覇王翔吼拳とは、SNK・SNKプレイモアの格闘ゲームに登場する空手の流派「極限流」の奥義の名称である。
格ゲー史上初の超必殺技であり、大きく気を溜める動作の後、掌より巨大な気弾を放つ。極限流空手の裏の奥義が「龍虎乱舞」であるならば、覇王翔吼拳は極限流空手を代表する表の究極奥義である。
使用者は、龍虎の拳シリーズのリョウ・サカザキ、ロバート・ガルシア、Mr.カラテ、ユリ・サカザキ。餓狼伝説シリーズのマルコ・ロドリゲス。そして何故か真サムライスピリッツの黒子。
極限流の始祖、タクマ・サカザキは覇王至高拳(はおうしこうけん)という上位技を持ち、これも覇王翔吼拳の一種であると考えられる。覇王至高拳は気力の消費が大き過ぎるため、タクマ(及びMr.カラテ)にしか使えないとされる。
初代「龍虎の拳」では、ガードしても吹っ飛ばされ大ダメージ、下手をすれば気絶という、まさしく必殺技を超える超必殺技だった。発動までに大きな予備動作があるものの、弾は巨大かつ弾速が非常に速いため、通常のジャンプで躱すことも難しい。実は弾に攻撃を当てると相殺することが出来るのだが、弾速の速さから難度が高い。コマンドをゆっくり入力することで弾速を遅くすることも出来るので、タイミングをずらすことも可能であった。
ラスボスのMr.カラテが使用する覇王翔吼拳は気力ゲージをリョウ達の半分程度しか使用せず、予備動作が気力溜めと似ていて分かり難いため非常に強力。
「龍虎の拳2」ではガードの上から吹っ飛ばされることは無くなったが、削りダメージがやや大きく、止めに使ったり気絶した相手に直撃させたりといった使い方は相変わらず有効であった。タクマ・サカザキの覇王至高拳は若干前後の隙が小さいが、ほぼ同じ性能と考えて良い。
龍虎の拳、龍虎の拳2では、CPU戦ではボーナスステージのミニゲーム「超必殺技伝授」をクリアするまでは使用出来なかったが、それ以外には必殺技ゲージを大きく消費する程度で、体力ゲージの制限など特殊な発動条件があるわけではない。
コマンドは一貫して+ボタン。ボタンは無印と2がAボタン、龍虎の拳外伝ではCボタン。
なお、初代「龍虎の拳」の劇中でリョウが発した台詞「武器を持った奴が相手なら、「覇王翔吼拳」を使わざるを得ない」は虹裏を始めとしたネット上でよくネタにされており、ニコニコ動画内でも多数のコラ動画が作られるなどしている。→「覇王翔吼拳」を使わざるを得ない
コマンドは基本的に龍虎の拳シリーズを踏襲して+P。KOF'99以降のユリは+P(溜め)。餓狼のマルコは+P。
KOFのゲーム中でこの技を見る機会が一番多いのは、KOF'99以降のユリが牽制として放つ溜めバージョンと、タクマの覇王至高拳であろう。
KOF'94~'95では通常の必殺技扱いで、硬直が長いうえに簡単に飛び越えられ、ダメージも少ないので死に技に近い。昇竜コマンドの暴発で出てしまうことがある。超必殺技に格上げされたKOF'96からは弱版を連続技のお供として加えることができるなど、万能な技の一つになった。
しかし近年のKOF、XIと'98UMではライバルの如月影二の似た性質を持つ斬鉄波に性能で負けていたり、KOF2002UMで一応対空に使えたりするが強い対空技の虎砲がある、コンボに組み込んでもその他超必殺技の方がダメージ面でも優れていたりとパッとしないが、わからん殺しには使えなくも無い。
コンボとして繋げられる技があまりない。そもそもロバートは通常技や必殺技の性能が比較的良く、また他の超必殺技の方がコンボに組み込みやすいため、牽制ぐらいに使うのが最適と思われる。
相手の飛び道具をかき消すので、飛び道具を撃ってきた時に打ち返すのが良いと思われる。またネスツ編以降は虎煌拳を溜めると覇王翔吼拳に変化するようになり、牽制に非常に役に立つ。
「KOF MAXIMUM IMPACT」シリーズの「2」から使用する超必殺技。突進して相手を踏み台にジャンプし、空中から覇王翔吼拳を放つ技。覇王翔吼拳に彼女だけが使う飛燕鳳凰脚と雷煌拳の要素をプラスした技で、性能はほぼ飛燕鳳凰脚の上位版となっている。
「REGULATION"A"」では直接空中から放つバージョンもある。
リョウやロバートと違い溜めることが可能で、これが翔吼拳との大きな差である(もっとも、KOF2003ではロバートの翔吼拳も溜めることが出来る)。
KOF'94~'95ではリョウ達の覇王翔吼拳とそれほど差がなくやはり死に技。KOF'98では発生を見てから潰されたり、威力も微妙だったりと、高性能な虎煌拳へのハンデのような扱い(虎煌拳を正確に入力しないと暴発する)である。次作の'99に至っては発生がこれより遅く、超必殺技のためゲージを消費するなど、完全に死に技と化している。しかし、その後の2000、2001、2002UM裏版では発生が早く威力も高い、そして弾もでかい、と圧倒的に使い勝手が良くなっている。また、強飛燕疾風脚二段目からの追撃でも決められるという、非常に高性能な技となった。
2002、NEOWAVEでは弾が出ない打撃技に変更されてしまった。主な使い道はガードクラッシュや起き攻めなどである。
覇王至高拳を三連射する。「SVC」のMr.カラテのエクシード技であり、また、本気になったMr.カラテの通常必殺技である。CPUはこれを連射してくるため、非常に厄介である。
簡単に言うと、極太レーザーである。これは「KOF2000」の龍虎チームエンディングでタクマがゼロ・キャノンを吹き飛ばした時の再現である。性能は比較的良く、削りに使えたり、しゃがみ強Kからキャンセルで繋がったり、高く浮いた相手に覇王至高拳から追撃できたりと、結構万能な技である。
超必殺技版、潜在能力版ともに弾速が非常に速い。出掛かりに無敵判定があると非常に万能である。
掲示板
41 ななしのよっしん
2020/02/10(月) 19:17:37 ID: 861Dv2jOeU
リョウの覇王翔吼拳が気力を最大限に込めて撃つのに
タクマの覇王翔吼拳は省エネという感じなのかな
42 ななしのよっしん
2020/07/11(土) 20:41:29 ID: IXrAQGymyT
年季の差でタクマはタメの瞬発力が高いのかも知れん
ワインドアップとセットポジションというか、ナッパのカパ…をタメ無しで切り返した悟空みたいな
43 ななしのよっしん
2021/02/21(日) 07:19:40 ID: ItDFeVkzvv
コマンドが右・ヨガフレイムコマンド(テンキーで641236)以外だったのって、MOWのマルコだけかな??(マルコのは真空波動コマンド)
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最終更新:2025/01/09(木) 12:00
最終更新:2025/01/09(木) 11:00
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