「暗黒に、染〜まれ♪」
「ほ~んと、しぶといクソガキですこと……」
データ
概要
『仮面ライダーガッチャード』第4話に登場。
インセクトケミー「アントルーパー」が冥黒の三姉妹の一人・ラケシスに取り込まれて誕生したマルガム。
黄色い触角と翅を生やした黒蟻を横向きに包帯で無理矢理固定したような姿を持ち、素体の両腕は交差するように拘束されており、代わりに蟻の大群で構成された右腕を備える。
ケミーが蟻の特性を持つため、本体に該当するクイーンと群れで行動するコマンドの二種類が存在する。
ラケシスの得意とする口琴を媒介にした錬金術が強化されており、展開したアリの巣状の巨大な迷宮に対象を誘い込み、クイーンが生み出したコマンド隊を使役した集団戦闘を行う。
また、クイーンは単体でも非常に高い戦闘力を有し、左腕の蟻の腹部型のマシンガン武装からなんでも溶かす特殊な酸の放出による遠隔攻撃と鋭利な羽を利用した斬撃を得意とする。
コマンド隊
クイーンが生み出す分身にして兵隊蟻。違いとして翅が無く触角が黒くて短い。
単純な指示しか聞けないが、群れを活かした戦術や酸による奇襲で対象を追い詰める。
活躍
宝太郎の持つガッチャードライバーを奪う為に捕縛したアントルーパーを囮に彼とりんねを廃屋に呼び寄せ、即座にラケシスがアントルーパーを取り込み変貌。
廃屋を特殊な迷宮に変え、特殊な蟻酸を放ってガッチャードを溶かさんとし、コマンドを隊を召喚して脱出を図る彼らを追い詰める。
その後、送り込んだコマンド隊が崩落に巻き込まれ、命辛々逃げ切って安堵する2人の前に出現。不意打ちの蟻酸でガッチャードを変身解除に追い込み、「風雅を殺害した」とりんねに明かして彼女の心をボロボロにしようと目論むが、サスケマルのライドケミーカードをケミーライザーにスキャンした宝太郎の逃亡を許した。
そして、再変身したガッチャードが次々とチェンジしたエナジーマルワイルド、ヴェノムマリナーに跡を合わせたコマンド隊が撃破されるも、背後を取ってりんねを人質に取り、ドライバーを明け渡すように脅迫。それを見て変身解除した、宝太郎が置いたドライバーを手に取るも、ケミーライザーに忍ばせていたエナジールの不意打ちを受けドライバー手放してしまう。
そのままガッチャード・アッパレスケボーと交戦するも連続攻撃を叩き込まれて怯んだ隙に、「アッパレスケボーフィーバー」を喰らい壁に叩きつけられ爆散・敗北。
分離させられたラケシスはすぐさま撤退し、解放されたアントルーパーも無事に再封印された。
アントルーパーマルガム
CV:高岡香
スーツアクター:榮男樹
データ
- ケミー:アントルーパー
- 身長:220.9cm(クイーン)/ 203.0cm(コマンド)
- 体重:131.6kg(クイーン)/ 119.9kg(コマンド)
- 特色/力:暴走/迷宮の展開/増殖
第37話に登場。
冥黒王ギギストの錬金術によってアントルーパーが冥黒の力に染まり、単体でマルガムにされた姿。
スケボーズマルガムと同様にこれまで以上に悪意に支配されて凶暴化しており、左腕のマシンガンから赤い蟻酸を放って周囲のものを溶かしてしまう。
アンツマルガムと同様コマンド隊を呼び出し、物量戦でりんね達を苦戦させた。
冥黒のマルガムの特性を把握しているため迂闊に手を出せないりんね達を圧倒し、りんねを変身解除に追い込んだ。
その後、宝太郎が変身したガッチャード・ライトニングジャングルと交戦するもののこちらも圧倒。しかし、ミナトとスパナが救援に駆けつけ、ミナトがコマンド隊を撃破、スパナが仮面ライダーヴァルバラドに変身して「ヴァルバラドクラッシュ」をアントルーパーマルガムぶつけたことで撃破された。しかし、(カードに再封印されたものの)アントルーパーも白色化してしまい、一切の活動を停止してしまった。
余談
ラケシスを演じた坂巻有紗は雑誌の取材にて「”ありさ”だからアリ……?」とのコメントを残している。
そして撮影後、アントルーパーのカードをプレゼントされた。……ちなみにクロトー役の宮原華音はカマンティスのカード等は特にもらっていないらしい。
アリモチーフのライダー怪人はアリメギド以来。