「天を突きそびえ立つこの城を、人は『たけし城』と呼ぶ!今まさにこの城をめぐって壮絶なる戦いの火蓋が切って落とされようとしていた!!」
風雲!たけし城とは、1986年~1989年にTBSテレビ系で放送された視聴者参加型アトラクションバラエティー番組である。
番組の正式名称は「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」。通称「たけし城」。
TBSが神奈川県横浜市郊外に所有するテレビスタジオ「緑山スタジオ・シティ(通称:緑山スタジオ)」の広大な敷地内に総工費1億円をかけて数多くのアトラクションを建築し、司会のビートたけしが城主であるという設定の「たけし城」の陥落を果たした者には賞金100万円を、そこまでに至らなかったものの記憶に残る活躍をした者には敢闘賞として10万円を進呈するという趣旨のアトラクション型ゲーム番組である。
往年の名番組「8時だョ!全員集合」で培われていた舞台美術の技術を大々的に投入している。
この番組で得たノウハウを元に、後に「関口宏の東京フレンドパーク」「筋肉番付」「SASUKE」と、TBSは積極的にアトラクション型バラエティー番組を世に送り出すこととなる。
金曜夜8時に放送され、TBSの同枠では「3年B組金八先生」以来の大ヒット番組となった。
このヒットによって、裏番組として長年TBSを苦しめていた「太陽にほえろ!」(日本テレビ)や「ワールドプロレスリング」(テレビ朝日)が終了・枠移動となる遠因となった。
放送期間中の1986年12月に、ビートたけしとその弟子集団であるたけし軍団が講談社の写真週刊誌「FRIDAY」の編集部で暴行事件を起こし逮捕されるトラブル(「フライデー襲撃事件」)があり、たけしら事件関係者の謹慎期間中は、事件に参加しなかった井手らっきょ、ラッシャー板前、つまみ枝豆らを中心にして乗り切った。
たけしや出演者のスケジュール的都合や2日かがりになる事もあった収録時間の長さから惜しまれつつ1989年に終了、放送期間はわずか3年間と短い。しかし、海外でも番組そのものやフォーマットが輸出され、現在までに世界159カ国・地域で放送されている。日本のテレビ史に確実に足跡を残した番組である。
参加者は概ね100名前後、攻撃軍谷隼人隊長の下たけし城へ出撃する。第1関門、第1砦を突破した参加者は6つのアトラクションに挑戦する。
各アトラクションは非常に高難易度であるため、一定数の失格者が出た時点で残りの者は無条件で次のアトラクションへ進める仕組みとされていた。概ね2つクリアできればたけし城前に通じる人喰い穴への挑戦権を得る。人喰い穴をクリアするとたけし城に通じるトンネルをワープし、たけしとのカート戦へ挑む。そこで勝利すれば100万円獲得となる。
途中、主に稲川淳二演じる戦場レポーターが印象に残った失格者にインタビューする様子も頻繁に流れた。番組中期までは軍団メンバーによるアトラクションのデモンストレーションコーナーも存在した。
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最終更新:2025/01/24(金) 18:00
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