ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

スジャーター

すじゃーたー

スジャーターとは仏伝に登場する人物である。

概要編集

古代インドの女性名であり、「良い素性」という意味を持つ。

狭義には、苦行の果てに疲労困憊していた釈迦に乳粥を差し出し、その命を救ったとされる女性を指す。


スジャーターはかねてより、ニグローダ樹に「自分が良い家に嫁ぐことが出来たら、毎年百千金の祭祀を施します」と祈りを奉げていた。後年彼女は現実に良家に嫁ぐことが出来たため、この祈りの通り祭祀を施していたという。


一方釈迦は悟りを得るために生死の境を彷徨うような熾烈な苦行を行っていたが、得られた答えは「苦行では悟りを得られない」というものであった。そのため樹木の下(これが菩提樹とされているが誤りである)で体を休めていた所、前出のスジャータの使用人が彼を発見、樹木の神であると思いスジャーターにその事実を伝えたという。

スジャーターは喜んで釈迦に乳粥を供養した。釈迦はこの乳粥で体を癒した後、菩提樹の下で悟りを開いたと言われている。


仏教では現代でも、宗派によってはスジャーターを最初の優婆夷(女性在家信者)であると定義している。また、インドのブッダガヤにはスジャータ村があり、彼女を記念している。


なお、日本語では乳粥と訳されているパーヤサ(キール)であるが、これは牛乳などを加えたもの(ライスプディングのように粥そのものを牛乳で炊くレシピもある)であり、粥というよりは菓子に近い。


日本では最後の所の長音を省略して「スジャータ」と呼ばれることが多い。最後の長音は女性形であることを表わす。

実際「スジャータ」は男性名として用いられている。


関連タグ編集

ガウタマ・シッダールタ 仏教

関連記事

親記事

仏教徒 ぶっきょうと

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1848

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました