多く、どちらかと言えばフシデとヤクデのような近縁種に近い位置付けと言えよう。
また、上記のように進化するとヤバソチャとなるが、ネーミングがヤバチャとポットデスとは逆になっている。
紹介PVは語り部が子供たちにチャデスの言い伝えを聞かせていたところ子供たちが退屈して寝てしまった、かと思いきや置いてあったお菓子に抹茶が振りかけられ、皆チャデスに生気を吸われ倒れ込み、最後にはチャデスがカートゥーンアニメのオチのごとく可愛げにウインクしアイリスアウトという、ブラックユーモアめいた作りとなっている。マナーに関係なく、生気欲しさに人を襲う事も普通にやるようだ。
チャデスは「タカイモノのすがた」と「マガイモノのすがた」の2種類が存在する。
ヤバチャの真作にあたる高い物と、贋作にあたる紛い物が混じっているのだ。
見極め方はチャデスを下から見ると窯印のような模様があるものと無いものがおり、窯印があるのが「タカイモノのすがた」、無いのが「マガイモノのすがた」となる。
どちらでも性能は全く同じだが、図鑑説明が違うほか、進化に必要なアイテムも微妙に違う。「タカイモノのすがた」は高級品のケッサクのちゃわん、「マガイモノのすがた」は安物のボンサクのちゃわんで進化する。
バトルやステータス画面では中々下側から見ることがしづらい為、捕まえてから道具メニューで対象のアイテムが使用できるか否かを確認するのが手っ取り早い。尤も、SVでは捕まえた直後の図鑑説明でどちらのフォルムか判別できるため、剣盾と比べると面倒さは緩和されている方。
やはりというか、タカイモノの方が出現率が低い。それで色違いを狙うとなれば非常に低い確率を引き当てなければならず、厳選は困難を極めるだろう。
ただし、大量発生ではタカイモノのみが出現するパターンが確認されている。大量発生したポケモンを一定以上倒すと色違い発生率が上がる仕様もあるので、うまく利用したい。
キタカミの里の「アップルヒルズ(シンボルエンカウントのマガイモノ個体)」、「舞出山道(竹林)」、「落合川原(竹林)」に生息。「落合川原」にはみずタイプにテラスタルするマガイモノ個体が出現する。
碧の仮面配信当時、肝心のボンサクのちゃわん及びケッサクのちゃわんの入手難易度は割と高く、フィールドに1つずつ落ちているものを除けば「鬼退治フェス」のランダム報酬のみ(どの難易度でも入手は可能)であった。藍の円盤が配信されてからはどうぐプリンターによって入手性はある程度改善されている。
本編ではブルーベリー学園の生徒であるゼイユが手持ちの一体として持ち歩き、出会った早々問答無用のポケモンバトルで登場する。
ポケモンカードゲーム
『スカーレット&バイオレット』シリーズの『クリムゾンヘイズ』から登場(詳細はこちら)。
「ヤバチャやポットデスの日本茶版」のファンアートは、剣盾当初から公式二次問わず行われており、そこから僅か一世代で実際のポケモンとして実現する事になった。
増えに増えた草ゴーストの複合も今回で遂に6系統に至り、今後の内定次第では統一パーティを組むのも夢ではない。
現代では抹茶を「棗(なつめ)」に入れる事が多いが、チャデスは蓋の付いた小さな陶器の壺の「茶入れ」に入っている。(「茶壷」は抹茶にする前の状態の葉を入れる大きめの壺なのでチャデスの入っている壺とは異なる)
茶入れの中でもチャデスのように肩が張ったような形を「肩衝(かたつき)」と呼ぶ。安土桃山時代には「天下三肩衝」と呼ばれた「新田肩衝」「初花肩衝」「楢柴肩衝」の三つの肩衝が織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の間を行き来した。
柄としての元ネタはヤバソチャと同じく、千利休の弟子の古田織部が起こした織部焼、その中でも大部分に黒い釉薬をかけ、残った一部に絵付けをする黒織部が由来と思われる。(イラストは茶碗の黒織部)
紹介PVは昔ながらの日本的な雰囲気だが、贅沢にも各言語ごとに吹き替えが作成されている。チャデスに出くわしてしまった際に投げかけるダジャレまでローカライズされており、英語版の「Nice tea meet'cha!」のように各言語でさむいギャグを味わうことができる。
和風&草タイプ繋がりからエリカ、または同じ抹茶風味のマホイップと共に描かれたイラストや、
茶人繋がりから千利休と共に描かれたりまっ茶ラテを作らされるイラストが存在している。