高幡不動駅 単語

高幡不動駅（たかはたふどうえき）とは、東京都日野市にある京王電鉄及び多摩都市モノレールの鉄道駅である。乗り入れる路線は京王線、京王動物園線、多摩都市モノレール線の3路線。

概要

京王電鉄(開業時は玉南電気鉄道)の開業75年後に多摩都市モノレールの延伸区間が開業し、乗換駅となったが、両駅の間は多少の距離があり、徒歩4～5分ほどかかる。2007年に竣工した京王高幡ショッピングセンターにより、両駅の改札同士は同一平面でつながるようになっている。

京王電鉄

高幡不動駅
たかはたふどう Takahatafudō
基本情報
所在地	東京都日野市高幡139
所属事業者	京王電鉄
所属路線	京王線 動物園線
駅番号	KO29
駅構造	地上駅
ホーム	3面5線
乗降人員	47,988人/日 （2022年度）
開業年月日	1925年3月24日
備考
開業時は高幡駅。
駅テンプレート

	高幡不動
	たかはたふどう　Takahatafudō	百草園
南平		多摩動物公園

単式ホーム1面1線、島式ホーム2面4線を有する地上駅で、5番線まで有する駅は、当駅以外には新宿駅のみ(京王線新宿駅3線（降車専用ホームを除く） + 新線新宿駅2線)。下りのMt.TAKAO号を除く全ての列車が停車する(下りMt.TAKAO号も運転停車はする)。当駅始発・終着の便もある一方、緩急接続は一部時間帯を除き行わない。

かつて動物園線に8両や10両の運用があったころは、1番線が4両までしか対応していないため2番線から発車していた。しかし2021年3月のダイヤ改正で京王線からの直通運転取りやめと共に全列車が4両編成に統一され、2番線からの発車はなくなった。

開業時は現在よりわずかに西に所在していたが、1964年の動物園線開業に合わせて移築された。現駅名に改称されたのは1937年である。2004～2007年に行われた駅舎改良工事により、南北自由通路を持つ橋上駅に生まれ変わった。

高幡不動検車区が隣接しており、運行上の拠点となる駅である。また多くの車両を眺めることができる。京王は新車納入をトレーラーによる陸送で行っているが、一時期は当駅近隣の土地に陸送し、重機により搬入していた(現在は若葉台駅付近にて搬入している)。

多摩都市モノレール

相対式ホーム2面2線を持つ高架駅。利用者数は多摩都市モノレール全19駅中6位(2023年度)。

当駅の南側には渡り線があり、北行の始発列車に限って高幡不動始発上北台行きが定期で存在する。過去には臨時列車として立川方面から高幡不動行きが設定されたり、多摩センター駅での信号トラブルで当駅で折返し運転となったりしたこともあり、1000系車両では当駅の行き先表示を出せるようになっている。

駅ホームからは京王線の線路と車庫を見下ろすことができる。また、多摩センター方面の列車に乗ると中央大学・明星大学駅があるため、時間帯によっては学生を中心に乗客が集中することがある。

改札の横にセブンイレブンがあり、たまものグッズを販売している。

ホーム・ドア案内

京王電鉄：ホーム

※3・4番線が本線。2・5番線が待避線で、一部の待避列車と当駅始発・終着の列車が使用する。
※動物園線へは1・2番線から入線可。

京王電鉄：各施設最寄ドア

最も京王八王子または高尾山口寄りのドアが1号車1番ドアです。

• 多摩動物公園駅から乗っている場合→1番線
• 京王線京王八王子・高尾山口方面に乗っている場合→2・3番線
• 京王線新宿方面に乗っている場合→4・5番線

1番線(多摩動物公園から)

2・3番線(京王八王子・高尾山口方面)

どちらに到着しても同じドア位置です。

4・5番線(調布・新宿方面)

高幡不動に到着する際のアナウンスで、出口が右側なら4番線、左側なら5番線。

多摩都市モノレール：ホーム

多摩都市モノレール：各施設最寄ドア

最も多摩センター寄りのドアが1号車1番ドアです。

1番線(上北台方面)

2番線(多摩センター方面)

隣の駅

 京王線

種別	隣の駅：上り (調布・新宿方面)	当駅	隣の駅：下り (京王八王子・高尾山口方面)
Mt.TAKAO号(下り)	明大前駅(KO06)	通過	高尾山口駅(KO53)
Mt.TAKAO号(上り) 京王ライナー	聖蹟桜ヶ丘駅(KO27)	高幡不動駅(KO29)	北野駅(KO33)
特急
急行
区間急行	百草園駅(KO28)		南平駅(KO30)
快速
各駅停車

※上りMt.TAKAO号・京王ライナーは乗車専用駅で座席指定券が必要となる他、降車可能な駅は明大前駅・
　新宿駅のみ。下り京王ライナーは乗車券のみで乗車可能。

 動物園線

種別	隣の駅：上り	当駅	隣の駅：下り (多摩動物公園方面)
各駅停車	-	高幡不動駅(KO29)	多摩動物公園駅(KO47)

駅周辺

駅名の由来となった高幡不動尊(高幡山金剛寺)は当駅の南西にあり、このため長い間南口しか存在していなかった。南口からの参道沿いには飲食店が多く、参拝客以外でも賑わう。駅に隣接して、前述の京王高幡SCが開業した他、バス乗り場も整備され京王バスが頻繁に発着するなど、日野市南部の交通・生活上の中心となっている。

北口は浅川が近く面積が狭いが、住宅地としての歴史は古い。長年、地下道によって南口と結ばれており、橋上駅舎化・南北自由通路設置後も地下道は健在で、自転車利用者はもっぱらこちらを使用する。

また、多摩モノレール通り上、京王線の北側には「モノレール北口」があり、歩道橋を通じてモノレール駅の改札口に出られる。ここには週1往復でJR日野駅と結ぶ京王バスが発着するが、バス停名は「モノレール北」である。

関連動画

関連項目

• 鉄道関連項目一覧
• 鉄道事業者・路線一覧
• 駅名一覧（関東地方）
• 京王電鉄・京王線・動物園線
• 多摩都市モノレール
• 高幡不動

外部リンク

• 京王電鉄：高幡不動駅
• 多摩都市モノレール：高幡不動駅