200溝ドル(20000000000000000000000000000000000ドル)とは、ある裁判で決定された賠償金の額である。
2024年10月28日、ロシアの裁判所がGoogleに対し2澗ルーブルの賠償金を支払うよう命じた(ロシアの裁判なので、当然ルーブル建てである)。
1ルーブル≒0.01ドルであるため、ドル換算すると200溝ドルとなったわけである。1ルーブル≒1.5円なので、日本円では3澗円となる。
理由としては、ロシアの国有テレビ局などがYouTubeにブロックされており不利益を被っているためとしている。2020年に始まったこの訴訟では、9か月以内にブロックを解除しない限り定期的に賠償金を上乗せし、さらに支払われない場合は毎週2倍にするとした。
その上乗せの額は1日につき10万ルーブル≒1000ドル。これを長年放置したため、合算するととんでもない額になったということである。
なお、ロシアの裁判所は過去にも「ウクライナ関連の偽情報を削除しなかった」などとして200億円の罰金をGoogleに課したこともあり、罰金を科すこと自体は珍しいことではない。
あまりにも現実離れした金額に虚構新聞を連想した人も多く、公式アカウントから「これは現実のニュースです。ご了承くださいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。」と声明が出されている。
大きい額の比較は「5000兆円」の記事で非常に豊富に用意されているので、そちらも参考にしていただきたい。
この記事では当該記事と被ってもアレなので、少なめにとどめておくこととする。
前提として澗(10の36乗)は億の10000000000000000000000000000(1穣)倍、兆の1000000000000000000000000(1𥝱)倍の単位である。𥝱はハイパーインフレでたまに使われる垓の上、穣はその杼の上と書けば大きさのイメージがつくだろうか。
ちなみに、地球を形成する原子の数は1.3×10^50個(≒100極。澗の3つ上の単位)なのでそれよりは少ないが、人間を構成する原子(≠細胞)の数は60kg前提で1000𥝱(5.72 × 10^27)個らしい。
世界の人口上位3カ国(インド(1,438,070,000人)+中国(1,422,585,000人)+アメリカ(3,204,132,000人))のすべての人を集めると約30億人=3澗個の原子の集団になる。
(本記事のスレ>>55より。人口のデータは「世界の人口 国別ランキング・推移(国連)」(2023年)を参照している。
掲示板
128 ななしのよっしん
2024/12/15(日) 09:09:12 ID: dukKm9OeZS
129 ななしのよっしん
2024/12/16(月) 09:53:03 ID: Y06i9jIJX/
札を刷るとぃうのはネタであることは承知の上でいうと、別に中央銀行に金額分の札を刷って貰う必要はなくて、硬貨鋳造権を持ってる政府が200溝ドルコインを1個鋳造してそれを中央銀行に預金すれば、帳簿上は200溝ドルを生み出せるのが現代の経済システムのありがたいところではあるんだよな
(実際アメリカでは、下院がロックアウトされて予算案が通らず政府債務の支払いがデフォルトしそうになったときに、1兆ドル硬貨の鋳造がアイディアとして取り沙汰されたことはある
https://
もちろん200溝ドルをロシアに流せばその瞬間いろいろ人類の高度に発展した経済社会は終わるわけだけど
130 ななしのよっしん
2024/12/16(月) 09:56:13 ID: Y06i9jIJX/
歴史の授業だと貨幣改鋳による悪銭化が物価の高騰みたいに習うからハイパーインフレってそういうもんだって思い込んじゃうけど、WW1後のドイツにせよジンバブエにせよ、20世紀以降のインフレって単に生産力の極端な欠乏が起きた結果として紙幣が紙屑化したのであって、最初から紙幣が紙屑になった例は実はあんまりない
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最終更新:2025/01/26(日) 06:00
最終更新:2025/01/26(日) 05:00
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