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イシュタル(水着)

まなつのいしゅたる

『Fate/Grand Order』に登場するイシュタルの水着バージョン。
目次 [非表示]

女神のバカンス、味わってみる?


プロフィール編集

真名イシュタル遠坂凛
クラスライダー
性別女性
身長159cm
体重47kg
出典
地域メソポタミア
属性秩序・善・天
好きなものお祭り
嫌いなもの浪費、大損、ケアレスミス
設定担当奈須きのこ
ILLUST森井しづき
CV植田佳奈

相変わらずふわふわと地に足のつかない女神。パーカーの下は白のハイレグ水着なんだって。


概要編集

2017年水着イベント『デッドヒート・サマーレース!』に登場するイシュタルの水着版。レアリティは☆4。今回の配布サーヴァントであり第1部『デッドヒート・サマーレース!』のプロローグをクリアすると仮加入し、第2部『デスジェイル・サマーエスケイプ』クリアで正式加入する。


2024年4月からは『巡霊の祝祭』によって、常時入手可能となった。


人物編集

金星の女神イシュタル、夏の姿。夏の祭典という人々の熱狂……信仰心に心を打たれ一大イベントを開催した、まさに女神のような女神。現代風にアレンジした天舟マアンナ(厳密には、マアンナの「櫂」を変化させたもの)を駆り軽快に、そして痛快に肉体を駆使するカンフー系女神である。


「みんな、楽しんでる~~!最高~~?

 うんうん、良きかな良きかな!もっともっと、限界まで頑張ってね~!」


このように愛想よく気前よく、会場に集まった全ての者を祝福するまさに女神の中の女神。

その笑顔の裏に有るものは、はたして。自由奔放、優雅で大胆、そして残酷という女神イシュタルだが現代服になっているため女神としての気位の高さ・怖さはちょっとだけ緩和されている。陽気さと寛大さが普段よりアップし、フレンドリーに(彼女の部分が前面に出てるような感じである)。


ウルクを救ったマスターを将来有望な勇者として目をつけているが「なんでこんな平凡なのが勇者になるんだろう?」と首をかしげる事もあるとか。不思議な人間と捉えている。その人望(サーヴァントに信頼されている)を見込んで彼/彼女をイシュタルカップスタッフに雇用するが……?


能力編集

女神たるもの、格闘技の一つや二つは修得しているのが当たり前……という訳ではもちろんなく。ここまで巧みに動けるのは、依り代になった肉体が魔術も格闘技もしっかり修得していたからである。肉体が修得していた八極拳をイシュタル風にアレンジしたものが今回のバトルスタイル。


このほか、自身の霊基の一部を分離させて分身を生み出すことも可能。ぬいぐるみのようなかわいらしいマスコット状態となる。これは豊穣を司る女神ならある程度可能な権能であり、彼女の他に多産祈願の権能を持っているギリシャの月の女神は数十体規模で分身することが出来るのだとか。

イベント中においては、イシュタルは七体の分身を生成した(下記イラストのような見た目)。


モーション中では、魔法陣を通すことで威力を増幅した正拳突きや中段蹴りを放つ他、ガンドや拡散する気功砲を撃ち出したり、発光したグガランナの幼体による体当たり攻撃も披露している。

エクストラアタックでは、3人に分身した上で前後と頭上から連続で飛び蹴りを食らわせる。


ステータス編集

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香CCABBEX

保有スキル編集

騎乗(EX)天舟マアンナを乗りこなす彼女の『騎乗』スキルは人間とは次元の違う、別格のものである。無論、『別格』だからといって人間より『上手い・速い』という訳では無い。とにかく『いろんな意味で凄い』のである。時間とか空間とかもうあんまり気にしていないウルクドライブ。
単独行動(A)マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。疑似サーヴァントという事もあって、ほぼ自由に現世で単独行動できる。二週間ばかりカルデアを離れて、こっそりと女神を崇めるイベントを企画するなど造作も無い事だったろう。
女神の神核(B)生まれながらに完成した女神であることを表すスキル。精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。精神系の干渉をほとんど緩和し、肉体の成長もなく、どれだけカロリーを摂取しても体型が変化しない。『神性』スキルを含む複合スキルでもある。擬似サーヴァントであるため、ランクはB止まりとなる。
輝ける水の衣(A)大王冠を水着に替えたスキル。大王冠はイシュタル本人にのみ作用するものだったが、こちらはパーティ全員に行き渡る。そのかわり出力は低い。
アクセルターン(B)マアンナスクーターによる緊急回避。小型になったマアンナは通常より小回りが利くらしく、一瞬の回避を可能とする。追っ手からの攻撃を華麗にかわす様は、ハリウッド映画のヒロインの如し。
サマー・ブレイカー!(A→A+)夏を(色んな意味で)破壊する女神。一時的に女神としての霊基を解放し大暴れする。玉藻の前キアラが持つ『女神変生』のダウン版。

宝具編集

神峰天廻る明星の虹(アンガルタ・セブンカラーズ)編集

  • ランク:EX
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:0~???
  • 最大補足:???


「女神のバカンス、味わってみる?」

「お願いマアンナ!ゴージャス、ハッピー、エレガント!煌めく旅路は『神峰天廻る明星の虹(アンガルタ・セブンカラーズ)』……!!」


マアンナが現代風の乗り物になっているため真名も現代風にコンバートされている。

マアンナスクーターに乗り地球の様々なリゾートを観光(背景が雷門と凱旋門に変わる)してご機嫌になり、そのハッピーな気持ちを魔力に変換して流星のように地上にふりまくという虹の宝具。


衣装替えも見目麗しく地上に降り注ぐ魔力は輝く星となって敵にダメージを与える。

本人はとてもハッピーかつファビュラスな雰囲気だが、地上はほんと大迷惑である。


ちなみにレンジ、最大捕捉の「???」は『FGO Material』の記載通りである。


詳細は該当記事を参照。


ゲーム上での性能編集

初代サンタゴールデンライダーに続く、三騎目の配布ライダークラスとなっている。最大HP/ATKは【10692/9603】とゴールデンより若干ATKを下げた感じで攻撃型のステータス。カード配分は《Quick:2/Arts:1/Buster:2》のアーチャー型で〔Q:3/A:2/B:3/Ex:5〕とどの攻撃も多段ヒットする。


主要となる筈のQはスター・NP獲得量共に低めであるが「騎乗(EX)」の恩恵でA攻撃並の威力は保証されている(比べられそうな低カード性能の代名詞はクラス補正抜きでもダメージが低い)。初手ArtsでもNPを稼ぎにくいが、そのArtsは標準的な性能でありNP獲得補助スキルもあるので、NP効率自体は比較的に優秀な部類になっている。保有スキルは2つのクリティカル威力アップスキル、別々に付与出来る回数回避と無敵、味方のBuster&Quick支援スキルというラインナップが揃っている。


『輝ける水の衣』は「輝ける大王冠」の亜種で、味方全体のQ性能&B性能&NP獲得量を3ターン強化。味方全体への支援スキルとしては効果が豊富である。Artsが多い味方にとってもNP獲得量アップは無駄にならずQuickであれば、火力の他にNP獲得量を大きく上げる事が可能となっている。


『アクセルターン』は自身に回避1回&クリティカル強化1ターンを付与。CTが最短4と回避スキルの中でも取り回しが良く道中でもどんどん使っていける。回避は1回だけとはいえ、チャージスキルを持たないキャスターやバーサーカー等を相手にする際は宝具を無効化し続ける事が可能となる。更にクリティカル威力アップの効果も高く攻撃用としても優秀なスキルである。それに加えて、こちらの効果をメインに使った場合でも一旦付与された回避は引き続き残るので無駄にはならない。


『サマー・ブレイカー!』は「女神変生」に近いスキルになっており「アクセルターン」と同系統の効果も内包しており、クリティカル威力アップの重ね掛けも効果的。回避と無敵は同時に付与出来るので併用すれば2回までの攻撃を無効化することも可能。集中度が高いライダーのため、いざブレイブチェインを撃つという時に比較的少ないスターでもクリティカルを狙えるのは大きな利点。デメリットとしてスタンのスター集中度が仇となりスタン中にもスターを集めてしまう。先述の「アクセルターン」のCT短縮を止めないためにも弱体無効を事前にかけておくと良いだろう。


後に2024年水着イベントの際の強化クエストにおいて『サマー・ブレイカー!』が強化されており、NP獲得が3ターンになり、NP増加が追加された他、なんとデメリット効果が削除された。


宝具『神峰天廻る明星の虹』の効果は上述の通りである。第1スキルや第3スキルでスター発生率やNP獲得量を強化可能であり、騎乗ランクもEXなのでダメージにも期待出来る。スター生産能力も高く、自前のバフを特盛にするだけで50個以上のスターを稼いで飽和状態にできるほどである。


何気にスキル強化の素材が驚くほど安いという、マスターの財布に優しいサーヴァント。「追憶の貝殻」が【1スキル12×3スキル=36個】とやや面倒だが「智慧のスカラベ」「原初の産毛」「奇々神酒」はそれぞれ【1スキル8×3スキル=24】で貝殻も含めてイベント中の交換ショップで8割方回収可能とお得である。QPとスキル石さえ足りていれば熟練マスターなら容易にスキルMAXが達成できる。


以上のように配布ライダーの慣例に則った高性能サーヴァント。

基本的にはバッファーとしてパーティーを盛り立てながら、同時にサブアタッカーとしてザコ散らしとスターの大量生産が可能であり、いざとなればクリティカルアタッカーとしても立ち回れるという、イベント中のレース主催者としての卒の無さを想起させる万能サポーターとなっている。


……が実はこれほどの性能ながら、イベント復刻まで注目が薄かった不遇のサーヴァント

何せそれまでに出た配布ライダーは、宝具火力がぶっ壊れの域スレスレという強烈さで知られ、周回やボス撃破にうってつけの性能をしていた。さらに追い打ちをかけたのが初代配布ライダーでありながら限定サーヴァントとしてまたライダーとなったメイドさんの存在で二重のQuickバフで宝具威力に下駄を履かせることが出来る攻撃型の立ち回りが出来たことから、性能的にも存在感的にも食われてしまった。付け加えるなら彼女の宝具Lvを上げるためのクエストが、どれも高難易度級の難関クエストだったため、第1部を未クリアあるいは駆け足でクリアして来たような初心者マスターにはハードルが高かったために、別の意味で悪目立ちしてしまったことも挙げられるであろう。


関連人物編集

藤丸立香

契約したマスター。描写的に彼/彼女の姿に化けることが可能な模様。

イベント中では、彼/彼女の人望を見込んでレーススタッフにスカウトした。

オフの日にはマアンナ号でドライブに連れて行こうとする。事故が心配だが……


ブレイブエリザ

水着のようなビキニアーマーを見て、錆びないのかと零している。

そして「……というかあの子、年々増えてない?」と指摘していた。


坂田金時(騎)

バイクに乗るライダー仲間。彼が所有するゴールデンベアー号を「中々のモンスターマシン」と評価している。レースに誘ってみようかと思っているが「ゴールデン」を真名にしているのには困惑。


カーマ

こちらは依代の妹を依代にした疑似サーヴァントであり、クラス相性で天敵となっている。

水着霊基のあちらからは妙に張り合いたい気分と称され、実際イベント中でも争っていた。


鈴鹿御前〔サマバケ〕

後に登場したライダークラスの水着サーヴァントでバイクに飛び乗り攻撃すると似た共通点を持つ。なお、彼女はレースする気マンマンである(しかし、イベント中ではニアミスしていた)。


余談編集

プロフィールの通りパーカーの下は白のハイレグ水着と設定されている。女性キャラのハイレグ率がどんどん高くなっている本作であるが、残念ながらイシュタルに関しては設定のみで再臨してもパーカー姿のまま、その全貌を拝むことはできない。ちなみにイシュタルは元々服装の露出度が高いため、水着なのに普段よりも着込んでいる。外見的には、レースクイーンと言った趣である。


また、この姿になっても地面に足をつけたくないのか、立ち姿は空中に浮遊している。

そして、彼女の傍らには謎の生物が……(イシュタル本人はノーコメントを貫いている)


また、スクーターに変化したマアンナだが、モデルの機種となっているのは恐らく、というか確実に映画「ローマの休日」で有名なイタリアのピアッジオ社が販売している「ベスパ」だろう。


関連イラスト編集

Racing Ishtarセンシティブな作品

センシティブな作品センシティブな作品

センシティブな作品イシュタル


ぬいぐるみmode

センシティブな作品


関連タグ編集

Fate/GrandOrder 水着サーヴァント ライダー(Fate) 水着

デッドヒート・サマーレース! デスジェイル・サマーエスケイプ











※ 以下、イベント『デッドヒート・サマーレース!』のネタバレ注意!



















実は普通にレースを終わらせるつもりはなく、参加チームに渡したパーツとコノート国の上に乗せた金星という惑星のテクスチャを力のある英霊達に通らせる事によって陣を描かせ、レースによってパーツに蓄積された魔力を使って新しいグガランナを生み出すという方法を考えていた。建設された出張イシュタル神殿も正体は『イシュタルQPS(クォンタム・ピース・システム)』という何処かの聖杯戦争で聞いたようなシステムであった(なお、その外見はどう見てもATMであったが)。


そもそも天牛グガランナとは、かつて英雄王に手酷くフラれた意趣返しとして、イシュタルが父である天神アヌに乞うて連れ出しバビロニアを崩壊の危機に陥れた強大な神獣である。第七特異点では彼女の宝具と語られており、英雄王もそれを目算に入れて自陣営にイシュタルを引き抜いた。


――だが、肝心のグガランナはいつの間にか彼女の手元から消え失せていた

結果女神はジグラットの片隅で「私は駄目な女神です」と彫られた粘土板を抱えさせられ、役立たずの烙印を押される結果となった(近くて遠い存在のせいなので、或る意味とばっちりである)。


それからカルデアに召喚されて以降も、隙を見ては特異点に赴いて引き続きグガランナの探索や再召喚を試みていた模様だが、結局すべて空振りに終わってしまう。だから女神はこう結論した。


――グガランナはもう私の手には戻ってこない


誰かに別の目的で召喚されて所有権を逸しているか、かつての天の神々と共々に役目を果たして消滅したものと結論づけたのだ(結果的には前者が正しい)。であれば、やるべきことはただ一つ。


創ってしまえばいい、二頭目のグガランナを


かくして女神は失った自らの宝具と自信を回復させるべく、バビロンの蔵に仕舞っていた宝物からグガランナのパーツを鋳造し財をはたいて大規模なレース(=奉納の義)を計画するのだった。戦闘グラフィックで周りをうろついていた黒いマスコットのような生物はグガランナの幼体である。


本人的には「丁度いい特異点が見つかったから、それ使って新しい『天の牡牛』作ろう!自らの神格も上がるし、戦力も増えるからきっとマスターも嬉しいはずよね!」という計算(?)で動いていたようだ。だが肝心な特異点の解決方法やそれに伴う周りの迷惑は一切考えていないという、憑代特有の「うっかり」も相変わらずであった模様。仮にグガランナの再創造に成功した場合、レース参加者や観戦者から巻き上げた霊子はおろか特異点周囲の霊子や地脈の霊力さえ根こそぎ絞り上げてしまうため、特異点であるコノートの人理が崩壊するという本末顛倒な事態になっていた。


結局同じ金星の女神である副監獄長に「いくら何でもやり過ぎ」と咎められグガランナマークⅡは彼女によって粉砕され、罰としてジグラットの上で日光浴をしていた王様から送られた「私は駄目な女神です」と書かれた粘土板を再び持たされ(今度は本当に持っているグラフィックもある上、ちゃんと粘土板に書かれている)レース終了後の記念撮影でど真ん中に座らされて曝し者になるという恥辱を喰らい、べそをかく羽目となった(今度はとばっちりではなく、ただの自業自得)。


ここまでしてグガランナにこだわったのは前述した第七特異点での失態が理由。

特異点の異変には直接手を出せず手をこまねき、グガランナを呼べずにかつて惚れた人の王に駄女神の烙印を押され姉妹神を引き込むために二度目の冥界降りを敢行した際にはけちょんけちょんにこき下ろされと、最高の女神としての面目を潰されてしまい自分の役立たずぶりに辟易していたためだった。とは言え汚名返上のために講じた作戦が、欲に負けてカルデアを出し抜き一人勝ちを狙うという発想なのが相変わらず残念というべきか……いい加減懲りるということを知らんのか


結局そんな邪な発想に至ってしまったがために、いつもの通り盛大に自爆。

ものの見事に【敗者】となってとうとう己自身に嫌気がさしてしまう始末。


ちょっと考えればリスキー過ぎるのは解るはずなのに……


ある種の「賭け狂い(ギャンブラー)」なのかもしれないが、そもそも自身も依り代も黄金律が悲しいくらい皆無(英雄王曰く、仮に付けるならD−~E、しかも稼ぐ才能はあっても欲をかいて決して手元に残らないという悲しい特性付き)なのは解りきっているはずなのに、なんでこうまた……


そんな駄女神様であったが、彼女の評価を『天の牡牛』ではなく彼女自身に見出した人間だけは決して彼女を卑下せずもう一度仲間として迎え入れると宣言した。イシュタル一世一代の大博打は大失敗と終わったが、自身を正当に評価してくれるマスターを再確認できたのは大きな戦利品だったに違いない。そして、今回の禊として駄女神宣言の粘土版を持って記念撮影させられたのだった。


ちなみにグガランナのビジュアルは、公式絵師のPFALZ氏が『FGO』リリースの前である2012年に非公式の二次創作として描いたものが正式に採用された模様である(細部はやや異なる模様)。


天牛-グガランナ- ギルガメッシュ&エルキドゥVS天の雄牛


なお肝心の消えたグガランナはというと、彼女の憶測通り別の世界線に召喚されていた

第七特異点を攻略したユーザー達にとっても、今回のイベントを攻略したユーザー達にとっても本当につくづくいい迷惑である。おまけに、その世界においてもめちゃくちゃに暴れ回っていた。


そしてこの夏の一件には更なる続きがあった。


2017年クリスマスイベント『冥界のメリークリスマス』にて、カルデアとエレシュキガルを救うために冥界下りを慣行中の主人公とサンタの前に突如アーチャーの方のイシュタルが現れた。詳細な経緯は省くが、彼女との戦闘に勝利した主人公はクリスマスのプレゼントを贈り、冥界の門を開こうと試みる。その時のプレゼントは、依り代の少女が持っていた「宝石のペンダント」だった。


宝石を貰い喜ぶイシュタル、これで門が開く……かと思いきや依然として門は固く閉ざされたままであった。それは「宝石のプレゼントは嬉しいけど欲望に限りはないからもっと欲しい(要約)」という無茶苦茶な理由で、あんまりな理由に彼女を喜ばせて門を開かせるのは不可能と思われた。


その時、主人公がイシュタルに教えたモノ、それこそが「QPS」である。後の自分自身が考案した大量のQPを一気に入手できる夢のようなシステムに彼女は満足し冥界の門は開かれたのだった。


なおイベントシナリオ中の冥界の時間軸は一年ずれて2016年のため、その時点でまだイシュタルはQPSを知らない・思いついていないが、主人公のプレゼントにより発想を得ることになる。そしてそれが2017年の夏に完成を果たして、上記の事件を巻き起こすことになり主人公がQPSを知る。


そのため夏のイベントとクリスマスのイベントの間で「鶏が先か卵が先か」の問題が発生してしまうようになった(つまり、イシュタルがQPSを思いつくのが先か、主人公に教えられるのが先か)。

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