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スペシウム133

すぺしうむいちさんさん

スペシウム133は、シン・ウルトラマンに登場する架空の物質。
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概要編集

外星人第2号ザラブの口から語られた、ウルトラマンのエネルギー源。原子番号133の超重元素

作中では、本作のウルトラマンの身体がこのスペシウム133単体で構成されていると言う設定も明かされた。地球上ではあり得ない純物質の生命体。とんでもない頑丈さもそこから来ているのだろう。

この物質の応用によって、腕を十字に組んで発射する光波熱線の使用や、重力を歪めての高速飛行を実現させている。


しかしウルトラマンが地球上で人間との融合という禁じ手を行ったことで、必要時以外にプランクブレーンに格納した体の非コンパクト体、そして他生命体の融合情報維持の2つにかなり大きなリソースを費やすことになり、活動限界時間がごく短時間になるほどにスペシウムエネルギーの消耗が激しくなっている。


余談編集

スペシウムの原子番号が133というのは本作以前からある設定だが、名前の由来はスペシウム+マルス133と思われる。


テレビ版『ウルトラマン』では、「スペシウム」は火星にしか存在しないバルタン星人の嫌う物質であり、スペシウム光線に含まれているとされている。またマルス133はスペシウム光線のデータをもとに開発されたという設定がある。


現実においては、原子番号133の元素は2024年現在いまだ発見されておらず、「ウントリトリウム」という仮の系統名で呼ばれている。


現実でもウラン235やクロム51のように、元素の末尾に数字を打つことがあるが、これは元素の質量数を表す。

原子番号は陽子の数、質量数は陽子と中性子の合計を表す数なので、原子番号133かつ質量数133ということは、陽子が133個、中性子は0ということになる。

中性子なしで陽子が133個が集まるというのは地球の物理学では考え難い状態であるが、柳田理科雄は自身のYouTubeチャンネルで「地球とは異なる表記の仕方なのかもしれない」と解釈している。


関連タグ編集

シン・ウルトラマン

スペシウム スペシウム光線

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